【クロストーク】 from STAFFFIELD CAFE TALK vol.1
Apparel開発課Yukari Shimizu/清水 友香里
Prologue
スノーピークの女子社員によるおしゃべり企画「フィールドカフェトーク」がスタート!
『スノーピークアパレル』をテーマに、お気楽に、オープンに、毎回さまざまな話題を語り合います。お菓子とお茶、お花を囲んで繰り広げられる女子トーク。初回は公園でピクニックしながら、スノーピークアパレルのこれまでを振り返ります。
ファシリテーターを務めるのはApparel開発課の清水です。それでは始めましょう!
今日のおやつ:パウンドケーキとりんごジャム
今日のお茶:ウーロン茶ベースに柑橘の香りのすっきりとしたハーブティー
今日のお花:淡い紫色のヒヤシンス
◇いいものはずっといい。好きだから勧めたい!
2014AWからの歴代カタログ。
清水:
「今回のテーマは『私たちが見てきたスノーピークアパレル』。自分が携わった頃から今までを振り返ってみようと思います。名品が多いので、最近スノーピークアパレルを知った方にもぜひ知ってもらいたい!2人が関わり始めたのは、どのシーズンからですか?」
小野:
「私は2016年4月入社なので、16SSからですね。」
鵜沢:
「私は2018年9月入社なので18AWからです。」
清水:
「私は16SSの展示会ぐらいからですね。ちょうどこのカタログの頃です。」
鵜沢:
「当時のカタログ、今と全然違いますね!でもこの頃の商品、今見ても全く古く感じないですね。」
ホワイトカラーのインサレ。
清水:
「このシーズンのインサレ(Flexible Insulationシリーズ)着てる方とか、まだいますよね。インサレはずっと進化してるなーって、これ見て思います。本当に良くなっていってる。」
小野:
「ホワイトカラーのインサレ、すごく好きでした。カーディガンは今でも愛用してます。すごくライトな着心地なのに暖かくて、しわにもなりにくいから、キャンプに行くときは1枚は必ず持っていきますね。」
◇野遊びにはスノーピークアパレルが欠かせない!
16AWで発売したインナー類。とろみのある素材で気持ちいいと好評だった。
鵜沢:
「インサレは絶対1枚はもっていたいアイテム!キャンプって気温の変化も激しいし、いつどんな天気になるか読めない。だから、お守りとして持っていたいですよね。あっ、これはインナーですか?」
清水:
「そうそう、スノーピークアパレルってインナーもすごくいいんですよね。この次の、16AWで出たヤクコットンとかピマコットンとか。」
鵜沢:
「そうなんですね。私はまだ買ったことはないんですけど、今度買ってみようかな。」
清水:
「実は今日も着てるけど、やっぱり優秀アイテムですね。」
小野:
「よくある機能性インナーよりも全然あったかいし、気持ちいいですよね。普通のインナーって、汗かくとジメッとするじゃないですか。そういうのは普段も嫌だけど、キャンプとか屋外でずっと過ごすときは余計気持ち悪い。その気持ち悪さがなくて、ついついリピートしちゃいますね。」
清水:
「ほんと、1回着るともう他のインナー着れないもん。過去に出したウールのインナーも良かったし、最近出ている合繊混のインナーも肌当たりがすごく良いのでおすすめ。インナーに限らず、スノーピークアパレルの良さって、防水や撥水、吸水速乾や保温性などの機能性が高いところもだけど、私が一番良いと思っているのは着心地が良いところですね。」
鵜沢:
「何年か前のアイテムでも、今でも気に入ってて気付くと手に取っているっていうアイテムがたくさんありますよね。私はキャンプも大好きですがチェアリングも趣味でよくやっていて、やっぱり野遊びするときはスノーピークアパレルが着心地も機能性も含めて快適だなぁと思います。」
◇年を経て、デザインに『らしさ』が加わってきたかも。
清水:
「私は17SSの印象が結構強いんですよね。こういう柄とか…。
鵜沢:
「すごい!そんな柄あったんですね。」
リネンコーデュロイのジャケット。清涼感のある着心地が特徴的だった。
小野:
「これ懐かしい!このジャケット着心地良くて便利なんですよね。梨沙さん(スノーピーク代表)もよく着てましたよね?」
清水:
「着てましたね、リネンコーデュロイ。このリネンの素材の使い方とか、今見てもやっぱり素敵だなって思う。」
梨地のワンピース。肌当たりが良く、屋外でも快適な着心地。
小野:
「私、このワンピースも好きで、しょっちゅう着てました。」
清水:
「これは新潟の生地のシリーズ、梨地ですね。こうやって振り返ってみると面白いですね。やっぱりいいものいっぱいあるなー。」
鵜沢:
「この頃(14AW)のデザインは、今より『アウトドア』っていう感じがしますね。」
清水:
「そういうのからちょっとずつ、『スノーピークらしさ』を足してったのかもしれませんね。この時も今にも通ずるデザインディテールはちりばめられていましたけど。」
小野:
「だんだんと、街とアウトドアの境界線を感じさせない『HOME⇄CAMP』っていうコンセプトが色濃くなっていったんですね。」
鵜沢:
