“アパレル”を通して伝えたいこと
販売計画部Toshiya Kato/加藤 寿弥

アパレル業界へのきっかけ
みなさんの生きがいは何ですか?
幼少期からサッカーをしてきた僕は、サッカーを通じて仲間との絆を深め、頑張ることや勝敗によって得られる感情の変化に揺さぶられ、何にも代えがたい生きることの意味を感じて生きてきました。だから、大学ではそれを周囲にアウトプットして、何かに夢中になって仲間を作り、人生を豊かにしてほしいと考え自分が得意なフットサルでサークルを創りました。
「想えば叶う」とは本当のことで、13年の時が経った今でもこのサークルには世代を超えた人と人との繋がりがあり、みんなが青春している姿を見る度に鳥肌が立ち、胸が熱くなります。
物事の判断基準は常に、「周囲の人にプラスの影響を与えられるか」という想い。そして、それは好きだからこそ情熱を傾けることができ、強い意志で成長に繋がり実現するのではないかと思っています。
だから、進路に悩んだとき、一番頑張れると思ったファッションの業界に入りました。服を通じて、一人でも多くの人を幸せにできたら、そう願い今でも働いています。
ファッションではなく、価値観を伝えたい

ところで、“ファッション”と“アパレル”の違いを意識したことはありますか?“ファッション”とは流行している服装を、“アパレル”とは衣服を指します。
僕が当初好きなのは“ファッション”でしたが、徐々に価値観も変化し、“アパレル”へと興味が移っていきました。物が溢れている時代だからこそ、大量生産大量消費や低賃金の過重労働、環境汚染にも警鐘を鳴らすべきだと思っています。一過性のあるものより、物事の本質を伝えるために生きたい。そして、スノーピークとの出会いでその想いはさらに強くなりました。
デザイナーの山井がこの『FIELDWORK』のFEATUREで対談しているLOCAL WEARやOUTDOOR KIMONO、The Inoue Brothersとの取組みなどをご覧いただくとわかるように、トレンドを追いかけるのではなく、文化をアップデートして服を通じて新しい価値にチャレンジしています。そういった視点から、新たなライフバリューを提案して、世の中にハッピーの輪を広げていく。この考えにとても共感を覚えます。
服を売ることではなく、価値観を伝えることを作り手から一人ひとりの販売員までができたら最高です。
アウトドアとファッションの垣根を超える

僕の個人的な目標は、業界の垣根を超えた価値観を提供すること。アウトドア業界、ファッション業界…。この言葉は人が勝手に作った言葉なのだから、壊すことも自由だと思います。難しいことかもしれませんが、何かを変えるのは強い意志であり、僕たちなら超えられるのではないかなと思っています。
スノーピークのアパレルは、「HOME⇄TENT」をコンセプトにフィールドでも街でも着ることができる服がたくさんあります。服はキャンプに寄り添い、キャンプは普段の生活に寄り添い、そして人と人を繋げていきます。
キャンプに抵抗がある人は、まず僕たちのアパレルに一度袖を通してみて下さい。いつも通り過ぎていたお店に入り、スタッフと話してみて下さい。きっとその背景にある想いやそれとぴったりマッチする服に感動するはずです。
みなさまの365日に特別な付加価値を加えられる、そんな最高のチームになれるように、僕たちは2019年も精進していきます。本年も是非、ご期待ください!!