【コラム】 from STAFF夫婦の語らいとともに。
ブランドエンゲージメント課Takehiro Soga/曽我 岳大
Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。
キャンプが苦手だった妻と、等身大のデュオキャンプを楽しめるようになるまで――。今回は、ブランドエンゲージメント課・曽我の体験談をご紹介します。
曽我が大切にしているのが夫婦二人でのキャンプの時間です。以前まで、奥さまはキャンプは大変そうというイメージを持っていたそう。ですが、少しずつその楽しみを知り、今では自分たちらしく満喫できるように。
景色や食事を楽しみながら過ごす、大人のデュオキャンプに至るまでのお話を聞きました。
◇少しずつ段階を踏んで。
この日は、自宅からほど近い海辺の公園へ。
スタッフ 曽我:
「学生時代は、僕もテント泊でのバイク旅などもしていたのですが、社会人になってからはアウトドアから離れていました。再開したのはぎっくり腰がきっかけで、身体を鍛えようと登山を始めたんです。すっかりハマってテント泊での登山もするように。日帰りの時は、ときどき妻も一緒に登っていました。
妻はアウトドアに抵抗はなかったものの、キャンプにはなかなか踏み出せなくて。キャンプ場は水場が汚い、お風呂に入れないといったイメージから、苦手意識を持っていたんです」
週の終わりの金曜日。好きなお酒とおつまみを持って。
「僕がスノーピークに転職し、本格的に家族とキャンプがしたいと思い、妻を誘ってまずは長野の貸別荘に泊まりました。庭にタープを張って、焚火をしたりBBQをしたり。そんなキャンプのまねごとを、妻も思いのほか楽しんでくれました。
それで次はキャンプ場でデイキャンプをして、さらにその次は二泊三日で舞子高原に。温泉もあって水場も整っている施設だったので、妻もキレイなキャンプ場なら泊まりでもOKと言ってくれ、快適に楽しめました」
「こうして少しずつレベルアップしていった結果、妻のキャンプへの苦手意識もほぼなくなり、今では春と秋の年2回は、一緒にキャンプに行きます。
海辺や湖畔などロケーションにもこだわり始めてから、妻も積極的に楽しんでくれるように。飼い猫2匹に留守番をしてもらわないといけないのが、今の唯一の悩みです(笑)」
◇地場の食材を堪能する。
過ごしやすい季節には、こうして夫婦で外飲みを楽しむ。
スタッフ 曽我:
「キャンプだからこそできる料理を楽しみたくて、毎回二人でいろんなメニューに挑戦しています。塊肉を焼いたり、ピザやパエリア、ミネストローネを作ったり。同じ料理を作ることは少ないかもしれません。
地元食材を買って食べるのが楽しみで、戸隠では、トウモロコシを炭火で焼いて食べたのが最高に美味しかったです。海辺のキャンプ場では漁師さんがサザエを売りに来たので、新鮮なサザエを贅沢にそのまま焼いて食べました」
大葉の香りがアクセントの「新生姜のちくわ巻き」は、曽我家の定番おつまみ。
「キャンプで妻がいつも作るのは、新生姜と大葉をちくわで巻いたおつまみとアヒージョ。お酒と一緒につまみながら、二人で料理をします。コロダッチオーバルは、アヒージョや焚火料理など、何かと使えて便利なので出番が多いですね。
ギアは買ったり借りたりしながら、いろいろ試します。焚火台Sは、一番のお気に入り。薪の数が限られますが、ゆっくり燃える様子を眺めるのは至福の時間です」
◇二人らしいペースで。
スタッフ 曽我:
「思い出深いのは、やっぱり夫婦での本格キャンプデビューだった舞子高原。38度の猛暑の中、観光スポットを巡って、酒や地元食材を買って、それをテントに帰ってさっそく食べるのがとても楽しくて。
このときに『地場のものをキャンプで食べる』という僕たちのスタイルが確立したと思います。たまに食材を買い過ぎて余らせたりと失敗することもありますが、それも含めて楽しい思い出です」
外にいるといつもより自然体で話せる気がすると言う。
「僕たちにとっての“ちょうど良いキャンプ”というのも掴めてきて、最近は『ヴァール Pro.air』※をシェルターとして使う、コンパクトでミニマルなスタイルがブーム。妻もギアの扱い方がわかってきて、設営を手伝ってくれます。
※現在は廃盤。
妻とキャンプに行くと、つい普段はしないような深い話をしてしまいます。家族の話、互いの人生の話、思い出話。キャンプという特別な場だからこそ生まれる会話があります。
結婚してからもうすぐ20年。こうした時間が夫婦のコミュニケーションを深めてくれているのかもしれません」
Epilogue
いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。