【京都】 from STAFF宿泊してみました vol.4

Prologue

「アウトドアに興味があるけど、キャンプはまだ行ったことがない」「キャンプ道具を何からそろえればいいか分からない…」。そんな初心者の方でも気軽に泊まりでアウトドアを楽しめる、スノーピークの宿泊拠点をご紹介します。

100年ほど前に建てられた料理旅館をリノベーションした店舗建物。

今回、広報の小野が訪れたのは、体験型施設「スノーピーク ランドステーション京都嵐山(以下、LS京都嵐山)」。こちらではモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」に宿泊ができます。

京都在住のスタッフ山副と一緒に、自然と歴史の趣のある嵐山で朝から晩までゆったりと“暮らすように滞在する”女子2人旅を楽しんできました。

◇PM 3:00 チェックイン。

まずはストアにてチェックイン。

小野:
「JR嵯峨嵐山駅から徒歩約2分、賑やかな観光地から少し離れた静かな場所にLS京都嵐山はあります。スノーピークのストアやカフェがあり、和の魅力を活かしたエントランスがとてもきれいです」

◇PM3:30 住箱でひとやすみ。

住箱宿泊プラン:大人2名 1泊2日朝食付き 36,800円〜(税込)。

小野:
「まずはお茶でも飲んでのんびりしようと、今日宿泊する住箱へ。住箱は3棟あり、1日3組限定の宿泊施設です」

京都の自然や手仕事をスノーピークらしい視点で取り入れた特別仕様の住箱。

「黒塗りの木の外壁は古都・京都ならでは。室内の床には京畳を敷いています。壁紙も白和紙張りだったり、なんとなく茶室のような雰囲気に見えませんか?

ベッドもふかふか、寝心地の良さそうなマットレスや、京和ざらしガーゼという肌触り抜群のリネン類。『ゆったり眠れそうだな』と、夜が楽しみになりました」

アメニティ類が入った竹籠は、元禄元年創業の「中川竹材店」のもの。伝統工芸品が彩る暮らしを体感できる。

「室内にはシャワーとトイレも付いています。洗面スペースも和風でおしゃれ。アメニティは、京都発のオーガニックスキンケアブランド・KOTOSHINA(コトシナ)のものが揃っていました」

日本最古の和傘屋「和傘屋辻倉」の蛇目傘。LS京都嵐山限定の特別仕様。

「室内には茶筒や竹籠、蛇目傘などの伝統工芸品が設えられています。実際に京都のものづくりに触れることができるのも、LS京都嵐山に宿泊する醍醐味なんです」

明治8年創業の老舗「開化堂」の茶筒も、LS京都嵐山限定仕様。銅製で、一つ一つ職人の手で丁寧に作られている。

「『開化堂』の小さな茶筒は蓋がスッと入って、ちょっと回すと心地よくロックがかかる仕様。これこそ職人技!と感心しました。このほか『朝日焼』の花瓶など、京都の職人さんによるスノーピークとのコラボ作品が設えられています。LS京都嵐山限定で販売もしているので、旅のお土産にしてもいいですね」

◇PM4:00 食材の買い出しに。

小野:
「今回利用する『あったかお鍋プラン』は、お鍋や食器などが一式付いていて、食材と飲み物さえ用意すればOK。スノーピークのギアを使って、キャンプ気分で調理を楽しめます。

近所には八百屋さんやお肉屋さん、スーパーもあり、地元の野菜やお肉などを調達しながら、ここで生活しているような気分を味わうことができました。

ちなみに周囲には料亭も多いので、京都ならではの懐石料理を食べに行くのもいいですね」

◇PM6:00 京都風のお鍋を楽しむ。

スノーピークシェルター貸し切り あったかお鍋プラン:1名5,500円~(税込)。

小野:
「住箱に戻り、お庭に設えられたシェルターの中で夕食の準備を開始。寒い日でもシェルターの中で暖かく過ごせ、アウトドア未経験の方もキャンプ気分を味わえる、こちらのプラン。これからの季節には特におすすめです」

湯葉や九条ネギ、シイタケやナスなど調達した地元食材がたっぷり。

「今夜のお鍋は、湯葉と九条ねぎの京都風。京都の食材をいろいろ入れて、スペシャルなお鍋が完成!

