【新潟】 from STAFF宿泊してみました vol.2

Prologue

「アウトドアに興味があるけど、キャンプはまだ行ったことがない」「キャンプ道具を何からそろえればいいか分からない…」。そんな初心者の方でも気軽に泊まりでアウトドアを楽しめる、スノーピークの宿泊拠点をご紹介します。

今回は、スノーピークHEADQUARTERSの「住箱手ぶらプラン」をご紹介します。スタッフの小林が、夫と娘とともに体験しました。
 
こちらには、5棟のモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」があり、この住箱に泊まって、BBQや焚火をしながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

◇PM 1:00 チェックイン。

小林
「新潟県三条市にあるスノーピークHEADQUARTERS(以下HQ)は、北陸自動車道三条燕ICから車で約40分。広大な敷地の中に、本社オフィスとストア、キャンプフィールド、そしてこの春に開業したSnow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(以下、スパ)があります。

私は普段からHQで働いていて、休日にはここでキャンプもするのですが、住箱に宿泊するのは今回が初めて。キャンプビギナーはだけでなく、小さな子ども連れにもオススメと聞いて、いつかは泊まってみたいと思っていました」

住箱手ぶらプランは、大人2名 48,950円〜(税込)※人数によって変動あり

「今回利用したのは『住箱手ぶらプラン』。タープやファニチャー類、焚火台、調理器具、ソフトクーラーなど、ひと通りの必要な道具を借りられます。

持参するのは、食材や着替えなどの身の回り品だけ。車をお持ちでない方や、とにかく手軽にアウトドアを楽しんでみたいという方に向いていると思います」

◇PM1:30 設営スタート

スタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、初めての方も安心。

小林
「このプランでは、HQのスタッフが設営や道具の使い方をサポートしてくれます。夫は『タープの設営方法を改めてきちんと知ることができた』と喜んでいました。

住箱での宿泊の場合、寝室となるテントを建てる必要がないので、設営もとってもラクチン。30分程度で完成しました」

「住箱の中には大きなベッドが置かれています。大人2名で使うのにちょうどいい広さで、寝袋とマットを入れれば3名で泊まることもできます。小学生以下のお子様は2名まで一緒に宿泊できます」

歯ブラシやスリッパ、ウェットティッシュ、消毒用アルコールなどが備えられている。

「ホテルのように電気ケトルやアメニティなども置かれています。お手洗いやシャワールームは別棟に設けられているので、一度外へ出る必要があります」

「もちろん、冷暖房も完備。まだ夏の暑さを引きずっていたこの日は、設営が終わるまで娘と涼しい室内で待つことができて、とても快適でした」

◇PM 3:00 おやつタイム。

窓を開ければ、外のデッキに出られて、リビングスペースが拡張される。

小林
「そろそろ娘は、おやつの時間。住箱の室内にもローテーブルとローチェアを配したリビングスペースがあります。やさしい木の香りに包まれて、不思議とホッとする空間です」

「落ち着いたところで、キャンプフィールドの中をお散歩に。草をつまんでみたり、トンボを見つけては指さしてみたり。

自然の中で好きなように遊ぶ娘を見守りながら、やっぱり連れてきてよかったなぁと、喜ばしく思うのでした」

◇PM 5:00 夕食準備。

小林
「陽が傾き始めたので、そろそろ夕食の準備を。今日は焚火台で炭をおこし、BBQをします。炭もレンタルセットに含まれているので、事前購入はもちろん不要。着火剤やうちわなどのアイテムもそろっています」

豚汁にも、おばんざいにも野菜がたっぷり。
写真手前:6種のおばんざい 1段重 1,650円。奥:おむすび2個と豚汁セット 864円。(すべて税込)

「また今日は、スパの中にあるSnow Peak Eatで、おばんざいセットと、豚汁とおにぎりをテイクアウトして、主食と副菜を調達してきました。

今はまだ娘からなかなか目が離せないので、まともに料理をする気持ちの余裕が持てず…とにかく”手を抜く”のが、最近のテーマです(笑)」

カトラリーや食器がおもちゃ代わりに。でも万が一、落とされても割れないので安心。

「BBQ用の野菜やきのこなどをカットし、豚汁を鍋で温め直したら、夕食の準備は完了! 小さなお手伝いさんもお待ちかねの夕食の時間です」

◇PM 6:00 お手軽夕ごはん。

娘の大好物のトウモロコシも、皮ごと蒸し焼きに。

小林
「炭火で焼くだけなのに、BBQって何だか気分が上がりますよね。香ばしい匂いに食欲をそそられます。久しぶりに『アウトドアしてるなぁ…』と満たされた気持ちになりました」

おにぎりをそのままパクッ!

