【コラム】from STAFFリモートを攻略する3つのポイント。

Prologue

自然を感じながら「人と人がつながる」キャンプの効果を、ビジネスに。例えばアウトドアインテリアを活用したオフィス提案「キャンピングオフィス」。会議室をドーム型テントに変えて会議をするだけでも、不思議と緊張がほぐれて、関係性がフラットになり、いつもの会議に変化が起こります。

多彩な人材が活躍できる魅力ある組織づくりや、社員がワクワクして働ける環境づくりを支援するスノーピークビジネスソリューションズ(以下、SPBS)。過去には船井総合研究所が主催するグレートカンパニーアワードにて、9000社の中から「働く社員が誇りを感じる会社賞」という栄えある賞を受賞。そんなSPBSでは常識にとらわれない組織のありかたやクリエイティブなオフィスづくりを実践しています。

世界的に在宅勤務が広がり「新しい働き方」が求められている今、慣れないリモートワークに戸惑っている人も多いのでは。リモートワークでも高い生産性を発揮するためのコツを、スタッフ清水がご紹介します。

リモートワークを上手におこなう3つのポイントとは?

僕が働くスノーピークビジネスソリューションズでは、2013年からオフィスワークに加えてリモートワークを取り入れてきました。周囲のスタッフに感想を聞いてみると、「リモートだから集中できる」という人もいれば、「やっぱり職場の方が集中しやすい」という人も。弊社でもこのような結果ですから、突然在宅勤務を余儀なくされた企業では不満が生じてもおかしくはありません。

リモートワークは苦手だと感じている方の特徴の1つに「プライベートと仕事の線引きをはっきりしていること」が挙げられます。これまで、家はゆっくり寛ぐ場所、オフィスは仕事をする場所という発想が一般的でしたから、慣れない人が大多数なのも納得です。

もっと作業をスムーズに行いたいと悩んでいるなら、「仕事環境」「同居家族」「段取り」の3つを見直してみましょう。仕事に適した環境は、意外と簡単につくることができ、同居する家族との関係性や段取りは、リモートワークを行う上でとても重要なポイントだからです。

次の項目から具体的な方法をご紹介します。

Point.1
まずは「仕事環境」を見直そう!

集中力を高めるために、働く環境を見直すことはとても有効的です。天気がいい日は庭やベランダに出て、自然を感じながら作業するのもいいでしょう。即席でワークスペースを作るなら、設置も撤収も簡単にできるアウトドア用品が便利です。仕事のためにテーブルとイスを出すというルーティンが脳を仕事モードに切り替えてくれます。

僕の場合はオンラインミーティングがあるときは寝室へ、それ以外のデスクワークは庭やリビングなど場所を変えることで頭を切り替えます。場所を移すのが難しい方は、部屋の空気を入れ替えて気分転換をしたり、植物を置いたりするのも効果的です。

ワークスペースに緑を置くことは実はすごく大事なことで、もし植物が枯れてきたら「水を与えることを忘れてしまうくらい、あなたの視野が狭くなっている」という目安になります。外の空気を吸って、植物に触れて、五感を通じて脳に刺激を与えましょう。

Point.2
「同居家族」とのコミュニケーションを大切に!

リモートワークをうまく進めるのに欠かせないのが家族との良好な関係性。「自宅に子どもがいて仕事がはかどらない」という悩みはよく耳にしますが、大切なのはコミュニケーションです。

僕自身も2歳の娘がいる自宅で作業をしていて、日中は主に妻が娘の面倒を見ています。ほとんどの時間を自宅で一緒に過ごしていますが、特に決まったルールは設けておらず、その日の予定など、お互いに声を掛け合うことだけを心がけています。

オフィスでは同僚、自宅では家族と、コミュニケーションを取る相手が変わっただけです。お互いの生活背景を理解しながら、臨機応変に対応しましょう。

Point.3
ワークライフバランスを変える「段取り力」を!

「環境へのアプローチ」、「関係性へのアプローチ」に続き、3つ目に意識したいのが「段取りのアプローチ」です。遅くとも前日夜までに翌日の作業を決めておきましょう。人間には「認知資源」という、1日の中で決断できる容量が決まっています。朝から「段取り」をすると、睡眠で回復した認知資源を大量に消費してしまうのです。認知資源が枯渇してしまうことで、生産性が低下を招きます。

よって、段取りは前日までに行い、朝の仕事はじめから業務にすぐに集中できる状態をつくるのがオススメです。経営者の中には毎日決まった食事を摂る、体を鍛えるという人もいますが、それらはまさに認知資源を枯渇させないための習慣です。

オススメは、タスク管理アプリを利用して予定を組むこと。始めは思うようにクリアできず苦戦するかもしれませんが、慣れてくると見込みと結果が合うようになります。すると、次第に仕事の効率が上がり、与えられた時間を最大限に使える爽快感を感じられるはずです。

3つのアプローチを実践することで、リモートワークはさらに快適に行えます。「自分には無理だ」とあきらめず、ぜひ継続してみてくださいね。

Epilogue

いかがでしたでしょうか?キャンプが生み出す「人と人とのつながり」は、いま、ビジネスシーンにこそ求められています。スノーピークビジネスソリューションズでは、アウトドア研修やオフサイトミーティング、アウトドアインテリアを活用したキャンピングオフィスの導入、Microsoft365の導入支援など、自然を感じながら快適に働く、新しい働き方改革をご提案しております。

スノーピークビジネスソリューションズ:2016年、スノーピークは、ITを活用した企業コンサルティングを行うハーティスシステムアンドコンサルティングと共同でスノーピークビジネスソリューションズを設立。