2020.10.01

「2020年度グッドデザイン賞」7点で受賞!
「HOME & CAMP クッカー」ベスト100選出

株式会社スノーピーク(代表取締役社長:山井梨沙、本社:新潟県三条市、証券コード:7816)は、製品、サービスを含む7点で2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞、「HOME & CAMP クッカー 19 / 26」は「グッドデザイン・ベスト100」に選出されたことをお知らせいたします。

この度、「HOME & CAMP クッカー 19 / 26」「土鍋膳」「フィールドコーヒーマスター」「スノーピークミュージアム」「ローカルツーリズム」「スノーピークリサイクルプロジェクト」「スノーピークかわの駅おち」の7製品/サービスでグッドデザイン賞を受賞いたしました。1990年の初受賞以降、通算受賞製品数は85点となります。

スノーピークは今後も「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」という社会的使命のもと、革新的なモノ、コト、サービスを通じて、一人でも多くの笑顔を生み出すべく邁進してまいります。

【受賞製品/サービスと審査員コメント】

クッカーセット「HOME & CAMP クッカー 19 / 26」 (CS-019/026) ≪グッドデザイン・ベスト100≫

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課 松井大輝

〔審査員コメント〕
「近年、市場の拡大と共にキャンプを楽しみたいというニーズは年々増している一方で、初心者にとって、鍋やフライパンなど、既に家にあるものをアウトドア用に別途購入するのは金額的にも、収納的にも躊躇するもの。この製品は、そういった多くのキャンパーが抱える潜在的なニーズを汲み取りつつ、最大限にキャンプを楽しむための細かな配慮と機能に満ち溢れた優秀なプロダクトである。家と外を繋ぐ汎用性はもちろん、メーカーの高い知見や経験値が反映されたデザイン、工業製品としてのプロダクションレベルの高さなど、あらゆる点で審査員の高い評価を集めた」

HOME & CAMP クッカー 19
HOME & CAMP クッカー 26


土鍋「土鍋膳」(CS-580)

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 未来開発本部 Gear開発課 鴨志田栄汰

〔審査員コメント〕
「近年のアウトドアシーンのなかで、食体験を拡張するニーズは年々増し、収納性や軽量化などをはじめとする機能美に優れた製品がリリースされてきている。この製品は、そういった機能のいくつかは犠牲にしながらも、家中での利用シーンや景観なども想定し、食に求められる本来的な味わいの良さや、体験の豊かさにフォーカスし、「人間性の回復を図る」という同社の強い理念が反映されている。一方で、収納サイズや皿の形状、格納枚数への配慮に高い消費者視点の練り込みが窺え、「これでいい」ではなく、「これがいい」と言わせる、日々の生活の基本を見直させる魅力を放ったプロダクトであるという点を高く評価した」

土鍋膳


パーコレータ「フィールドコーヒーマスター」(PR-880)

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク 執行役員 未来開発本部長 吉野真紀夫
デザイナー:株式会社スノーピーク 設計本部長 林 良治

〔審査員コメント〕
「アウトドアシーンでは古くから愛されてきたパーコレーター。火にかけると沸騰したお湯が自動的に上部に下部にと循環し、フィルタを数回通ることで朝に最適な濃厚なコーヒーが出来上がる、という商品だが、従来品はフィルター穴が大きく雑味が残りやすいことや、何度も循環するため濃くなりすぎてしまうといった、いくつかの難点があった。この商品はペーパーフィルターを使うというハンドドリップの利点を採用しながらも、パーコレーター本来の数度循環機能との融合によって、クリアで濃厚なコーヒー抽出の新たな形を示した点を高く評価した」

フィールドコーヒーマスター
※2020年12月発売予定


ミュージアム「スノーピークミュージアム」

プロデューサー:
株式会社スノーピーク 代表取締役会長 山井太
株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙

〔審査員コメント〕
「様々なプロダクトの環境負荷が社会問題になるなかで企業の哲学そのものが問われる時代にあって「プロダクトを長く使う」という価値を、ユーザーが寄贈した製品と思い出とを展示するという、温もりのある手法で表現している。企業の社会的責任という難しい課題をエンターテインメントに昇華させている点を評価した」

スノーピークミュージアム


旅行・体験事業「ローカルツーリズム」

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙 

〔審査員コメント〕
「現在の観光では、圧倒的なブランディングやデザインなどで集客するか、「人」を目的としたリピーターの多いものに人気が集まっているように感じられる。その中で着地型観光とも言える、ローカルツーリズムはそのどちらでもない中、参入障壁も低く、多くの地域で試みられているものの、単発で終わっているものも多く、難しい領域だと考える。そこにアウトドアブランドが参入したことに意義がある。土地の文化に触れ、産業を未来に継承していく、という理想をぜひ実現し、継続して欲しい。コロナ禍で大変だと思うが、期待を込めて評価した」

ローカルツーリズム


リサイクルプロジェクト「スノーピークリサイクルプロジェクト」

プロデューサー:株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井梨沙

〔審査員コメント〕
「店頭で回収されたアパレルが、リサイクルの工程を経て再びアパレルになって帰ってくる。そんな一連のしくみを構築し、わかりやすく可視化している。オープンファクトリーでは、ニット製品として編まれていくプロセスを体験してもらうことで、生活者がリサイクルの輪の一端を担っていると実感できるようデザインしている。"服から服へ"という 持続可能なものづくり。自然環境に配慮した事業を行ってきたスノーピークの循環型社会にかける思いが伝わってくる」

スノーピークリサイクルプロジェクト


複合型観光拠点「スノーピークかわの駅おち」

プロデューサー:
越知町長 小田保行
株式会社スノーピーク 代表取締役 山井梨沙
ディレクター:株式会社スノーピーク スノーピークかわの駅おち 副店長 倉田葵
デザイナー:株式会社風憬社 取締役 山﨑円

〔審査員コメント〕
「かわの駅というコンセプトにより、仁淀川流域での過ごし方をブランディングした点を高く評価した。複合施設はエリアの拠点として機能するだけでなく、川でのさまざまな遊び方を提供し、川の魅力を発信している。その成果は、県外からも多くに人が訪れる観光地として、宿泊需要も生み出していることにも表れてる。地元の人たちの想いとアウトドアの知見を活かしたスノーピークのノウハウの融合が、オリジナリティのある地方創生事業を生み出した」

スノーピークかわの駅おち


【グッドデザイン賞2020について】

https://www.g-mark.org/