【コラム】 from STAFF息子とキャンプ。
Snow Peak Store SWEN清水Kazuhiro Aoyagi/青柳 和弘

Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回、話を聞いたのは、スノーピークストア SWEN清水店の青柳です。静岡県沼津市に暮らす青柳は、早朝に海釣りをしてから出勤する程の釣り好き。
家族でキャンプに行く時も、海釣りができる場所へ行くことが多いそう。最近は、小学生の長男と父子二人で楽しむキャンプに挑戦しています。
◇計画も、設営も一緒に。

父に教わりながら、ロープのテンションを張ってみる。
青柳:
「我が家には3人の子どもがいます。それぞれ0歳児の頃からキャンプに連れて行っていましたが、長男が小学校に上がったのを機に、去年から父子二人だけのキャンプを始めました。
息子とのキャンプは、数日前に『キャンプで何を食べようか?』『何をして過ごそうか?』と、一緒に計画を練るところから始まります」

焚き付け用の小枝を拾いながら、昆虫探し。
「当日、キャンプ場に着いたら、まずはテントの設営です。息子が率先して手伝ってくれるので、道具を出してもらったり、途中まで打ち込んだペグを打ってもらったり、安全にできることを担当してもらいます。
設営が終わったら、キャンプ場内の散策に出掛けます。昆虫などの生き物が好きな息子と一緒に、虫かごを持ってどんな生き物がいるのか探しながら歩き回るんです」
◇子の成長を実感する瞬間。

「ランドブリーズPro.1」にヘキサタープを合わせた。
青柳:
「父子キャンプでは、料理は焼いて作れるものが中心です。息子が特に気に入っているのが『ペッパーライス』。牛肉とご飯をバターで炒めて、黒コショウで味付けするだけで、簡単に作れておいしいんですよ。ちなみにごはんは冷凍したものを持参すると、手間がかからず、保冷剤代わりにもなって便利です。
息子は家とは違って、キャンプでは何でも手伝おうとしてくれます。火を使う料理は子どもには危ないことも多いので、ストップウォッチで時間を測ってもらったり、料理を並べてもらうことが多いですね」

現在、小学2年生。
「そうして少しずつ、息子ができることが増えてきて、成長しているんだなと実感することがあります。
例えば焚火の準備をする時、息子が焚火台の上に太い枝、細い枝、着火剤になるものを自分で組んで、『やっといたぞ』と言いたげな顔をしていたりするんです(笑)。
虫取りにしても、昼間には見つけられなかったクワガタを、夜になってから自分なりにどこにいるのかを考え、木の根元付近の落ち葉の下から見つけ出したり。その想像力や諦めない力を見て、すごいなと感心しています」
◇次の目標は、離島キャンプ。

夕方、キャンプ場から車で10分ほどの漁港へ、海釣りに。
青柳:
「僕も息子も釣りが大好きで、キャンプの時も一緒に海で釣りをします。ただ、子どもができる釣りと、僕が趣味としてやっている釣りは、同じ場所で同じようにできるものではないんですね。特に朝と夕方は魚がよく釣れるチャンスタイムで、できれば僕が釣りをしたい時間帯です(笑)。
そのことを知っている息子が『僕の釣りは後でいいから、お父さんがやりたい釣りをしなよ』とチャンスタイムを譲ってくれたんです。普段、家ではそういうことを言わないので『譲ってあげられるんだなぁ』という発見がありました。
同時に自分の釣りをメインに考えている身勝手な自分に反省もしたんですが、その時はお言葉に甘えさせてもらいました(笑)」

「今後の息子とのキャンプでは、僕も知らない土地に行ってみたいですね。一緒に調べてその土地を観光したり、釣りをしたり、ごはんを食べたり。
息子が小学3年生なったら、一緒に伊豆七島あたりの島に行きたいと思っています。今はまだ妻にも内緒で、こっそり計画を立てているところですが、息子と二人で離島キャンプに行ける日を楽しみにしています」

Epilogue
いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。