【コラム】 from STAFFカヌーにスノボ…出勤前もとことん遊ぶ。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

左から、神宮司・西本・来栖(くりす)。

今回話を伺ったのは、白馬村にある体験型複合型施設「スノーピークランドステーション白馬」に勤務する神宮司・西本・来栖。3人にとって、仕事も遊びも白馬がフィールド。雪遊びはもちろん、春や夏のカヌーや釣り、秋にはキノコや木の実など山の恵みを味わう日々。自然の中で遊ぶのは特別なことじゃないという彼らに話を聞きました。

―ーまずは皆さんの入社のきっかけを教えてくれますか?

神宮司 僕は白馬に生まれて、クロスカントリースキーをやってきて、自然の中で自分の体を使って遊ぶのが子どもの時から好きでした。中学生くらいのとき、山井太会長が某テレビ番組に出演しているのを観て、「いつかこういう楽しい会社で働きたいな」と思ったんです。就職活動の時にその記憶をふと思い出し、面接を受けました。

西本 小さい頃から家族でキャンプをしていて、自然と薪料理にも興味を持つようになり、20代前半でスペインに修行に行ったんです。帰国後、北軽井沢のキャンプ場に勤めているときにキャンプイベントの「Snow Peak Way」が開催されたんです。キャンプ場のいちスタッフとして、ユーザーさんと触れ合うスノーピークのスタッフの姿を目の前にして「スノーピークってすごいな」と思ったのがきっかけです。

栗栖 僕はもともと地方創生の仕事がしたくて。日本でアウトドアウェアのメーカーに勤めた後、カナダで4年間スノーボード中心の生活をしていました。客観的に日本を見た時に、観光業が伸び始めているのに日本では、独特な文化や魅力がありながら、まだうまく観光客を取り込めていないように見えて、もったいないと感じました。そんななかでスノーピークを知って応募しました。

なんて贅沢!湖上のモーニングコーヒー。

―ー白馬ではどんなふうに過ごしていますか? 

栗栖 平日休日問わず遊んでますね。僕と神宮司くんで、冬は8時からオープンしているスキー場で1本滑ってから9時に出社したり、春になったら3人で青木湖で水上の遊びを朝イチに満喫してから出社したり。休みの日は西本くんの家に集まってBBQやごはん会もしていました。

西本 秋のカヌーも最高ですよ。

神宮司 秋は紅葉とイカ釣りがメインですかね。

栗栖 糸魚川までも1時間かからないので、退勤後に釣りに出掛けたり。

神宮司 僕は昨日の夜も行ってきましたよ。ノーヒットでしたけど(笑)。

撮影中、シェフの西本が見つけたカヤの実とサルナシの実。

西本 僕は秋になるとキノコ狩りがメイン。山の果物もたくさん育っていますよ。

栗栖 西本くんは物心ついたときに持っていた本が山菜図鑑だったらしくて。それを今でも愛読しているらしい。

西本 食べられない植物に興味がないんです。車で白馬の山道を走っていても横目で見ただけでそれが何の植物か分かります(笑)。

神宮司 白馬は春の山菜もおいしかったですよね。

―ーすごいっ!季節ごとの白馬の楽しみ方をマスターしていますね。 

栗栖 白馬は、どの季節にも楽しみがあって、お客様にもいろんなご提案ができます。

西本 初めて白馬に来て、この施設の横の森を見たときは驚きました。この小さな森の中に山菜がめちゃくちゃ生えてるんです。ここのキャンプ場の山菜シーズンは3月の終わりから4、5月。その時に来てもらえたら、お客さんに食べられる草を紹介できそうです。

―ーランドステーション白馬ができてから、地域の皆さんの反応はいかがですか? 

栗栖 僕は毎週マルシェの担当もしていて、地域の事業者さんや生産者さんと交流する機会が増えました。やはり最初は様子を見るような感じもありましたが、回を重ねるごとに地域に浸透してきて、「リピートしてくれるお客さんが出てきた」とか「今まで知らなかった人ともつながれるし、関東圏からのお客さんとの新しい出会いがあってよかった」と言ってくれる出店者さんも増えてきました。平日には地元のお母さんが子ども連れて遊びに来てくれることもあります。レストランにもリピーターが付いてきて、いい関係を築けているなと感じています。

全力で遊ぶから白馬の魅力を発信できる。

ー―ランドステーション白馬で叶えたい夢や野望はありますか? 

西本 料理を通して白馬の自然の魅力を伝えたいですね。晴れの日も、雨の日もいいし、すべてがこの土地の食材に、自然の恵みとして巡っていて、それがおいしく料理されています。今は店内での食事がメインですが、今後はパン作りのイベントを芝生広場で企画したり、外でディナーをしたりもしたいですね。僕自身も外料理を楽しみたいです。

神宮司 僕は白馬の自然の魅力とか自然の中で生活する豊かさや楽しさをここに来た全員に伝えたいです。自分自身が全力で遊んで、店頭で直接お伝えできたらいいなと思うので、これからもたくさん遊びます(笑)。

栗栖 どんなに素晴らしい景色があって、すごいおいしい料理があっても2、3回リピートしたいかっていうと別の話。その地域の人といかにつながれるかが大事だと思います。「自然と人、人と人をつなげる」がスノーピークの使命。地域の人と遊びに訪れた観光客が接点を持てるプラットフォームを提供できるように働きかけていきたいです。

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。