「普段とは違う外での食事でも、いつもと変わらず食欲旺盛な娘。おにぎりを1つ食べきる勢いでした。母としてはホッと一安心。空の下で、みんなで食べるごはんの美味しさ、伝わったかな?」

◇PM7:00 お風呂へ。

スパの設計は世界的建築家・隈研吾氏。薪をふんだんに使った外観が印象的。

小林
「食事を終えたら、お風呂の時間。キャンプフィールド内には無料で使えるシャワールームもありますが、今回はスパの大浴場へ。住箱のあるサイトからは徒歩で5~10分程度。食後のお散歩にもちょうどいい距離です」

大きなガラス窓で、自然との一体感を感じられる開放的な大浴場。

「入浴料にはバスタオルとフェイスタオルのセットが含まれており、化粧水などのアメニティも完備されています。持っていくのは着替えだけでOKで、手軽に利用できるのがうれしいところ。温泉に浸かって、束の間のリフレッシュができました」

◇PM 8:00 焚火。そして就寝。

家族で焚火を囲むのも、これが初めて。

小林
「あっという間に辺りが暗くなり、もうすぐ娘は寝る時間です。その前に、少しだけ焚火を体験してみました。

1歳の娘にとって、初めての焚火。どんな反応をするかと思ったら、怖がることもなく、近づきすぎることもなく。火を眺めて、その温かさを彼女なりに感じているようでした」

キャンプの醍醐味である焚火も、手軽に体験できる。

「『住箱手ぶらプラン』では、薪もセットで付いてきます。また、タープには難燃性のインナールーフが付属しているので、もし雨が降ってしまってもタープの下で焚火を楽しむことができます」

「一日ほぼ外で過ごして刺激をたっぷり受けたおかげで、娘は朝までぐっすりと眠ってくれました。彼女が寝たあと、ゆっくり焚火を楽しむつもりでしたが、そのまま一緒に寝落ちしてしまいました…」

◇AM 7:00 朝食。

パンやフルーツ、カット野菜などで簡単朝ごはん。

小林
「澄んだ空気が気持ちいい朝を迎えました。娘もいつもどおり6時すぎに起床。お腹を空かせた我が子のために、パンとフルーツ、インスタントスープなどで手早く朝ごはんを準備して、さっそくいただきます」

カップは「サーモタンブラー470」。気になる製品を試せるのも、このプランの魅力。

「住箱サイトは、ほかの棟のお客様がなるべく視界に入らないよう配置されていて、プライベート感があります。子どもがうろちょろして周りに迷惑をかけたりしないか心配でしたが、杞憂でした。おかげでゆっくりと家族の時間を過ごせました」

◇AM 9:00 撤収&チェックアウト

小林
「チェックアウトの10時を目指して、撤収開始。食器洗い用の洗剤やスポンジもレンタルセットの中に用意があり、すみずみまで配慮されているように感じました。

快適な滞在を叶えてくれた住箱との別れを名残惜しく感じながら、帰路につきました」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。住箱での宿泊は、天候に左右されず、安心して滞在できます。HQでは困ったことがあればスタッフがサポートしてくれますし、工夫次第で食事も手間をかけずに用意でき、温泉で日頃の疲れを癒やすこともできますよ。
 
キャンプに不慣れな方はもちろん、小さな子どもがいて、できるだけ気楽に無理せず楽しみたいという方にもオススメです。気持ちに余裕ができる分、家族との時間をゆっくりと過ごせるはずですよ。
 
今後も各地のスノーピークの宿泊拠点をご紹介します。ぜひお楽しみに!