実は嵐山に隣接する嵯峨エリアでは、京野菜の栽培が盛んで、新鮮な野菜が手に入るんです。2人で『めっちゃおいしい~』と言いながら、楽しくいただきました」

◇PM8:00 焚火でまったり。

焚火台には焚火特有の匂いや煙を軽減する「フローガ」をセット。洋服に匂いが付くのを気にせず楽しめる。

小野:
「お鍋の後は、焚火を楽しみます。観光地の真ん中で焚火ができるなんて、ちょっと特別な気分。

火起こしはスタッフがサポートしてくれるので、慣れていない人でも安心です。この『焚火ラウンジ』プランは、宿泊の場合は夜9時まで。日帰りでも楽しめます」

手ぶら焚火ラウンジ:1名2,200円~(税込)。

「火を眺めながらお酒を飲んで、山副さんとまったり女子トーク。私は日本史、特に平安時代が好きなので、京都出身の彼女に歴史の話をたくさん聞いてもらいました」

◇PM9:00 夜のお散歩。

小野:
「この日は天気が良く、あまりにも星がきれいだったので、渡月橋を散策してみることに。春は桜の、秋は紅葉の名所として知られるスポットで、LS京都嵐山からは歩いて10分ほどの位置にあります」

「きものやまと」とのコラボ「OUTDOOR*KIMONO」の羽織を羽織って。住箱に用意されていて、宿泊者は自由に使える。

「夜の渡月橋って、嵐山に宿泊していない限り、なかなか行くことがないですよね。昼間のにぎわいとは打って変わって、静かで人も少なく、橋はライトアップされていました。ノスタルジックな気分に浸りながら夜のお散歩を楽しみました」

◇PM11:00 就寝。

小野:
「住箱に戻り、部屋の暖かい明かりにほっと癒されます。シャワーを浴びて、1日の出来事をゆっくり語り合いながら、夜11時ごろに就寝。ぐっすり眠れました」

◇AM7:00 起床、朝のお散歩。

小野:
「私たちが朝いちばんに目指したのが、人気の撮影スポット『竹林の小径』です。朝8時以降は観光客が増えてくるそうなので、その前に行ってみることに」

竹林が約400m続く、京都を代表する観光名所。 LS京都嵐山から徒歩15分。

「人がいない竹林を独り占めして撮影できることはめったにないそう。誰もいない静かな竹林、息をのむような圧巻の景色でした。嵐山に泊まった人だけの特権です!」

◇AM8:00 カフェで朝食。

スノーピークのホットサンドクッカー『トラメジーノ』を使ったホットサンドなど。

小野:
「お腹を空かせて竹林から戻ると、朝ごはんが用意されていました。

ホットサンドは、アップルシナモンとマルゲリータの2種類。それに季節のスープ(この日はかぼちゃ)、シーザーサラダ、スクランブルエッグ、そしてウインナーは長野県・白馬のランドステーションから届いたポークフランク。大満足のボリュームです」

季節や天候に応じて、室内や屋外で朝食を楽しめる。

「朝食は、ストアのカフェスペースで。この日は気持ちよく晴れていたので、木漏れ日の差し込む場所に席を設えていただきました。鳥の鳴く声や、凛とした朝の空気を感じながら、ゆっくりと味わいました」

◇AM10:00 チェックアウト。

小野:
「楽しかった2人旅も、これでおしまい。チェックアウト後に山副さんと、お世話になった澤副店長と記念撮影。

LS京都嵐山ならではの特別な体験がたくさんできた、充実の滞在となりました。季節を変えて、またぜひ訪れたいです」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。「ザ・観光地」の嵐山ではなく、そこに暮らすような楽しみを感じられることがLS京都嵐山の「住箱宿泊プラン」のコンセプトです。

今回の旅の推しポイント、「夜の渡月橋」と「朝の竹林」も、らくらく徒歩圏内。外ごはんや焚火も体験でき、通常の京都観光、宿泊施設とはひと味違った魅力を感じられることと思います。

今後も各地のスノーピークの宿泊拠点をご紹介します。ぜひお楽しみに!