「最近はいろんなスタイルやシーンにはまるデザインになっていますよね。面白ーい。」
◇みんなに気に入ってもらえるのは、素材や色にこだわってるから。
自然の中で映えるレインポンチョ。
清水:
「過去のレインのポンチョとかも良かったですよね。」
小野:
「オレンジみたいな赤とかありましたね。」
鵜沢:
「そこまでビビッドじゃなくて、街や自然に馴染む色!」
小野:
「しかも自然の中ではキレイに映えますよね。」
清水:
「ドットエアとかが注目されるようになったのは、多分この辺の時期だった気がします。」
ドットエア®とは、特殊原糸と織物構造をベースに、東レ独自の加工技術を駆使することで通気孔を発現させた、通気性の高い、快適機能素材。真夏のキャンプでも快適に過ごせる。
小野:
「ワンピースとか出たじゃないですか。見た目はスポーティー感がないのに、汗かいてもさらっとしてて涼しくて、今でも夏はあればっかり着てますよ。」
清水:
「普通に街でもキャンプでも着られるし使いやすいですよね。ドットエアは真夏にぜひ着てほしいです。たくさんの人に涼しさを体感してほしい。」
鵜沢:
「私はパンツを買いました。夏のイベントの時とかはめっちゃ涼しいし、濡れても気にならないし。」
清水:
「うん。このシーズンのワンピースも、すごく女性人気が高かったですね。」
柄物のワンピース。キャンプシーンで重宝する虫よけ機能を備えていた。
鵜沢:
「このシーズン、ワンピースいっぱい出てましたよね。柄物も、ちょっと強めなものでも着てみると意外とそんなに派手すぎないところが良かったです。最初見た時は『おっ!?』ってなるんですけど、着てみると馴染むのが多くて。」
清水:
「いいアクセントになる感じ。」
小野:
「そうそう、『案外イケるんじゃない?』ってなりますよね。しかも、虫よけとか速乾性とか、機能性もしっかりあるから、キャンプで積極的に着たくなるんですよね。」
鵜沢:
「屋外で快適に過ごすための機能が備わってるスノーピークアパレルは、キャンプ好きな私たちにしたら、こんなの欲しかったー!ってなりますよね。着るものひとつで快適性が全然違うのは一番よく知ってますから。」
◇日本伝統のものづくりへの思いを大切にしてきた。
清水:
「改めてカタログを見てると、ものづくりの背景っていうか、LOCAL WEARの始まりみたいなものも、ずーっとあったんだなって思いますよね。」
小野:
「そうですね、ルーツとしては最初からずっとあったんだなって感じますね。」
鵜沢:
「新潟のスペック染めや岡山のデニム、あと愛知の尾州ウールとか。」
スペック染めは、雪深い新潟産地に生まれ、産地とともに育ってきた特殊染色。細かな染料パウダーを手作業でダマ状にまとめ、その一粒一粒のカプセルが糸に付着するとはじける感覚で浸透して、繊維に斑をつくり、独特な色のグラデーションを醸し出す。
小野:
「スペック染めのスカートとトップス、私はセットアップでよく着ていたんですが、その技術や丁寧なものづくりのことを聞いて感動したのを覚えています。だからこんなに着心地がいいんだなぁと。」
清水:
「以前からそういう日本のものづくりを取り入れてきたんだよね。職人さんの技術とか思いを大事にしてやってきたっていうことが、着てくれる人にももっと伝わるといいのになーって思います。」
鵜沢:
「丁寧な手仕事で作られた製品って、着てみると違いがよく分かりますよね。店舗スタッフとして頑張ります。しっかり説明しないと!」
小野: (笑)
清水:
「よろしくお願いします!(笑)」
◇私たちの服、想いを、海外の人たちにも知ってもらいたい。
短髪の女性モデル。印象的でかっこいい!と好評だった。
清水:
「このカタログの、短髪の女性モデルさん、良かったですよね。」
小野:
「かっこよかったですねー!」
鵜沢:
「ここ1~2年ぐらいは日本のモデルさんが多いんですかね?」
清水:
「うん、ちょっとリアルな感じを狙って。あと、しっかりシーンで見せたいという想いもあって。でもどうなんだろう、海外の方にももっと知ってもらいたいと思うと、海外のこういうルックのイメージとかあっても良いのかな?」
歴代のカタログを見ると、その当時の思い出がよみがえる。
小野:
「ああ、確かに。グローバルなイメージも必要かも。」
鵜沢:
「逆に、日本の今のリアルな感じを、海外の人たちにも知ってもらいたいっていうのもあります。日本のキャンプシーンや、自然と共生している人たちの姿を見せられたら、日本の”野遊び”にもっと興味を持ってもらえるきっかけになるかもしれないですよね。」
清水:
「日本やアイテムへの興味から、スノーピークにもっと関心を持ってもらえたら、個性的なスタッフの存在も知ってもらえますしね。『日本のあの店で直接買いたい、あのスタッフに会いたい』と思ってもらえたらうれしいですね。」
Epilogue
3人のフリートーク、いかがでしたか? それぞれに好きなデザイン、素材、着心地があって、カタログを見直すことで製品への思い入れや魅力など、その時その時の記憶が蘇っていたようです。女子社員たちの対談を通してスノーピークアパレルをもっと楽しめる『フィールドカフェトーク』、次回もどうぞお楽しみに!