【65周年企画】vol.1 from USER趣味を分かち合える仲間と。

Prologue

ユーザーとキャンパーとしてつながるスノーピークのスタッフ。だからこそ、プライベートで一緒にキャンプに出かけることも、珍しいことではありません。

創業65周年記念企画として、キャンプを通じて生まれた、肩書きを越えた温かなつながりをシリーズでご紹介します。

今回取材にご協力いただいたのは、東京都にお住まいの田辺光さん。家族ぐるみで交流を深める、スノーピークスタッフの渡辺岳と一緒にキャンプをしながら、二人の関係性やスノーピークとの出会いについて話を聞きました。

◇失敗からの大成功。

「ミニッツドーム」がお気に入り。「設営が早く、のんびりできる時間が増える」とのこと。

田辺:
「4年前、友人の誘いで、日帰りでその友人のキャンプサイトに遊びに行ったんです。自分でテントを建てたり、道具を揃えているのがかっこよくて興味を持ったのが、キャンプを始めたきっかけです。

自分なりに情報を集めて、Amazonで『アメニティドームM』と『アメニティタープヘキサL』を購入。事前に設営の練習もして、奥さんと初キャンプに出かけました。それが2019年11月で、行き先の長瀞は極寒(笑)。

『キャンプってこんなに過酷なんだ…』と思い知り、もうやめようと思いかけたんですが、近くの温泉に浸かって温まった体で『グランドオフトン』で寝てみたら、それがもう最高に気持ち良くて…!」

得意の餃子。キャンプでよくリクエストをもらう。

「全体的にはほぼ失敗だったんですが、その瞬間だけは大成功。もっと勉強すれば上達するかもと思い、キャンプを続けることにしました。

うちはウサギを飼っていて、二子玉川にあるウサギ用品の専門店によく買い物に行くんです。その向かいにスノーピークの直営店があるのを見つけて入ってみたのが、スタッフの皆さんとの出会い。岳さんはその店の店長だったんです」

◇キャンプを教わり、釣りを教える。

お互いのことを「友人です」と紹介し合う、仲の良さ。

田辺:
「当時は仕事も忙しくて、いつもネットでギアを購入していました。でも、スノーピークのお店ではネットには載ってない+αの情報を得られるし、スタッフみんなとの会話も楽しくて、お店に通うようになりました。

岳さんと仲良くなったのは、釣りキャンプがきっかけかなぁ。僕は毎年夏に沼津へ釣りに行くんですが、岳さんを含めたスタッフ10名くらいと一緒に行くことになったんです。釣りのついでにキャンプもして、好きな趣味を一度にできるなんて一石二鳥でした。体力的にはしんどかったですが、それも含めて、とても楽しかったですね」

船を借りて、二人で海釣りに。キャンプとはまた違った魅力がある。

「僕にとっては、それが初めてのグループキャンプでした。そこで新たな扉が開いて、さらにキャンプにのめり込んでいきましたね。逆に、岳さんはそこで釣りにハマってくれて、お互い平日休みなのもあって、一緒に釣りに行く仲になりました。

釣りは僕が教えて、岳さんからはキャンプを教えてもらって。岳さん夫婦とキャンプに行くようにもなって、奥さん同士も徐々に距離が縮まり、今ではキャンプ中にみんなで昼寝できるくらい、気兼ねなく過ごせる間柄です」

◇これからも家族ぐるみで。

手作りピザも、お手のもの。

田辺:
「岳さん夫婦とのキャンプは、全部いい思い出。キャンプ場は岳さんが選んでくれて毎回新しい発見があるし、『今回はハンバーガー!』とか『夏だからそうめん!』とかってテーマを変えるので、作戦会議からすでに楽しいんです。

僕は料理担当で、メニューは岳さんがリクエストしてくれるので、それに応えるだけ。料理は好きだし、準備もしやすいので助かっています。よく作るのは円盤餃子とペペロンチーノですね。

あとは、朝は決まってご飯を炊きます。僕は白米にこだわりがあって、岳さんも唸らせるくらい炊き方には自信があります(笑)。朝は誰よりも早く起きて米を浸水させるんですが、美味しいご飯が食べたいから早起きも辛くないんです」

自然に癒され、食を楽しみ、キャンプを満喫する。

「買い物に行っただけのはずなのに、いつの間にか友だちになって、プライベートに入り込むなんて、おもしろいですよね。一番の仲良しは岳さんですけど、僕はよく行くスノーピークのお店のスタッフは、みんな友だちのような感覚です。

『フィールドオーブンを使ってみたい!』とお願いされて、新人さんを含めた二子玉川店のスタッフたちと一緒にピザを焼いたり、逆に僕がフライフィッシングを教わりたくて、お台場のWILD-1(Snow Peak Store WILD-1デックス東京ビーチ店)の山本雄二さんに源流に連れて行ってもらったり。みんなキャンプやアウトドアが大好きで、一緒に趣味を分かち合えるのがスノーピークスタッフの魅力だと思います。

今回は奥さんが参加できなかったので、次回は奥さんも連れて一緒にキャンプをしたいですね。これからも夫婦でキャンプを続けながら、スノーピークのみなさんとも楽しい時間を共有していきたいです」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。自然と人、人と人をつなげてくれるキャンプ。その力によって生まれた、ユーザーとスタッフの深い絆があるからこそ、スノーピークはコミュニティブランドとして今日まで歩み続けることができました。
  
今後もユーザーとスタッフのエピソードをご紹介してまいります。どうぞお楽しみに。

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