【コラム】from STAFF愛着図鑑 vol.3
直営店舗部 マネージャーKeiichi Inoue/井上 圭一
【愛用歴 9年】
コンボダッチデュオ
このコンボダッチデュオは今から約10年前、息子がまだ生まれる前から使用しています。
もともと10インチのダッチオーブンを持っていて、家とキャンプの両方で使っていたのですが、普段使いには取り回しがイマイチで、妻にとっては大きさや重さもネックになっていました。
「アウトドア用としてだけではなく、デイリーでも活躍してくれるダッチオーブンが欲しい」。そんな私たち夫婦の願いをかなえてくれたのが、このコンボダッチデュオでした。
一番の特長はコンパクトなサイズ感。家族3人分の料理を作るのに最適で、家での普段使いを考えると非常に使いやすい大きさです。重量も重過ぎず、それでいて熱伝導性や蓄熱性といったオーブンとしての機能も優れているので、本格的な料理が手軽に味わえます。
着脱式の取っ手が付属しているという点もポイントです。プレートやスキレットで調理をした後、取っ手を外せばおしゃれな食器に早替わり。そのまま食卓に出せるので、時間や手間も省けますし、自宅に居ながらアウトドアの雰囲気を感じられるのもうれしいです。
我が家ではスキレットで作るオムレツや目玉焼き、スクランブルエッグなどのたまご料理が朝食の定番になっていて、自宅で毎日使っています。もちろんポットでスープを作ったりと、夕食を作る際も活用。間違いなく1年間で365回以上はダッチオーブンを使った料理が食卓に並んでいます。
家にいる時と同じような感覚で家族3人自然体で過ごす―。私にとってキャンプは日常の延長線上にあり、家でも外でもマルチに使えるダッチオーブンは、井上家のキャンプスタイルを象徴するアイテムでもあります。
キャンプの際はこのセットを毎回欠かさず持って行きます。10インチのダッチオーブンともうまく組み合わせながら、煮込み料理や焼き物などさまざまな料理を手掛けます。お気に入りの一品はローストチキン。自然に囲まれた中で、たわいない会話をしながら食べるキャンプ飯はやっぱりひと味違います。
また、私自身料理は普段から妻に任せっきりなのですが…(苦笑)、キャンプでは息子と一緒にパスタソースを作ったり、パンケーキを焼きます。子どもでも使いこなせる軽さやコンパクトさなので、息子もいつも以上に張り切って手伝ってくれます。
コンボダッチデュオ購入後に生まれた息子は今年で7歳。最近はキャンプだけでなく、家でも妻の手伝いをするようになりました。将来息子が料理を振る舞ってくれることを期待しながら、これからも大切に使い続けていきたいです。
Epilogue
今回の「愛着図鑑」は、いかがでしたでしょうか。長く使ってきた道具とあなたが織りなす時間は、どんなに優れた新製品を買っても手に入ることはなくて、その時間を、人は「愛着」と呼ぶのだと思います。
新潟・福岡にあるアフターサービスルームには、今日も遠方から修理の必要な道具たちが届きます。壊れたら捨てるのではなく、大事になおしてまた使って欲しい。そんな想いを込めて今日も丁寧に修理にあたっています。もしも、道具が壊れたらいつでも私たちスノーピークにお送りください。想いを込めて修理し、皆さまにお戻しいたします。