【宮崎】 from STAFFキャンプ場にいくなら vol.6

Prologue

スノーピークが運営する全国のキャンプフィールドには、毎年多くのキャンパーが訪れています。でも、せっかくキャンプへ出掛けるなら、その周辺エリアも味わってほしいもの!そこで、キャンプと併せて訪れたい各地の魅力をスタッフがお伝えします。

スノーピーク都城キャンプフィールド全景。(イメージ)

この春、スノーピーク大宰府(福岡県大野城市)からスノーピーク都城キャンプフィールド(2024年4月27日オープン予定)への異動が決まり、宮崎県都城市へと移住してきたスタッフの泉田。同じくこの春に福岡県から都城市に移住し、都城キャンプフィールドの店長を務めることになった田中芳正と共に、都城市内を巡ります。

この地域でどんな風景や人に出会えるのでしょうか。さっそく出掛けてみましょう!

【お伺いしたところ】
・関之尾滝&関之尾甌穴群(景勝地)
・NERD BIRD(チキン南蛮専門店)
・道の駅 都城NiQLL(二クル)(道の駅)
・極上の湯 山田温泉(温泉)
・かかしの里 ゆぽっぽ(温泉)

◇雄大な関之尾滝と、珍しい岩々が広がる関之尾甌穴群。

関之尾甌穴群に隣接しているストア、レストランと宿泊棟。(イメージ)

泉田:
「最初に私たちが訪れたのは、都城キャンプフィールドができる風光明媚な関之尾公園。昔から地元の方々に愛されてきた公園ですが、この春にリニューアル工事が完了し、いよいよ新しいキャンプフィールドがオープンします。都城市の中心部から約10km、車で20分程の場所にあります。まずは、この公園の最大の見どころ『関之尾滝』に行ってみましょう!」

緑あふれる遊歩道の先に巨大な滝が現れる。

田中:
「以前『滝の駅せきのお』があった場所が、滝へと続く遊歩道の入口。ここに車を止めて滝が見えるところまで歩いて行きます。今回の関之尾公園リニューアルの一環で、『滝の駅せきのお』はスノーピーク運営のカフェに生まれ変わりました。ここで都城名産のお茶とスイーツを楽しんでから滝に向かうのもおすすめです。飲み物やスイーツをテイクアウトして、滝を眺めながら味わうのもいいですね」

遊歩道から見える庄内川。

泉田:
「滝に向かう道は整備されていて歩きやすいですね!」

田中:
「道のほとんどが木陰になっているので、夏も涼しそうだよね。…と言ってるうちに最初のスポットに到着。この景色は壮観!市街地から車でわずか20分でこれだけ非日常感を味わえる場所に辿り着けるのがすごい」

豪快な音を響かせる関之尾滝は迫力満点。

泉田:
「下っていくと、滝をさらに近くで見られる吊り橋に到着しました!いろんな角度から滝が見えるのがいいですよね。幅40m、高さが18mあり、『日本の滝100選』に選ばれているそうです。キャンプサイトからも歩いて数分なので、朝、散歩がてら滝を見にくるのも良さそうですね!」

盛大な水しぶきが涼を感じさせる。

田中:
「この庄内川沿いの遊歩道を上流に進んでいくと、関之尾甌穴(おうけつ)群があるので行ってみよう。それにしてもこの遊歩道は歩いているだけで気持ちいいし、立ち止まりたくなるスポットが点在しているよね。途中には休憩スポットもつくられるようなので、小さい子連れでも安心です」

遊歩道沿いの苔やシダもきれい。

泉田:
「関之尾甌穴群に着きましたね!甌穴は34万年前に発生したといわれる火砕流でできた溶結凝灰岩層に、霧島山地からの清流が流れ込み、長い年月をかけて小さな石や岩石の破片が回転することで形成されたものなのだそうですよ」

自然がつくり出した美しい関之尾甌穴群。

田中:
「最大幅80m、長さ600mあり、世界一の規模を持つ甌穴群といわれているらしいね。これまでは滝だけ見て帰ってしまう人も多かったそうだけど、ぜひこの景色はたくさんの人に見てもらいたいね。キャンプフィールドの管理棟やコテージ、住箱からもよく見えるし、紅葉や新緑とのコントラストもきれいだと思う。季節によって変わる関之尾甌穴群の表情をぜひ堪能してもらいたいよね!」

泉田:
「関之尾甌穴群のある庄内川に架かる潜水橋を歩いていると、すぐそばに水面が感じられるのもいいですよね。また、ストア&レストラン前にあるリラックススペースで自然の風を感じながら関之尾甌穴群を眺めて過ごすのも良さそうです!」

庄内川に架かる橋から関之尾甌穴群を望む。

◇自家製調味料にこだわったチキン南蛮専門店。

2020年にオープンしたおしゃれなチキン南蛮専門店

泉田:
「自然の中で過ごした後、私たちはランチを食べに都城の街に向かいました。NERD BIRD(ナードバード)というお店で、宮崎県名物のチキン南蛮の専門店なのだそうです。さっそく入ってみましょう!」

田中:
「チキン南蛮は宮崎県内のいろいろな食堂やレストランで食べられるんだけど、意外と専門店が少なかったんだって。そこでオーナーがあえて挑戦したのがチキン南蛮専門店。ちなみに、ナードバードは“鶏オタク”という意味らしいよ」

倉庫のようなラフなインテリアも魅力。

泉田:
「そうなんですね!店内もとってもおしゃれですよね。私はチキン南蛮とグリルチキンの両方を楽しめる料理を選んでみました。ごはんと鶏味噌スープがセットになっています」

チキン南蛮とグリルチキンの組み合わせ。

田中:
「僕が頼んだのはムネ肉とモモ肉の2種類を食べ比べできるチキン南蛮。どちらもしっとりとやわらかくておいしかったなあ。甘酢もタルタルも自家製のものを使っているそうだよ。ネギサラダやピクルスなどのトッピングを加えてアレンジできるのも珍しいよね!」

胸肉とモモ肉のチキン南蛮。野菜もたっぷり!

