【コラム】 from STAFF「婦人会」という名の女子キャンプ。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

左から:横山、小林、今井、進藤

今回話を伺ったのは、スタッフ横山・小林・進藤・今井。店舗業務に携わる女性スタッフが集まってキャンプ。使いたい道具や食材は自分持ち、設営は協力しながら、料理は適材適所?で行っています。要領と計画性、食材を決して余らせないところは女性の得意分野だそうです。4人のクロストークをお届けします。

―4人のキャンプを一言で表すと?

進藤 「ワイルド女子キャンプ」。

横山 「媚びない女子キャンプ」じゃないですか?

進藤 「男にこびない私たち」。

小林 いや、そんなことないんじゃない?(笑)。

進藤 媚びて生きてますね(笑)。

小林 女子だけのキャンプでも、自分のものは自分で持ってくるという暗黙のルールはあります。人に頼ることなくキャンプしようという気持ちは強いですね。

―料理は4人でするんですか? 

進藤 4人いれば1人はちゃんとするんですよ、だいたい小林さんがしてくれます。

小林 私、実は家庭的な一面があるんで…!

進藤 料理も前もっていろいろ作ってきてくれるしね。

スタッフ小林。趣味は愛犬・猫、パートナーや友人とキャンプに行くこと。

小林 男性の力強いところと、女性の細やかな気遣い両方を持ち合わせたい(笑)。料理やサイトの見栄えにもこだわりますね。

横山 設営撤収も全部自分たちだけでやって、レイアウトは凝りますよね。

小林 ファニチャーの位置とかね。日ごろから男性スタッフに鍛え上げられた知識と技術の賜物です(笑)。

―女子キャンプならではの醍醐味は? 

小林 女子のいいところは要領がいいところなんですよ。

今井 確かに、効率もいいしね。

小林 そうそう。テント設営や料理も、効率のいいやり方を一回知識として入れてしまえば、怖いものなしですよ。私たちは食材も余らせずうまく使い切るしね。男性はパワーで、女性は要領とか計画性で、うまく分担できるといいですよね。決して張り合うことなく。

スタッフ進藤。2021年は「スモークを極めたい!」とチャレンジ中。

進藤 そうですね。たしかに食材は余らせないですね。

小林 かといって、料理は特別に凝ったものを作っている訳ではないんです。家で作るごはんと同じ感覚で簡単なものが多いですね。

横山 初回のキャンプでは鉄板でクレープ生地を焼いて、クレープたくさん作りましたね。

進藤 これやってみたい!っていうアイデアはいろいろ出てきますよね。

―4人でキャンプをし始めたきっかけは? 

横山 私と小林さんで「行こう!」って話になって。

小林 その後、もともと同じ店舗で働いていた進藤さんに声をかけて、ギアに強い人が一人いるといいからって、今井さんに声をかけたんです。

スタッフ横山。趣味はキャンプ、スノーボード、たまにスケートボード。「冬のお休みはすべて雪山に行くほど雪山が好きです」

今井 最初のとき、車にギアをパンパンに積んで行ったよね、私(笑)。

進藤 今井さんは「それはいらないよ!」と止めるくらい、たくさん持ってきてくれて(笑)。

小林 それぞれ普段は別の人とキャンプに行くことが多いから、いろんなところで得た知識とかネタの情報交換ができるのもおもしろいです。

横山 アパレルメインやギアメイン、または総合店など、勤務しているお店のタイプもそれぞれ違うので、みんなとのキャンプで教えてもらうこともありますね。

―女性の立場からすれば、店頭に女性スタッフがいると相談しやすい気がします。

今井 旦那さんはまだ乗り気じゃないけど、奥さんがキャンプに行きたいっていうケースは最近多いかもしれない。だから「このテントなら奥さんにもできますよ。ご夫婦で一緒にテント立てましょう」って言ったりするかな。実際女子だけでもキャンプできるんですけどね。

進藤 女子だけでキャンプに行ってるって言うと、お客さんにすごく驚かれませんか?

小林 あります!キャンプの写真を見せたら、「え、これ、自分で建てたの?」って(笑)。

進藤 でもホント実際、女性だけでも全然いけますよね。「私でも建てられますから大丈夫ですよ」って言うと驚かれますけど。

今井 でも、私が同じこと言っても「そりゃ、あなたは…」っていう反応されますよ(笑)。言い方なのかな、もうちょっと弱々しく言えばいいのかな…。

スタッフ今井。趣味はキャンプ、釣り、ボルダリング、スノーボード、何でもやりたがり。「能力はまた別の話ですが(笑)」

小林 正直な話、キャンプは男性の遊びって思われている方が多いんですよね。そういうときにしっかりキャンプの話や製品の説明をして驚かせるのが楽しいんですけど(笑)。

横山 めちゃくちゃ分かります。ギアの説明をし始めると、ビックリされて。

今井 加えて、釣りの話も盛り込んでみたり。「私も釣りするんですよ。ルアーとテンカラ、どっちも手を出しちゃいました」って言ったら、さらに驚いてもらえます(笑)。

進藤 かっこいい~。

今井 釣果は別の話だけどね。行ってることだけは言う(笑)。

4人であっという間にテントをたててしまう。

―スノーピークの女性はしなやかで、たくましいって感じですね。 

今井 虫がいたら一旦「ムリー!」とはなるんだけど、結局自分たちだけでどうにかしないといけないから、イヤだけどまだ耐えられる人が追い出すんですよ。

小林 自然とたくましくなっていきますよね。

進藤 なっちゃうよね。LINEのグループ名、「婦人会」ですし(笑)。

今井 もう年齢的にも「女子会」とは胸張って言いにくい…(笑)。やってることは案外かわいいんだけどね。

横山 婦人会、今年も定期的にやっていきたいですね。

進藤 クレープ、また作りたいな~!

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。