【コラム】from STAFF「ニューノーマル時代」郊外暮らしの魅力。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回、話を聞かせてくれたのは、スノーピークビジネスソリューションズ(以下、SPBS)の坂田です。自然を感じながら快適に働く、新しい働き方を提案する仕事に携わり、自身ももちろん、そんな働き方を実践しています。坂田の自宅を訪ね、在宅でのワークスタイルや、自然を感じながら働くことのメリットを語ってもらいました。

キャンピングオフィスの価値を知った日。

私はSPBSという会社で、大空の下での開放的な会議やキャンプギアを設えたオフィス空間などによって社員の創造性を高めて、生産性を向上させる、新しい働き方を企業に提案する仕事に携わっています。

この事業の立ち上げ当初、事業計画を練るために軽井沢のキャンプ場に1週間滞在したことがありました。
 
空の下に机を出して仕事をするなんて、それまではの自分には考えられないことだったのですが、場所は7月の軽井沢です。空気もきれいで、最高にすがすがしくて、事務所ではなく、広々とした場所で働くとこんなにも気持ちが良く、仕事も集中できて捗るのか!と心から感じました。

これが、私がキャンピングオフィスの魅力を初めて知った原体験です。

リラックスと集中のメリハリがつき仕事の生産性も向上。

山の中での暮らしと在宅勤務 。

我が家は愛知県岡崎市の中心部から15分ほど山に向かったところにあります。駅まで30分、コンビニまで7km。サルもよく出る、まあまあの山の中ですが、僕にとっては最高の環境で、毎日別荘に帰っているような気分です。

春は桜が咲いて、夏は元気に虫が鳴き、秋は綺麗に紅葉して、冬には雪が降る、自然の中には毎日変化があって、子育てする環境としても素晴らしいと思います。子どもたち自身が日々の小さな変化を自ら感じ取りながら、変化に対して柔軟に対応できる人間に育ってくれたらいいなと願っています。

この家を建てる時、庭には天然芝を敷いて子どもたちが裸足で遊べるようにしました。そして、タープを張ってテーブルとチェアを出せば、自分専用のキャンピングオフィスに。

2020年以降、新型コロナウイルスの影響でまさかこんなに在宅勤務が多くなるとは思いませんでしたが、私の場合は自宅の庭で普段の何倍も効率よく、仕事を進められました。

生産性が上がったうえに、家族ともいつもより長く一緒にいられて、メリットの多い在宅勤務でした(ただ、スタッフのみんなと会えないのは寂しかったのですが…)。

キャンプ道具は持ち運びやすくガレージに設置。

仕事の効率化につながる青空オフィス 。

「緑視率」という言葉があり、視界に入る緑の割合が15%以上だとリラックス効果が得られ、集中力や幸福度が上がるといわれています。

体感してみるとすぐわかるのですが、 青空の下、自然の中で仕事をしていると、進み具合が明らかに違います。脳がリラックスして回転が速くなり、タスクの切り替えが素早くできるし、休憩しようと思ったら目の前の緑を見ればいい。緑が目の前に広がっている状況は、人間にとってより高いパフォーマンスを発揮できる環境なのです。

坂田が勤めているオフィスはキャンピングオフィス。

現代はテクノロジーの進歩とともに、日本中のどこでも仕事ができるようになりつつあります。そんなワークスタイルを手に入れた瞬間から、私自身、「心地よさや、効率を上げるために場所を選ぶ」という意識がすごく強くなりました。

都会には都会のスマートで便利な暮らし方があるように、田舎暮らしにも田舎ならではの魅力があります。働く場所も同じように、自宅、オフィス、その他どこであれ、最も生産性を発揮できる場所で、柔軟に働く。心地よい場所を自分で選ぶことが、いまの時代にフィットした働き方なのではないかと感じています。

Epilogue

いかがでしたでしょうか?キャンプが生み出す「人と人とのつながり」は、いま、ビジネスシーンにこそ求められています。スノーピークビジネスソリューションズでは、アウトドア研修やオフサイトミーティング、アウトドアインテリアを活用したキャンピングオフィスの導入、Microsoft365の導入支援など、自然を感じながら快適に働く、新しい働き方改革をご提案しております。

スノーピークビジネスソリューションズ:2016年、スノーピークは、ITを活用した企業コンサルティングを行うハーティスシステムアンドコンサルティングと共同でスノーピークビジネスソリューションズを設立。