【コラム】From STAFFわたしの「永久定番」 vol.3

Prologue

流行り廃りではなく、大切に着続けること。キャンプの道具と同じように、服にもまた“使い続けることで生まれる価値”があります。それは愛着であり、着る人と服との特別な関係。

長く使えて、キャンプでも街でも身に着けたい、スノーピークスタッフの「とっておき」をご紹介します。

「虫除けとしてはもちろん、着こなしの幅も広がる」。そう教えてくれたのは、店舗スタッフの石月。

虫対策が欠かせないアウトドアシーンで高い防虫効果を発揮する「Insect Shield(インセクトシールド)」シリーズを愛用しています。

そんな石月が洋服好きならではの視点で、その特徴やコーディネート例を紹介してくれました。

◇高機能な“着る虫除け”。

しなやかで、ほどよい透け感。

石月:
「インセクトシールドは、キャンプにも街にも適した“虫除けができる洋服”です。70回洗濯しても高い防虫効果を保ち、人体に悪影響がないので、子どもも大人も世代を問わず安心して使えます。
 
しなやかで、防虫効果を発揮してくれて、夏のコーディネートを快適に楽しめる優秀な一着です。

僕が最初に購入したのはパンツ。入社前の2019年でした。他のアウトドアメーカーにはなかった機能性と、手持ちの洋服と被らないデザインに惹かれました。当時のモデルは細身のシルエットだったので、レギンス感覚でハーフパンツに重ねて着ていました」。

「屋外のイベントやキャンプに行く時は、必ずインセクトシールドを持って行きます。特に、蚊やブヨなど“刺す系の虫”がいる自然豊かなキャンプ場では、インセクトシールドを着ている人と着ていない人とでは、虫刺され具合の違いが歴然で、いつも驚きます。

そんな防虫機能がもちろん一番の特徴なんですが、僕はインナーを重ねてメッシュ地ならではの透け感を楽しめるところも気に入っています」。

◇シンプルになりがちな春夏の装いを楽しむ。

石月のコーディネート例。
左:軽快さを意識したフェス仕様。「Insect Shield Jacket」に透けるボーダーがポイント。
中:「TAKIBI Light Ripstop Easy Pants」を合わせたキャンプコーデ。「Printed Insect Shield Mesh Jacket」は無地のアイテムと好相性。
右:石月イチオシの街でのスタイル。足元のメッシュ地が、さりげなくポイントに。

石月:
「パーカー、ジャケット、パンツを持っているのですが、実は今一番着用率が高いのがパンツです。今のモデルはワイドシルエットで、涼しく快適だし、膝下から柄が入っているので、ワンポイントとしてちょうどいいんですよ。コーディネートに取り入れやすいですね。

渡り(内股から外股までの幅)が広く、しなやかな生地感で、ドローコードで裾を絞れば、シューズに対してしっかり溜まってくれる。サンダルでも、スニーカーやブーツでも、靴が変わっても、この溜まり具合が変わらないところが気に入っています」

「店頭でも、コーディネートがシンプルになりがちな春夏こそ、無地と柄の合わせを気軽に取り入れられるアイテムとして、インセクトシールドをおすすめしています。

また、小さく収納できるので、鞄に忍ばせておけば冷房対策や日除けとしても非常に便利。メッシュ地だから、シワも気になりませんし、水に濡れたり、洗ったりしても比較的すぐに乾きます。
 
着るたびに『こんないいところもあったのか!』『こんな使い方もできるのか!』という、うれしい発見がありますね」

◇ワードローブにあると頼もしい個性派な一着。

生地には米国環境保護庁が認めた、環境に優しい防虫成分が含まれている。

石月:
「ファッションにおいては、“生活に密着したスタイル”というのが僕の持論。どこか無理をして洋服を着るのがイヤなんです。服に対して、それぞれのパーツやディテールの意図していることもすべて、自分で説明できる。そんな洋服を選びたいと常に思っています。

それでいうと、スノーピークアパレルのアイテムはすべてのディテールに理由があることが魅力。機能の美しさが洋服の美しさに昇華されていると感じます。

たとえば、このインセクトシールドだったら、男性がメッシュ地の服を着るのって抵抗を持つ人もいるかもしれないけど、防虫機能を備えた生地という理由があるからこそ、自信をもって堂々と着用することができます。

それに自宅で洗えて、ほつれても修繕することができたり。そんな、暮らしに寄り添ってくれる洋服だから、ずっと着ていたくなります」

「さまざまなメーカーからも虫除けができるメッシュ地の洋服は販売されていますが、ほとんどは蚊帳と同じ発想のもの。生地自体に防虫効果があるところに、スノーピークの情熱があります。

高機能でありながら、ただの作業着にならないところもスノーピークらしいですよね。アウトドアだけでなく、タウンユースでも海外旅行でも、シーンを問わず、おしゃれを楽しみながら着ていただきたいですね」

Epilogue

長く愛着を持って着続けたい、自分だけの「永久定番」。そんな確かなワードローブを持つことも、人生の喜びの一つではないでしょうか。

スノーピークアパレルは、都市と自然とつなぐ服をつくるとともに、そんな服と紡いでゆく豊かな時間も皆さまにお届けしてまいります。

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