【コラム】 from STAFF気がつけば年間50泊。
営業管理課 マネージャーMasanori Shimoda/下田 正則
Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。
今回、話を伺ったのはアパレル部門販売計画の下田です。以前は全くキャンプに縁のなかった彼が、いつしか年間50泊のヘビーキャンパーに。それを機にさまざまなアウトドアアクティビティにも熱中し、好きが高じて2020年にはスノーピークに入社――人をそれほどに魅了する、野遊びの魅力について聞いてみました。
◇生活を一変させた、キャンプとの出会い。
キャンプに出かけられない休日は自宅でBBQを楽しむ。
「2人目の子どもが2歳になった頃。ある日「そろそろ家族でBBQでもやってみる?」と、妻と一緒に軽い気持ちでアウトドアショップに立ち寄ったところ、本格的なキャンプなんてやったことのない僕たちが、いきなりテントを購入していたんです。でも一度キャンプに行っただけですぐにハマって、抜け出せなくなってしまって、気がつけば年間50泊。週末は必ずといっていいほど、家族でキャンプに出かけていました。」
「キャンプを始めたのと同時に、トレイルランニングや山登り、カヤック、SUPなど、自然の中で楽しむアクティビティにも家族でのめり込みました。子どもたちはいつも真っ暗になるまで遊んでいたし、僕も朝5時半には起きて10kmほど走ったり。
街なかを走るのとは空気が全然違って、キャンプの朝の楽しみになりました。体を動かして遊ぶことがどんどん好きになって、それまでの生活がすべて変わったと言ってもいいくらいです。」
◇楽しみは地域スーパーの「ご当地食材」。
「火は大人が扱うもの」と思っていた息子たちに、取材日当日、初めて着火させてみた。
「長野、千葉、山梨、埼玉… 週末の天気予報をチェックして、晴れそうなエリアを選んで行き先を決めました。僕たちは夫婦揃ってお酒が好きで、日帰りだと飲めないけどキャンプなら寝る直前まで飲める。そこがキャンプのいいところ。
クラフトビールを持って行ったり、途中でご当地ビールを買いに地元のスーパーに寄ったり。もちろんお酒だけでなく、その地方でしか買えないものを手に入れるために、地域に根ざしたローカルなスーパーには必ず行くようにしています。」
1998年にデビューしたロングセラー「ギガパワーランタン 天 オート」。
「絶対にチェックするのは麺類。河口湖なら吉田うどん、静岡なら富士宮焼きそばなど、その地域ならではの味が見つかります。他にもご当地の調味料とか、冬場なら鍋やラーメンの出汁など、見たことのないパッケージの商品は積極的に買うようにしています。
あとは秩父なら味噌豚はマストだし、軽井沢のスーパーは野菜がとってもおいしいし。「ここに来たらこれでしょ!」という、その土地その土地のおいしさを見つけるのも、キャンプの楽しみの一つです。」
◇キャンプは、新しい1週間を迎えるためのリセット。
ランタンのつまみを回して点けたり消したり。どこか誇らしげな横顔。
「ほぼ毎週末、キャンプに出かけていた我が家。キャンプは『何もしないこと』をしに行く場所だと思っています。時計も見ないし、無駄にパソコンを開くこともないし、日常の忙しさも思い出さない。ただ時間が過ぎていくのを楽しみ、体内時計に合わせて生活リズムを正しく戻す。
ファミリーキャンプは、新しい1週間を迎えるためのリセットだったのかもしれません。子どもたちは成長して、今は勉強や習い事が忙しい時期。でも将来また家族一緒にキャンプ行きたいです。テントの建て方、道具の扱い方など「教えて」と言ってきてほしい。喜んで教えます。」
Epilogue
いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。