【コラム】 from STAFF自然が身近にある幸せ。
新業態開発課 マネージャーYusuke Nagamatsu/永松 悠佑
Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。
今回話を伺ったのは、スタッフの永松。幼い頃、一緒に山を登りながら父が教えてくれたように、子どもたちに自然の魅力を伝えたいと、永松はファミリーキャンプを数えきれないほど重ねています。自然の中で、癒しや楽しみだけでなく、発見や出会いを経験してほしいと願う永松のアウトドアの原体験についても聞きました。
◇休日は家族で自然豊かな都立公園へ。
スタッフ 永松:
「僕の地元、あきる野市は畑や山が身近にあって、のどかなまちです。東京都内でありながら小学校では、田植えの授業もありました。
近所の秋留台公園は、緑がいっぱいの都立公園で、陸上トラックもあって、高校の時はよく部活のトレーニングをした思い出の深い場所ですが、いまは家族でしょっちゅう遊びに来ます」
「散歩や虫取り、娘の自転車の練習、ある時はお弁当を持ってきて食べたり、またある時は友人家族とキャンプの帰りに立ち寄って、ピザやビールを片手にくつろいだり。
いつでも自然がすぐ近くにあって、住むにはちょうどいい場所だなぁと大人になって改めて感じています」
◇アウトドアの原体験は、父と行った登山。
スタッフ 永松:
「僕の父は、福岡県の田舎町の出身。家の目の前には山、近くには筑後川や田んぼがある自然豊かな場所です。
そんな田舎から都会に出て働いていた父は、『子育ては自然の中でしたい』と、僕が幼稚園の時にあきる野市に移り住みました」
燕岳・大天井岳。
「近くの御岳山や大岳山へ登山に連れて行ってくれたり、キャンプしながら旅をしたことをよく覚えています。
父と体験した山登りやキャンプの楽しさが刷り込まれていたからか、僕は大人になってからも山に惹かれるものがって、毎月のように山好きの先輩の車に乗せてもらって北アルプスや南アルプスに登りに行きました」
◇未来を切り拓くきっかけをくれた、旅の相棒。
1か月かけてサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩いた。
スタッフ 永松:
「スノーピークに勤める前は、カメラを片手にバックパックを背負って、いろんな国を旅しました。
トルコやジョージアで山登りをしたり、特に思い出深いのは、スペインで世界遺産にも登録されている『サンティアゴ・デ・コンポステーラ』というキリスト教の巡礼路を1か月くらい歩いて巡ったこと。
各地の教会に安く泊まらせてもらいながら、毎日歩いて、昼寝して、ワイン飲んでまた寝て…といった気ままな生活を送っていました(笑)。その間、旅の相棒としてずっと使っていたのが、スノーピークのチタンシングルマグ220でした。
それから日本に帰国して、スノーピークのことをもっと知りたくなって調べたら、カタログの写真がすごくきれいで、驚いたんです。
僕も写真を撮っていたので、その世界観にもすごく惹かれたし、自分の育った環境とか山登りの趣味とも合いそうだなと思って、スノーピークの面接を受けました。チタンマグが僕の運命を変えるきっかけになったのです」
◇いつかは親子で、山登りを。
「そんな僕も、今では3人の子を持つ父親となりました。僕の妻もアウトドアが好きな人で、結婚前から一緒に山にも登りに行っていたのでキャンプには抵抗がなかったようで、自然とファミリーキャンプが始まって、いろんな場所に行きました。
最初のファミリーキャンプは、長女が生後9か月くらいの時。それから堰を切ったように、毎月のようにキャンプに行くようになり、上の子が3歳半くらいになった頃には、すでに10回は行っていたと思います」
「やんちゃな子どもたちがもう少し大きくなったら、一緒に山登りをして、自然の魅力や楽しさを教えてあげたいなと考えています。
もしかしたら僕の父も、そういう気持ちだったのかもしれません。まずはファミリーキャンプに親しみながら、父としての夢がかなう日を楽しみに待ちたいと思います」
Epilogue
いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。