【コラム】 from STAFF小さな自然を楽しむ習慣。
Snow Peak Store スポーツデポ アルペンアウトドアーズエッセンシャルストア金沢鞍月Tatsuya Sasajima/笹嶋 達也
Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。
お天気のいい朝、4歳と2歳のふたりの娘と散歩に出かけるのが、スタッフ笹嶋の出勤前のルーティーン。
草花を見たり、空を見上げたり、おしゃべりしながらてくてく歩いて、時には、おむすびやおやつを食べる楽しみも。そんな父娘の小さな野遊びについて聞きました。
◇お父さんは、“外遊び”担当。
お母さんに見送られて出発。
笹嶋:
「朝の散歩は、上の娘が1歳になった頃からずっと続けています。子育てでは僕は外で遊ばせるのが担当で、朝の短い時間でちょっと出かけてみようかと思ったのがきっかけです。
早く起きた朝は1時間くらい、そうでないときはそれなりに。自宅から子どもの足で10分ほどで大きな川に出るので、川べりを歩いて、子どもはおむすびを食べ、僕はコーヒーを飲んで帰ってくるのがいつもの感じです」
10分ほどの道のりでも、子どもには楽しみがいっぱい。
「『オゼンライト』や『ギガパワーストーブ 地』などの手軽なギアを持っていきますが、欠かせないのはタープです。日よけとしてはもちろんですが、トンビから身を守るのに必要なんです。
川べりでは食べ物をトンビに狙われることが多く、うちの娘も一度、手に持っていたおむすびをビュッと奪われたことがありました。それ以来、タープを持っていくことにしています。
毎朝、同じルートを歩くのですが、季節や天候で風景が変わっていくので、毎日小さな発見があります。娘も『花が咲いた』『ダンゴムシがいるよ』『草が(刈られて)なくなっちゃったよ』と、いろいろ見つけては教えてくれます。
車ではなく歩いているからこそ、そして子どもの視線だからこそ気づけることは、大人にも新鮮。散歩ならではの楽しみです」
◇子連れアウトドアのコツは…
ペグをぎゅっ!と差し込んで、設営のお手伝い。
笹嶋:
「散歩のほかに、子どもたちは生後2、3カ月くらいからデイキャンプにも出かけています。
子連れキャンプの極意は『子どもを待たせないこと』でしょうか。子どもから目を離さないで、素早くテントを建てること、食べるにしても昼寝するにしても、さっと必要なものを提供することが大事です。
子どもの安全と、親もストレスを感じないために、ギアはコンパクトでワンアクションのものが重宝しますね」
子どもたちと、おむすびを。
「普段お店に立っていると、ユーザーさんに子連れキャンプの持ち物を相談されることも多いです。
子どもはどんどん成長し、必要なものや好みも変わっていくので、その時々でギアを揃えるより、一つのものをうまくアレンジして使っていくのがベターだと思います。
汎用性の高さを重視して、たとえば、イスよりもシートを、寝袋ならオフトンタイプをおすすめします」
◇幼少期の記憶。
山にも持っていく、いつものコーヒーセット。
笹嶋:
「朝の散歩が入り口となってアウトドアに親しみ、子どもたちには自然の中で楽しむことを覚えてほしいですね。
僕自身は小学生の時からボーイスカウトに所属してキャンプが好きになり、その気持ちがずっと続いているので、子ども時代にいろいろ経験させたいなと思っています」
キャンプや登山を通じて、子育てと野遊びを楽しんでいる。
「スノーピークに入社する前の話ですが、社会人になって意気揚々と『ランドロック』を買ったんです。ところが、ランタンで生地を溶かし、20cmほどの穴を開けてしまいました。
買ったばかりだったこともあり、ものすごくショックでした。恐る恐るアフターサービスに問い合わせてみると、想像以上にリーズナブルな価格で直せるとのこと。『スノーピークっていいメーカーだなあ』と感動しました(笑)。
当時は友達とのキャンプのために購入した『ランドロック』ですが、修理を経て、今は家族とのキャンプで活躍しています。これからも一緒に野遊びを楽しみながら、子どもたちの成長を見守っていきたいと思っています」
Epilogue
いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。