プレスリリース

2022.6.30

日本製鉄が開発した純チタンで世界初となる環境配慮型素材「TranTixxii®-Eco」の導入を開始いたしました。

株式会社スノーピーク(代表取締役 社長執行役員:山井梨沙、本社:新潟県三条市、証券コード:7816)は、日本製鉄株式会社(代表取締役社長:橋本英二、本社:東京都千代田区、以下、日本製鉄)が開発した純チタンで世界初となる環境配慮型素材「TranTixxii®-Eco(トランティクシーエコ)」の導入を開始します。

日本製鉄とは、スノーピークのチタン製マグカップなどに使用している、チタンの素材特性(長寿命・軽量高強度・優れた環境性能)に優美性を加えた意匠性チタンを供給していただくなど、約30年にわたりスノーピークとは協業関係にあります。
また、日本製鉄とはカーボンニュートラルの課題にも取り組んでおり、CO2排出削減に向け、環境に配慮した商品開発について協議を重ねてきました。その中でスノーピークは、日本製鉄が新たに開発した、環境配慮型素材「TranTixxii®-Eco」に着目し、この度導入することを決定いたしました。

「TranTixxii®-Eco」は、チタン商品の元となるチタンインゴットの原料に、異材・異物が混入しないよう、非常に厳格な品質管理や前処理を行ったチタンスクラップを50%以上添加することで、省エネ・省資源を実現できる環境配慮型素材です。通常、チタンインゴットの原料には主としてバージン原料であるスポンジチタンを使用しますが、「TranTixxii®-Eco」では原料の50%以上をスクラップリサイクルに置き換えることができ、その結果、製錬工程におけるCO2発生量を50%以上削減できます。今後、スノーピークとしては、この環境配慮型素材「TranTixxii®-Eco」を使った、環境に優しい商品開発を進めてまいります。

スノーピークは、30年以上前からすべての製品を永久保証とし、長期的にモノを使ってもらい、「捨てる」を減らすことに努めてきました。また2011年に開業した「Snow Peak HEADQUARTERS」には太陽光発電パネル(1.5m×1m/240枚)を設置し、自然環境に配慮する経営、製品づくりを実践しています。さらに、2017年に対象製品購入時に日本の森林を一年間守る「Snow Peak Green Program」、2018年には日本環境設計の技術力を活かした再生繊維による商品開発、2019年には羽毛の回収・精製・再利用の仕組化と普及を目指す「Green Down Project」の活動に参画、2021年には全国10か所の主要拠点と直営キャンプフィールドで使用する電力を自然エネルギーへ転換するなど、多角的に環境負荷の削減に取り組んでまいりました。

今後も地球という惑星が育んできた自然がなければ楽しめない“野遊び”を守るために、CO2を排出しない環境に配慮した商品づくりをはじめとするサステナブルな取り組みに励み、より良い未来の創造に貢献してまいります。

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