【コラム】from STAFFキャンプを楽しみ、子育てを楽しむ。
アフターサービス課Tatsuya Miura/三浦 達矢
Prologue
社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。
今回登場するのは、店舗業務に携わる三浦です。三浦家は、もうすぐ3歳になる長女を含む3人家族。長女が1歳になる前からキャンプに出かけ、近年では北海道や沖縄など、遠方へのキャンプ旅も楽しんでいるそう。キャンプだからこそ叶えられる、家族とゆっくり過ごす時間のこと。そして、その中で得た気づきについて教えてくれました。
自然の中で遊ぶ楽しさを子どもにも伝えたい。
僕が育ったのは海にも山にも近い田舎の町で、子どもの頃は外を走り回って遊んだ記憶しかないくらい、とてものどかな所でした。自然の中で遊んだ思い出やそこで過ごした日々は、大人になったいま振り返ると、幼少期の原体験としてすごく大事なことだったと思います。
父親になり、自分の子どもにもそんな思いを味わってほしくて、娘が1歳になる前からキャンプに連れ出すようになりました。そのせいか娘は外遊びに慣れ、自然の中で過ごすことにも抵抗がないようです。
娘が1歳の時に、スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドへ。外は-20度でも「住箱」での滞在はとても快適。娘は美しい雪景色に見入っていました。
キャンプでつくる、家族の濃密な時間。
我が家の旅行スタイルは「計画はしっかりと、目的地ではゆっくりと」。北海道に行った時は5泊6日、沖縄には4泊5日、たっぷりと時間を取って、準備万端に支度をして出掛けました。
キャンプのいいところは、家族でゆっくりと時間を過ごせること。普段は娘とあまり遊んであげられないぶん、旅先では触れ合う時間をたくさんつくっています。
キャンプとはいえテント泊にこだわらず、時にはバンガローやコテージも利用します。2泊3日の旅だったら、移動の疲れも溜まりやすい1日目はコテージでゆっくりして、2日目はテントを建ててキャンプを楽しみます。そのほうが時間のゆとりもあって、奥さんも子どもも負担が少ないように思います。
野遊びで子どもの成長を感じる。
子連れキャンプって自由が利かないとか大変そうなイメージがあるかもしれませんが、出掛けるたびに子どもの成長を感じられるんですよ。1回1回、ちゃんと記憶に残っています。
「あの頃はコットで寝てたけど、次のキャンプではテントの中でハイハイしてたな」「その次は草むらを歩いてたな」とか。その時その時の情景が、昨日のことのように目に浮かびます。
長女はもうすぐ3歳。できることがだんだん増えて、これからはお手伝いもしてくれると思うので、一緒に料理もできそうです。
成長とともに楽しみが少しずつ増えて、それ以上に親子の思い出も増えていくから、キャンプと子育ての相性はバツグンだと思います。
その土地ならではの野遊びを楽しむ。
これから家族でやりたいのは、その土地、その季節ならではの遊びです。たとえば、冬の福島で、雪中ワカサギ釣りキャンプ。その時、その地に行かないとできないことだからこそ価値があると思うので、季節や場所に焦点を合わせて計画を立てたいですね。いつかは八丈島や屋久島にも行ってみたい。
子どもがもう少し大きくなったら、やりたいアクティビティもまた増えるでしょう。とても楽しみです。父親になって「家族といる時間がこんなに楽しいものだとは」と、日々実感しています。