【コラム】from STAFFキャンプが効く?主体的な組織づくり。
スノーピークビジネスソリューションズTakahiro Shimizu/清水 崇弘
Prologue
自然を感じながら「人と人がつながる」キャンプの効果を、ビジネスに。例えばアウトドアインテリアを活用したオフィス提案「キャンピングオフィス」。会議室をドーム型テントに変えて会議をするだけでも、不思議と緊張がほぐれて、関係性がフラットになり、いつもの会議に変化が起こります。
多彩な人材が活躍できる魅力ある組織づくりや、社員がワクワクして働ける環境づくりを支援するスノーピークビジネスソリューションズ(以下、SPBS)。過去には船井総合研究所が主催するグレートカンパニーアワードにて、9000社の中から「働く社員が誇りを感じる会社賞」という栄えある賞を受賞。そんなSPBSでは常識にとらわれない組織のありかたやクリエイティブなオフィスづくりを実践しています。
世界的に在宅勤務が広がり「新しい働き方」が求められている今、慣れないリモートワークに戸惑っている人も多いのでは。リモートワークでも高い生産性を発揮するためのコツを、スタッフ清水がご紹介します。
「させられている…。」受動的な考え方は気をつけて!
リモートワークをするようになってから、仕事とプライベートの線引きがしにくくなりオーバーワークに陥っているという悩みを持つ人もいます。どこまで仕事をするか、自身の裁量に委ねられているわけですから、在宅勤務では特にメリハリを意識することが重要です。
まずは会社の仕組みとしてできるのは、オンラインでの朝礼、夕礼を取り入れること。決まった時間に集まることでオンオフのメリハリを付けられます。
個人レベルでは、仕事が一段落したら休憩をとりましょう。5分ほど外を歩くのもいいですよ。仕事を終えたと思ったら、一旦環境を変えて脳を休ませることが大切です。作業に見切りを付けないと翌日の仕事に影響を及ぼす場合もあります。
そしてなにより、リモートワークの生産性を上げて仕事もプライベートも充実させるためのカギは「主体性」です。やらされているという受動的な状態は、生産性を大きく減少させてしまいます。ではどうしたら主体性を育むことができるのか。それにはキャンプが最適だと私たちは考えています。
キャンプを通して仕事にも活きる「主体性」を養える。
テントを建て、食事をつくり、天候の変化を感じとって臨機応変に対応する。キャンプは、自分の頭で考え、判断し、行動する自然の中の遊びです。だからこそキャンプを楽しんでいると、自然と主体性が養われていきます。
スノーピークビジネスソリューションズのキャンピングオフィス研修では、建てるテントの種類も、テントを建てる場所も、参加者たちで意見を出し合って進めてもらいます。一般的な研修は会場が用意されていて、あとは行くだけという状態ですからまったく違いますよね。
参加者同士が役割分担をしながら、力を合わせてテントを建て、アウトドア用のテーブルやチェアをセッティングして会場の設えをつくります。無事にできあがったときには達成感とともにチームに自然と一体感が生まれます。
自然の中で人間の本質的な喜びを感じ、五感を刺激されながら、自分の視点で物事を捉えられるようになります。段取りやスケジュール管理がどうしてもうまくできないという方は、キャンプが何よりもおすすめです。
「自分事」を意識するだけで行動はおのずと変わる。
「他人事(You)、自分事(I)、我々事(We)」 、作業しているときの視点がどこに向かっているのかを意識することもポイントです。他人事(You)になっているときは受動的な状態になっている傾向があります。自分(I)や周囲の人々(We)を意識した行動ができるようになると、仕事のバランス感覚や主体的なものの区別が見えやすくなってくるものです。
僕は、働く環境を変えるとパフォーマンスも変えられることを知りました。在宅勤務を取り入れ始めた当初は半信半疑な部分もありましたが、今では「最高の働き方だ」と自信を持って勧められます。頭を使い、自分で取捨選択することができると、リモートワークは仕事を効率よくこなすことができる最高の働き方だと気が付けます。
主体的になると仕事の生産性も、人生の豊かさも増大する。
結局のところ、仕事は人生の一部。つまり、私たち一人一人は自分経営者。仕事ばかりに偏らず、「生きる力を持とう」と意識していけば仕事の本質にたどり着けます。
社員全員が主体的に動ける組織をつくるのは時間がかかることかもしれませんが、結果的には一番強い組織になれると信じています。これからの時代は、スタッフ一人一人が個性を生かしながら自立して動ける組織が強くなり、個人単位でも幸福感をもって働くことができます。
新型コロナの流行で「リモートワークを強いられた」と感じている人もいるかもしれませんが、この機会をチャンスと捉えるべきです。受動的な姿勢から脱却できれば、仕事だけでなく人生をより豊かに感じられるでしょう。キャンプという野遊びを通じて、楽しみながら主体性を養っていきましょう。
Epilogue
いかがでしたでしょうか?キャンプが生み出す「人と人とのつながり」は、いま、ビジネスシーンにこそ求められています。スノーピークビジネスソリューションズでは、アウトドア研修やオフサイトミーティング、アウトドアインテリアを活用したキャンピングオフィスの導入、Microsoft365の導入支援など、自然を感じながら快適に働く、新しい働き方改革をご提案しております。
スノーピークビジネスソリューションズ:2016年、スノーピークは、ITを活用した企業コンサルティングを行うハーティスシステムアンドコンサルティングと共同でスノーピークビジネスソリューションズを設立。