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2021.10.20

「焚火台」が「ロングライフデザイン賞」を受賞!「2021年度グッドデザイン賞」を9点受賞!

株式会社スノーピーク(代表取締役社長:山井梨沙、本社:新潟県三条市、証券コード:7816)は、製品、サービスを含む9点で2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞、「焚火台」が「ロングライフデザイン賞」に選出されたことをお知らせいたします。

この度、「スノーピークランドステーション白馬」「Snow Peak GO」「グランベルク M/L」「HDタープ"シールド"メーヴェ L」「エクステンションIGT」「鉄板焼 エンバーナー」「HOME & CAMP ランタン」「サーモピッチャー1900」「火焔ストーブ サカン」の9製品/サービスでグッドデザイン賞を受賞いたしました。1990年の初受賞以降、通算受賞製品数は94点となります。

また、スノーピークとしては初の「ロングライフデザイン賞」を「焚火台」が受賞いたしました。
ロングライフデザイン賞とは、10年以上継続して提供されており、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスを対象とした賞となります。

スノーピークは今後も「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」という社会的使命のもと、革新的なモノ、コト、サービスを通じて、一人でも多くの笑顔を生み出すべく邁進してまいります。

【受賞製品/サービスと審査員コメント】

〈ロングライフデザイン賞〉
焚火台

1996年の発売から25年。
直火の常識を覆した「焚火台」はマナーとなりルールとなった。

〔審査員コメント〕
日本におけるキャンプというブームは長い時間を経て文化へと変わったように思う。キャンプというカテゴリーは単なる娯楽ではなく、私たちのライフスタイル自体へも大きな影響を与えた。焚火台はそのことを示す象徴的なプロダクトだろう。かつて、直火の焚き火は環境への影響が大きいと多くの人が意識したためキャンプスタイルが大きく変化した時代があった。しかし、火を見るという人にとってのロマンともいえる行為はキャンピングの醍醐味でもあり、諦められない人が多かったはずだ。だからこの焚火台を見たときに「この手があったか!」と唸った人も多いだろう。スノーピークが提案した新しい焚火スタイルは、キャンパーだけではなく普段の生活の中にも取り入れられるほど多くの人に愛され続けている素晴らしいプロダクトで、ロングライフデザインにふさわしい。

〈グッドデザイン賞〉
スノーピークランドステーション白馬

プロデューサー:白馬村、株式会社スノーピーク 代表取締役会長 山井太 代表取締役社長 山井梨沙、 白馬観光開発株式会社 代表取締役会長 髙梨光 、岩岳リゾート株式会社 代表取締役社長 和田寛
デザイナー:隈研吾建築都市設計事務所

〔審査員コメント〕
白馬三山の雄大な景色に溶け込むようデザインされた北アルプスの尾根のような屋根形状により、この規模の建築でありながらも風景に対し違和感なく存在することに成功している。 内部空間においてもこの屋根形状は有効に機能し、ペキペキと折られた多面体の連なりが生み出す天井の高低差は開放感のある場所、落ち着きのある場所といった風にひとつながりの大空間のなかに豊かな表情とリズムを与えている。深い軒下やどこからでもアクセス可能なデッキテラスは、夏の強い日差しや冬の積雪時にも有効な中間領域となる。オールシーズンを通して快適に過ごすことができる環境を視野に入れた計画となっている点も施設の目的に即しており評価された。

Snow Peak GO

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 未来開発本部 エグゼクティブクリエイター 小林悠
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 エグゼクティブクリエイター 小林悠

〔審査員コメント〕
コロナ禍でキャンプ需要が高まり、消費者の自然回帰が加速化しているなか、アウトドア事業を基盤とする同社が、自然に触れてこなかった人に向けて開発した、カジュアルにアウトドア体験ができるレンタルサービス事業である。また、地域の観光事業者をパートナーに、その土地に根差した自然資源を活かした様々な野遊び体験をサービスとして提供するなど、単なる物貸しに留まらない、体験型の無形商材との組み合わせによって、地方活性化も含んだ新たなソリューションとしての側面も評価した。

グランベルク M/L

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課 山下 亮

〔審査員コメント〕
大人数でキャンプをする際、天候に左右されることなく快適に過ごせるような広い空間を確保することを目的に開発された大型シェルター。シェルターの中で過ごす際に、開放感を感じさせる傾斜したサイドウォールは、まくり上げれば開放的なオープンタープのような空間を作ることも出来る。キャンプ人口の増加と共に多様化するキャンプ需要に合わせて作られた新しいシェルターの新規性と快適性を追求する創意工夫が評価された。

HDタープ“シールド” メーヴェ L

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 設計本部 設計課 金子 紘大

〔審査員コメント〕
中央が一番高い今までのタープとは異なり、人の動線を一番高くし、高さを必要としない中央を低くした新しい形状のタープ。建てやすさや作りやすさではなく、過ごしやすさから導き出されたフォルムは、雨の流れ落ちる軌道まで巧みに制御する機能性にも優れている。風に舞う一枚の布のような軽やかな印象で見た目にも美しい審美性も備えており、総合的に高く評価された。

エクステンションIGT

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 設計本部 設計課 金子 紘大

〔審査員コメント〕
アウトドアというと、日常生活を離れてその不便さを楽しむ、というイメージをしがちだが、同社の製品からはアウトドアの楽しみ方はそれだけではないというメッセージが感じられる。不便だから、自分にはちょっとハードルが高いから、と二の足を踏んでいる層の背中を押し、アウトドアってもっと気楽に楽しめるものなんだ、と思わせてくれる。作りもしっかりしている上にディテールの作り込みも美しく、豊かな気持ちにさせてくれる道具となっている。

鉄板焼 エンバーナー

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課

〔審査員コメント〕
卓上での使い勝手を向上させる薄型設計のバーナーは、輻射熱を遮る仕様になっており、付属の鉄板以外にもダッチオーブンやスキレットの使用を可能にし、キャンプ料理の楽しさを気軽に日常生活の中に取り込むことができる。板厚5mmの厚い鉄板でのダイナミックな調理は、シンプルでありながら、従来のホットプレートやカセットコンロとは異なる、新しい食卓の体験やライフスタイルを予感させる。

火焔ストーブ サカン

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課 朝倉 良太

〔審査員コメント〕
バイオエタノールを燃料に用い、独自の燃焼構造を実現することにより、これまでの鑑賞用バイオエタノール暖炉と調理用アルコールストーブのそれぞれの特性をうまく融合させた製品である。卓上で調理をしながらプリミティブな炎の魅力を味わえるという今までにない発想や機能を追求し丁寧にデザインされている点が評価された。焚き火とも違う実験器具のような佇まいが、アートやサイエンスの魅力とも重なり、新しい体験価値を感じさせる。

HOME&CAMP ランタン

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課

〔審査員コメント〕
「発光部が回転する独自の機構により、置き型・吊り型どちらの使用でも機能的なデザインが保たれ、アウトドアだけでなく、日常生活の中でのポータブル照明としても、自然とインテリアに溶け込むような外観である。現代の明かりとして、家からその外の世界までをシームレスに繋ぐ一つのツールとなるであろう。」

サーモピッチャー1900

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課 平野義典

〔審査員コメント〕
炭酸を入れても、氷を入れても、もちろん普通の飲み物を入れても様になる。アウトドアでも、インドアでも、使う場所を限定することもない。主張しすぎないフォルムと造作で、機能的でありながらも凛とした佇まいが美しい。様々な側面で、良いバランスのとれた一品となっている。

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