泉田:
「自家製トマトソースがかかったグリルチキンも、サイドメニューの鶏皮ポン酢も、付け合わせのキャベツにかける自家製ドレッシングもすごくおいしい!ドレッシングやトマトソースなどは販売しているのでお土産に買って帰るのもいいですね」

オーナーが描いたイラストがかわいい調味料。

◇都城のおいしいものが集まる、おしゃれな道の駅。

大屋根が特徴的な『道の駅 都城NiQLL(ニクル)』。

泉田:
「ランチの後に、2023年にリニューアルオープンした『道の駅 都城NiQLL(ニクル)』に行ってみました」

田中:
「建物がすごくきれい!店内にある直売所は、野菜や肉、焼酎コーナーやメンチカツコーナー、芋コーナーなどもあり、とにかく種類が豊富!良質なものが取りそろえられているのがよく分かるし、観光客だけでなく地元の人の台所にもなってる感じだね」

焼酎コーナーには都城産の焼酎がずらり!

泉田:
「お肉コーナーには都城産宮崎牛や宮崎ブランドポークなどがたくさんあって、どれもおいしそう!お肉博士1級の資格を持つスペシャリストが切り分けているそうですよ。さすが肉に強い都城市の道の駅…。私はキャンプに行く前にここで塊肉を買って、焚火台で焼いてみたいです!」

種類豊富な肉コーナー。

田中:
「キャンプで食べる肉や野菜はここで調達するのがおすすめだね!」

泉田:
「焼酎が入った焼肉のタレなど、この地域らしい調味料もありました。地元の食材を買って地産地消を楽しむのもキャンプの醍醐味ですよね!」

旬の野菜もたっぷり並んでいる。

泉田:
「お肉コーナーのお隣には『都城メンチ』と書かれた揚げ立てのメンチカツを販売するコーナーもあり、ここでニクルメンチを買って食べてみました。中には都城産の黒毛和牛と宮崎産ブランドポークの合い挽き肉が詰まっています。意外にも脂っこくなく、軽く食べ切ることができました!」

名物のメンチを食べ比べるのも楽しい。

◇とろみのある温泉でリフレッシュ。

地元の人に愛される山田温泉。

泉田:
「最後にキャンプ場から車で10~15分程の場所にある、2つの日帰り温泉に行ってみました。1つ目は『極上の湯 山田温泉』です。こちらは2023年の秋にリニューアルオープンしたばかり。入口に入ると木のいい香りがしました。
内部がとてもきれいで、微細泡を出すシャワーヘッドも人気があり、リニューアル後は以前よりも若いお客さんが増えているということでした。あと、サウナも付いています。
ナトリウム-炭酸水素塩温泉で、飲泉もできるのがこちらの施設の特徴。トロトロ感があり、想像したよりも飲みやすかったです」

間接照明の光が温かい雰囲気を演出。

田中:
「地元の人は飲泉用のお湯を容器に入れて持ち帰って、湯豆腐などの料理に使ったりもするらしいよ。あと、駐車場に温泉スタンドがあって、ここの機械に10円を入れると10リットルものお湯が出てくるんだって。地元の人はタンクに温泉を詰めて、家でも温泉を楽しむそうだよ」

ガソリンスタンドのような温泉スタンド。

泉田:
「2つ目は『かかしの里 ゆぽっぽ』。こちらは規模の大きな温泉施設で、地元の食材が買える売店やレストランもあります。大浴場は男湯女湯合わせて26種類のお風呂が楽しめるとのこと。天気が良ければお風呂に入りながら霧島山を眺められるそうです。サウナが乾式と蒸気式の2種類あるのもうれしいですね!」

広い敷地にゆったりと立つ『かかしの里 ゆぽっぽ』。

田中:
「スーパー銭湯のような充実した施設で、日帰りだけでなく宿泊もできるんだね!驚いたのは12室もある家族湯。九州は他の地域よりも家族湯が多いけど、12室もある場所は珍しいと思う。小さい子連れのファミリーには特におすすめしたいね!」

家族湯はメインの建物の右手にある。

泉田:
「山田温泉とゆぽっぽ。それぞれ違う個性がありますね。都城キャンプフィールドはシャワーはありますがお風呂はないので、この2つの温泉をお客さんにご案内しようと思います。どちらも22:00まで営業しているのもいいですね」

Epilogue

肉と焼酎のふるさと都城市。食がとても充実していますし、温泉や自然もいっぱい。関之尾滝と関之尾甌穴群を楽しめる都城キャンプフィールドも魅力的な場所ですが、市内各地にも足を運んで都城を満喫してほしいですね!
都城キャンプフィールドにはコテージや住箱があるので、キャンプじゃなくても気軽に自然の中で宿泊ができますし、日帰りでレストランやカフェも楽しめます。電動アシスト機能付き自転車『E-バイク』のレンタルも行いますので、周辺エリアの魅力をたくさん見つけて頂けたらと思います!

キャンプと合わせて楽しみたい地域の魅力。次回はまた別のキャンプフィールド周辺をご紹介します。お楽しみに!

スノーピーク都城キャンプフィールドは下記のリンクからご予約いただけます。