【私と*】 from USER2泊3日以上がいいな。
Prologue
私たちスノーピークは、1998年以降、毎年全国各地でキャンプイベントを開催しています。顔馴染みのストアスタッフも、普段はオフィスで働く内勤のスタッフも、ユーザーのみなさんと同じひとりのキャンパーとして参加し、焚火を囲む時間を心待ちにしています。
この日、キャンプイベントに参加されていた石川県在住の北さんご家族。今では、キャンプにハマっているご主人ですが、当初はキャンプを始めることに対して後ろ向きだったとのこと!最初の一歩を踏み出したきっかけや、思い出に残る雪中キャンプについてなど、お話を伺いました。
◇頑なに拒否していたけど…。
キャンプの思い出を話してくださった光洋さん。
光洋さん:
妻も子どもたちも、キャンプをはじめるときはすごく乗り気でしたよ。でも実は僕、キャンプだけは頑なに拒否していたんです。23歳くらいかな?若いときに先輩に連れられて行ったんですけど、ろくな思い出がなくって。
昔のキャンプ用のテントって、風が強いとすぐに壊れたり、雨漏りしたり、全然快適じゃないですよ。寝るときはマットもなくて、ゴツゴツしたところで横になるだけで、ただただ、きつい…。だから、テントに泊まるということに良いイメージが全くなくって、子どもたちとは屋根付きのBBQ場でデイキャンプばかりしていました。
でも子どもたちは、キャンプをやりたかったみたいですね。ある日、僕が仕事から帰ると『パパこっちきてー』と、子どもたちに遊び部屋に連れて行かれたんです。真っ暗な部屋に、クレーンゲームで取った小さいワンタッチテントを張って、息子が段ボールで作ったおままごとセットでBBQ、キャラクターの小型提灯をランタン代わりにして、キャンプごっこをしていたんですよ。それをみたら、これはもう連れていってあげなきゃなー、と思って。
◇雨キャンプ。それでも、はまっていた。
光洋さん:
最初は、家から30分くらいの場所にあるキャンプ場に行きました。夜中から雨が降ってきて、デビュー戦が雨キャンプになってしまったんです。道具を揃えるときに相談に乗ってくれたスタッフさんが心配して『どうですかー?』って、わざわざ電話をかけてくださったんですよ。雨が降ってます…って報告したら、『相手は自然ですから気持ち切り替えて楽しみましょー!』って言ってくださって、元気付けられました。
最初のキャンプはそんなこんなで、まあまあ大変だったんですけど…。でもね、それでもハマってしまいました(笑)。キャンプの印象が、若い頃に行ったときとは180度変わったんですよね。それからはもう、やればやるほどどんどんのめり込んでいって、今では2泊3日以上、できれば3泊4日がいいですね。
今年(2021年)のGWは4泊5日したんですけど、すごく良かったですよ。ただ外を見て、ぼーっとするのって、普段仕事していると難しいじゃないですか。そういう時間を作ってリラックスするのって、とても大事だと思うんです。
◇いちばんの思い出は、予想外の雪中キャンプ。
楽しそうに雪中キャンプのお話をされる洋子さん。
光洋さん:
楽しかったキャンプですか?それはもう、山ほどありますよー!
洋子さん:
あっ、初めての雪中キャンプかな?
光洋さん:
そうだ、着いたのが夕方で、日が暮れはじめていて。
洋子さん:
車のライトをつけて、強風と雨で飛ばされそうになりながらテントを建てたんです。しばらくすると、雪がぱらついてきたんですが、それからどんどん降ってきました。夜中にはスタッフさんが『雪おろしてください』って何回も見回りに来てくれたんです。外に出てみると、雪が膝くらいまでどっさり積もっていて。夫は爆睡していたんで、私が一人で雪おろししたんですよ。(笑)
光洋さん:
そう、ワイン飲みすぎて爆睡しちゃったんです!朝起きたら、辺り一面銀世界ですよ。すごくきれいだったし、楽しかったよね。
◇えっ、それは過酷な思い出じゃないんですか?
冬のHEADQUARTERS Campfield。
洋子さん:
雪おろしは大変だったんですけど、雪、楽しかったよね。
光洋さん:
その年に参加したイベントで、子どもたちをきっかけに家族ぐるみでキャンプに行くようになった友達家族と一緒に来ていたんですけど、雪にお菓子を隠して宝探しするか!ってなって。子どもたちがバナナを隠したんですが一本見つからなくて、子どもたちが泣き叫ぶから大人たちも総出で探したりして。(笑)
洋子さん:
あとは、雪だるまもつくったよね。かまくらは途中で諦めましたけど。
光洋さん:
そうそう。過酷な思い出というよりも、楽しかった思い出としての印象の方が強かったですね。撤収も結構大変だったはずなんですけど、そんなに苦しかったイメージはないですね。とにかく、雪が面白かったんでしょうね。寒かったのも覚えていますけど、布団に入ってしまえば暖かいですし。本当に楽しかったですよ、初めての雪中キャンプ。
洋子さん:
またやりたいねって、話しているんですけど、雪とのタイミングを合わせるのはなかなか難しくてね。(笑)
Epilogue
いかがでしたでしょうか。豊かな自然のなかで、スノーピークとユーザーの皆さまがつながり、ユーザーさま同⼠がつながり、ともに育てるコミュニティイベント。いつかあなたにも、フィールドで会えますように。