「久保田 雪峰 TAKIBI Night 2019-秋-」イベントレポート焚火×日本酒で深まる、人と人のつながり。

待ちに待った秋の始まり。9月21日に、スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジにて『久保田 雪峰 TAKIBI Night 2019-秋-』が開催されました。今回はイベントの様子をご紹介します。

同じ新潟に拠点を構えるスノーピークと朝日酒造が「アウトドアで日本酒を楽しむ。」をコンセプトに共同開発した、純米大吟醸・山廃仕込み「久保田 雪峰」。
自然の中で、焚火にあたりながらゆっくりと日本酒を味わう。そんな日本らしいシーンをイメージして、2017年9月に誕生しました。

ならば、実際にいろんな方に焚火を囲みながら『久保田 雪峰』を楽しんでいただこうと、今回、朝日酒造さんとともに昭島店にて開催することになりました。

集まったのは、お酒と自然を愛する20代~50代の男女30名弱(とワンちゃん1匹)。キャンプ初心者の方からベテランの方まで、さまざまです。

まずは、朝日酒造のスタッフの方から「きき酒指南」をしていただきました。新潟県の軟水と新潟県生まれの酒米「五百万石」から生まれる「久保田」の酒造りのこだわりや、目・鼻・舌で感じ取る“きき酒”のコツなど、知っているとお酒がさらに楽しく飲めそうな、興味深いお話。参加者のみなさんも真剣な表情で耳を傾けます。

そして、いよいよ、お楽しみの飲み比べのお時間。

今回は「久保田 雪峰」と、共同開発第2弾として今年4月に発売した「爽醸 久保田 雪峰」、そして一般には流通されることのない「久保田 雪峰」の原酒も特別にご用意しました。原酒とは、搾りたてのお酒のこと。お酒好きなみなさんの目が、いっそう輝きます。

こちらのメニューは、後日レシピもご紹介していただきます。

スノーピークのレストラン Snow Peak Eat からは「久保田 雪峰」に合わせた3つのお料理をご用意させていただきました。この日のためにシェフが考案。それぞれに日本酒に合う工夫が施されています。

・八丁味噌と干し柿のカプレーゼ
・炭焼きチキンと枝豆のスープ
・鴨の燻製たたき

料理とのペアリングも楽しみながら、お酒もどんどん進みます。みなさんにお酒を飲み比べた感想をお聞きしてみると、「久保田 雪峰」は、「飲み応えがあって好き」「グッと力強い味わいを感じる」「ぬる燗にしても美味しい」と大好評。一方で「爽醸 久保田 雪峰」も、「軽やかで飲みやすい」「ワインのように香りが華やか」と特に女性に人気でした。

同じ焚火を囲みながら参加者同士もあっという間に打ち解けて、会話も弾みます。

あるグループでは、たまたま全員が九州出身者同士ということが判明。そんな共通点から、地元トークに華が咲きます。また別のところでは、キャンプ初心者さんとベテランキャンパーのみなさんが偶然同じグループに。それぞれのアウトドアの楽しみ方や、スノーピークの好きなところ、関東近郊のオススメキャンプ場など、キャンプ談義で大盛り上がり。

みなさん和気あいあいと良い雰囲気で、たくさんの笑顔で溢れていました。

楽しいひとときは短いもの。あっという間にお開きの時間に。みんなで一斉に「カンパーイ!」と、最後の一杯を飲み干しました。
帰り際には、「今度一緒にキャンプしましょう」「また飲みましょう!」と連絡先を交換しあう姿も。2時間という短い時間を一緒に過ごしただけなのに、不思議と一体感が生まれていました。

お酒を酌み交わすと、心がほぐれる。焚火を囲むと、人と人の距離がグーッと近づく。このあたたかな雰囲気は、間違いなく焚火とお酒の相乗効果なのだと思います。
自然が好きで、日本酒が好き。ただそれだけで、肩書きや属性も飛び越えて人とつながることができる。似ているところを知って、違うところも面白がって、互いの話に耳を傾ける。そんなすてきな時間が流れていたように感じます。
 
 
お花見やお月見。日本には古くから、日本酒とともに自然の風情を楽しむ文化があります。日本酒は、日本の自然によく似合う。だから自然のエネルギーである焚火とも、こんなに相性がいいのかもしれません。肌寒い季節にこそ、焚火で暖を取りながら「久保田 雪峰」をクイッといただいて、オツに野遊びを楽しみたいです。

惜しむようにお開きとなった後、「またすぐにやってくださいね!」と、うれしいお言葉もいただきました。きっとまた近いうちにみなさんと再会できますように。焚火を囲みながら、再び「久保田 雪峰」で乾杯できることを楽しみにしています。