
株式会社スノーピーク(代表取締役社長:山井梨沙、本社:新潟県三条市、証券コード:7816)は、北海道羅臼町(町長:湊屋稔氏)と地域活性化に向けた包括連携協定を以下のとおり締結しましたのでお知らせします。今回の連携はスノーピークが取り組んでいる地方創生の一環であり、地方自治体等との包括連携協定締結は23例目となります。世界自然遺産の町との締結は今回が初めてとなります。
羅臼町は日本の北東端に位置し、世界自然遺産の知床に代表される世界有数の自然に囲まれた町です。知床の豊かな恵みを受け、一年を通して多種多様な海の幸を獲ることができます。特に、羅臼昆布やエゾバフンウニ、秋鮭、鱈などが有名です。観光においては、夏には野生のクジラやイルカを鑑賞できたり、冬には流氷や野鳥観察など、年間を通して様々な野生動物との遭遇を楽しむことができます。
今回の包括連携協定を機に、2020年より羅臼町とスノーピークが取り組んでいる「知床羅臼野遊びフィールド」の更なる魅力向上やプロモーション強化などを推し進めてまいります。また、世界自然遺産の町ならではの知床羅臼のロケーションや地形を活かしたサステナブルな野遊びコンテンツの開発や羅臼町の海産物の活用などの連携を深めていきます。さらに、世界有数の野遊び環境を守るため、環境教育や知床の自然保護活動を行うなど、持続可能な取り組みに寄与してまいります。
スノーピークは今後も自治体や地元企業との連携を深め、これまで培ってきたアウトドアの知見を活かして、地域活性化に貢献していきたいと考えています。
北海道羅臼町との観光振興および地域活性化に関する包括連携協定
1. 協定の目的
北海道羅臼町と株式会社スノーピーク は、包括的な連携のもと相互のノウハウを活かし、地域における持続可能な開発目標の達成と持続可能な開発のための人材育成に寄与することを目的として協定を締結する。
2. 連携項目
北海道羅臼町と株式会社スノーピークは、前条の目的を達成するために、次の事項について連携して取り組むものとする。
- 野遊びを活用した持続可能な地域活性化及び人材育成に関すること
- 観光・地域の魅力発信に関すること
- 自然環境保全に関すること
- その他前条の目的を達成するために必要な事項に関すること
3. 協定の締結日
2021年10月8日(金)
4. 包括連携協定に伴う今後の連携事業(予定)
- 知床羅臼野遊びフィールド(羅臼町民スキー場)の取組強化
・2020年から羅臼町とスノーピークで取り組んでいる「知床羅臼野遊びフィールド」の更なる魅力化や誘客効果を高めるために、互いの強みを活かした企画運営、プロモーションに取り組む。 - 世界自然遺産の町ならではの野遊びコンテンツの開発
・知床羅臼特有のロケーションや地形等を活かしたサスティナブルな野遊びコンテンツの創出に取り組む。 - 羅臼町の海産物等活用での連携
・スノーピークの施設やイベント等で、羅臼町の海産物の利活用を検討する。
・海産物を活用した野遊びレシピ開発や羅臼食材のプロモーションの連携。 - 自然環境保全活動など次世代につなげる持続可能な取組
・世界有数の野遊び環境を守り続けるため 、 環境教育や知床の自然保護活動に取り組む。

知床羅臼野遊びフィールド

羅臼岳

希少な羅臼昆布

シャチウォッチング
【参考:スノーピークが締結する包括連携協定】
- 北海道銀行 (2016年2月)
- 北海道帯広市 (2016年7月)
- 愛知県豊田市 (2017年7月)
- 北海道更別村 (2017年9月)
- 大分県日田市 (2017年10月)
- 熊本県熊本市 (2017年10月)
- 北海道上川町/上川大雪酒造株式会社(2018年4月)
- 高知県 (2018年4月)
- 茨城県つくば市(2018年8月)
- 新潟県十日町市(2018年8月)
- 新潟県新潟市 (2018年8月)
- 長野県白馬村 (2019年1月)
- 株式会社 YMFG ZONEプラニング(2019年6月)
- 山口県下関市 (2019年9月)
- 熊本県人吉市 (2020年2月)
- 宮崎銀行 (2020年3月)
- 関西学院大学 (2020年6月)
- 九州旅客鉄道株式会社(2020年10月)
- 新潟県佐渡市 (2020年11月)
- 佐賀県 (2021年4月)
- 新潟県三条市 (2021年7月)
- 新潟県 (2021年9月)

根源的な人間の営みに近い体験、それがキャンプ。キャンプは個人の人間性を回復するだけでなく家族や、友人、仕事仲間との絆も深めてくれます。
しかし日本のキャンプ人口はおよそ7%。
大都市から大自然、地球上のあらゆる場所、あらゆる人に、人間もひとつの自然だ、と気づく体験を広げてゆけたら、人生の価値は、どこまでも高めていける。
私たちスノーピークは、人生を構成する5つのテーマ「衣食住働遊」に沿って、現代社会が抱える課題に対して、様々な事業で取り組んでいます。

スノーピークとスノーピーク地方創生コンサルティングは、需要が高まるアウトドア体験拠点の展開と地域の自然を繋ぐ地方創生の展開を目的として、全国47都道府県でスノーピーク運営のキャンプ場パートナーを募集しています。
自然の中に出向いて時間を過ごしたいという消費者の自然指向が、新型コロナウイルス感染拡大以降、一層加速・定着し、新しい生活様式の一つとしてアウトドアでのレジャーが広く楽しまれています。
一方、増加するアウトドア需要に対してキャンプ場施設整備が追い付いていない現状があり、人間性の回復を促すオートキャンプを通じた野遊びの価値を伝えていくために、早急に受け入れ拠点の拡大が必要と考えています。
スノーピークは、「屋外空間で安心・安全な野遊びをしていただきたい」「地域資源や文化に触れる豊かな野遊びを体験できる受け入れ拠点を増やしたい」との思いから、これまで培った知見・実績を生かし、自社運営キャンプ場を全国に拡げていきます。