【コラム】 from STAFF僕が父になったら。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回、話を伺ったのは、店舗業務に携わる野口です。学生時代からスノーピークでアルバイトをしていた野口は、アウトドア好きでスノーピーク製品もたくさん持っているという両親と、ギアに関する情報交換などいろいろな会話を楽しんでいるとか。昔から大切に使い続けているお気に入りアイテムへの思い入れや、理想の父親像などを聞いてみました。

◇0歳からずっとスノーピークと。

スタッフ 野口:
「両親がもともとキャンプ好きで、僕のキャンプデビューは0歳。年に2~3回、親戚2~3家族で行っていて、お兄ちゃんたちに会えるのが楽しみだった記憶があります。

淡路島とか小豆島によく行って、父がモリで魚を突いたり手掴みしたりするのを僕も教えてもらい、獲った魚をキャンプの夕飯にしたことがすごく印象に残っています。」

「父は大きなタコや魚を獲るんですが、僕は小さい魚ばっかりでした。今も僕の釣り好きは、当時のその経験から来ているんだろうなと感じます。

親戚が集まるキャンプは、『人と人がつながる場』だということを僕に教えてくれました。おかげで昔から人見知りしないし、チャレンジ精神を身に付けることにもつながったと思います。」

「スノーピークに入社したのも、もちろんアウトドアが好きだから。僕は学生時代からアルバイトしていたんですが、ある時『TAKIBI Down Jacket』を購入してくださったお客さまが、僕の接客について『店員と客というより、人と人で接していると感じた』とブログで紹介してくださったことがきっかけになりました。

その人の人生を変えるというか、人生自体をデザインする。それに近いことができたんじゃないかなと自信にもつながりました。」

◇新しいけど懐かしい。FDチェア。

収納性に優れたスノーピークの定番チェア。

スタッフ 野口:
「僕が好きなギア『FDチェア』は、車にいつも積んであります。軽くて持ち運びしやすく、簡単に開いたりしまったりできて、座り心地も快適。

このチェアの高さが、昔から家にあったアジャスタブルテーブルにちょうどいい高さで、座るとほっこりと落ち着きます。どこか懐かしい、子どもの頃からなじみのある高さなんです。」

軽量なので持ち運びも楽々。

「とにかく使い勝手が良く、川にそのまま置いて使ったりもできるし、駐車場とか展望台とか、ちょっと休みたい時にもさっと開いて使えます。もちろん食事もしやすい。

釣りの時も、車から距離がある堤防でも、これをサッと持っていって座ります。背もたれや肘掛けがあるのもポイントで、ずっと座っていても疲れない。体を預けられるしゆっくりとリラックスできる。本当にいいことだらけの『FDチェア』を、お客さまにも特に熱を込めておすすめしてしまいます。」

◇父からギアと思い出も受け継ぐ。

スタッフ 野口:
「いつか僕が父親になったら、自分の父親みたいに、やっぱり子どもをキャンプに連れていきたいです。魚を獲ったり、川や海でいろんな体験をさせてもらったというのを、また僕が受け継いでいけたらいいなと思っています。自然とかキャンプに関わることで、いろんな価値観の中で成長でき、自由さと好奇心を養えたと思います。」

背もたれに角度が設けてあるので体を預けやすい設計。

「両親とも一緒にキャンプに行きたいのですが、なかなか都合が合わず…。子どもの頃は父が僕を楽しませてくれていたけれど、今度は僕がホスト役になって親を連れていきたい。

海が近い所、京都だと日本海の方、福井とか舞鶴とかの方がいいかなと考えています。今はお酒も飲めるようになったし、大人のアウトドアの楽しみ方を実践してみたいです。」

汚れやすいアームレストは簡単に取り外し可能。

「両親が昔から持っているテントやテーブルは、まだまだ現役で使えます。それに合わせて僕も復刻版のギアなども集めているので、新旧のギアを集めてキャンプしたい。道具だけでなく、キャンプの思い出や経験値も受け継いでいけたらと思っています。」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。

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