【高知】 from STAFFキャンプ場にいくなら vol.4
ブランドデザイン課Ryotaro Minami/南 亮太郎
Prologue
スノーピークでは全国でキャンプフィールドを運営しており、毎年多くのキャンパーが訪れています。でも、せっかくキャンプへ出掛けるなら、その周辺エリアも味わってほしいもの!そこで、キャンプと併せて訪れたい各地の魅力をスタッフがお伝えします。
今回は、新潟の本社オフィスで働く南が、スノーピーク土佐清水キャンプフィールド(以下土佐清水CF)がある土佐清水市を訪問しました。同市在住のスタッフ池田の案内で、キャンプフィールド周辺をぐるりと巡ります。
この地域でどんな風景や人に出会えるのでしょうか。さっそく出掛けてみましょう!
【お伺いしたところ】
・竜串観光汽船(グラスボート観光)
・たけまさ商店(宗田節販売・うま味醤油づくり)
・唐人駄馬(巨石の名所)
・魚田(居酒屋)
◇唯一無二の奇岩スポットへ!
日本初のグラスボート「かもめ」。
南:
「土佐清水CFから車で3分、竜串観光汽船さんに着きました。ここではグラスボートのアクティビティが楽しめます。
天然記念物のシコロサンゴなど、2カ所の海中ポイントで海中国定公園に指定された美しい海を見ながら、おすすめの観光スポット“見残し海岸”まで送っていただきます」
船長の竹葉さんのガイドも名物。
南:
「船長の竹葉さんによると、ここは日本のグラスボート観光の元祖。亜熱帯の海洋生物やサンゴも見られる、見どころいっぱいのルートを力を込めて説明してくださるのですが、竹場さんの語りがすでにエンターテイメントでした」
サンゴや亜熱帯の魚が見える。
南:
「この日はコンデションが良くて海の透明度が高く、サンゴのほかブルーの小さな魚やクマノミまできれいに見えました!まさに天然の水族館ですね」
池田:
「25分ほどクルーズを楽しんだら、見残し海岸に到着!さっそく散策してみましょう」
自然の力でうまれた奇跡の大地、見残し海岸。
南:
「竹場さんが再び船で迎えに来てくれるまでの約1時間で、奇跡の大地と呼ばれる奇岩スポットを歩いて回ります。砂岩が波や風に浸食されて筋状になったり穴がいっぱい開いていたり、自然の風景というよりアートの世界でした」
穴を叩くと、ポンポンと音が鳴る奇岩、つづみ岩。
南:
「叩いたら本当にいい音が鳴ったつづみ岩や、蜂の巣城、こけし岩、人魚御殿、愛情の岩などのネーミングもユニーク。歩いて写真を撮ってと忙しく、1時間でも足りないくらいです」
池田:
「本当にフォトスポットが豊富ですよね。透き通った海には魚が泳ぐ姿もよく見えて、見どころが目白押しなんです」
◇伝統の宗田節づくりを見学。
香り豊かで味の濃い宗田節。
南:
「竜串海岸から約30分、続いて伺ったのは創業100年を超える宗田節製造・販売のたけまさ商店さんです。ここでは清水港で揚がるメジカを使った伝統の宗田節づくりの工程を見ることができます」
池田:
「宗田節は鰹節とは一味違い、香りも味もとっても濃くて、一度食べるとファンになる方も多いんですよ」
晴天の日は宗田節を天日干し。
南:
「メジカを釜でゆでた後、1週間かけていぶし、こうして天日干しをしてやっと宗田節ができあがります。
魚の骨も薪の灰も全部有効利用する昔ながらの製法は、実はサステイナブルなんだよ、と、たけまさのおばちゃんが教えてくれました」
宗田節でうま味醤油づくり体験。
南:
「こちらではうま味醤油づくり体験もできます。自分で宗田節を選んで小刀で骨や皮をカリカリ削ってきれいに整え、自分で絵を描いたボトルに入れます。これに好みの醤油を注いで、2~3日でだし香るうま味醤油ができあがります」
池田:
「このうま味醤油は宗田節独特の香りがするのはもちろん、何しろ味がすごい!何に掛けても、料理に使っても、めっちゃ美味しいです」
◇パワースポット「唐人駄馬」でひと休み。
不思議な巨石群、唐人駄馬を歩く。
池田:
「お次は観光名所の唐人駄馬へ。巨石文明の名残といわれたり、パワースポットと呼ばれたりする、不思議なスポットです。登っていくと見晴らしの良い場所があるので、そこでひと休みしましょう」
巨石の間の細い道を登っていく。さながら冒険家気分。
南:
「15分程度で登れるのですが、大人がギリギリ通れる細さのところがあったり、意外にアドベンチャーな道(笑)。てっぺんにたどり着くまでの道中も楽しめます」
バーナーやミルを持参。眺めを楽しみながら、淹れたてのコーヒーを味わう。
南:
「登りきると、周囲は開けていて遠くに牧場や海岸も見え、眺望は抜群です。風も気持ちよくて、癒されました」
池田:
「高さ6〜7メートルの巨大な花崗岩は、見応えがありますよね。ここから眺める夕日も最高なんですよ」
◇スタッフ行きつけの店で、地元の味を満喫!
人気のレバ刺し風刺身。この日は清水サバの代わりにモンズマで。
南:
「密度の濃い一日のラストは、土佐清水でしか味わえない美味しいもので締めくくり。
訪れたのは、池田さんいちおしの居酒屋『魚田』さん。唐人駄馬から車で20分ほどの市街地にあります」
メニュー豊富で評判の居酒屋。
池田:
「土佐清水は漁師町。ここでしか味わえない鮮魚をぜひ食べて行ってください!
こちらは清水で揚がった魚がメインのお店で、キャンプフィールドのスタッフにも人気なんですよ。お店の雰囲気もいいでしょ」
土佐清水の美味しいものが集合。右から時計回りに、モンズマのレバ刺し風刺身、3種の魚の漬け寿司、あしずりキングのたたき。
南:
「ごま油と塩で仕上げたレバ刺し風の刺身、地元のブランド鶏・あしずりキングのたたき、その日のおすすめのネタで作る漬け寿司と、清水の美味しいものが山盛り!これはお酒が進みそうです」
池田:
「今日はお目にかかれませんでしたが、清水サバのレバ刺し風の刺身が絶品なんです。再訪の際にはぜひ!」
大将の温かなお人柄も、人気店たる所以のひとつ。
Epilogue
スノーピーク初の海に面したキャンプフィールド、土佐清水の周辺には、自然が満喫できるスポットがたくさんありました。
奇岩や巨石のちょっと驚きの風景にも出会えたのも、おもしろかったです。グラスボートや唐人駄馬のトレッキングはキャンプ中のアクティビティにぴったりですし、宗田節で作るうま味醤油は最高のお土産です。キャンプの夜に、地元の美味しい魚とお酒を楽しむのもいいですよね。
キャンプと合わせて楽しみたい地域の魅力。次回はまた別のキャンプフィールド周辺エリアをご紹介します。お楽しみに…!