【開発秘話】品質に、情熱を。ローチェア

今日の書斎はここに決めた。
気に入った景色が自分だけのリビングに。

常に車に積んでおき、気に入った景色の中でローチェア30を持ち出せば、自分だけのリビングが完成する。

座面の高さは地上高30cmに設定されており、腰を包むような座り心地はまるでソファに座っているかのように足を伸ばしてリラックスした座り心地が特徴。

ローチェア30に腰掛け、ぼんやりと景色を眺める時間は、忙しない日常から心と意識を開放してくれる。

自然の中に居場所をつくり、体と心を委ねる時間は格別だ。中央収束タイプの収納システムなので持ち運びや保管にも便利。

家のダイニングに近く食事のしやすい「ミドルスタイル」のテーブル高は660mm。寝転んだり、足を伸ばしてお座敷のようにくつろぐ「グランドスタイル」のテーブル高は300mm。その中間にあたる400mmのテーブル高が丁度いい「ロースタイル」。その代名詞とされているのがローチェア30だ。

そんなローチェア30が生まれた背景にある、圧倒的な情熱のストーリーをご紹介します。

座り心地と収納性。奇跡的な構造を持つチェア。

目線が低くなることで、リビングの中では空間が広く感じ、屋外では花見感覚のように自然を身近に感じてもらいたいと思ったからだ。

これまで様々なプロダクツを開発し、市場を驚かせてきたスノーピーク。リリース後も、更によいものにすべく定番品のリニューアルをすることもあるが、今もなお、「奇跡的なチェア」として開発者の中で語り継がれる完璧な構造をしたチェアがある。それがローチェア30だ。

フォールディング式のチェアを開発する際、収納性と座り心地が最も重要となるが、特にローチェアに関してはそれら両方を妥協することなく兼ね備えたチェアはまずない。

それは、収納性に力を注げば座り心地に問題が生じ、座り心地に意識を傾ければ収納性に妥協が生まれるからである。

多くのメーカーは、収束構造からつくっていく。しかし、スノーピークは座り心地を優先した上で収束性を求めていき、細かな数値計算により、複雑に絡み合う開閉の動作を、どこもぶつかることなく行うことが可能となった。もしも1mm設計がずれてしまえば、成立しない構造だ。

計算され尽くされた角度設計と快適性の秘密。

ローチェア30の優れている点は、フォールディングタイプでありながら、座った時極上のリラックス感が味わえる設計だろう。

まずは高さの設定が絶妙であること。そして膝裏から首にあたる座布の角度の細かな設計も、リラックス感のポイントだ。膝裏の当たる角度、腰の角度、首を預けやすく後ろに傾く角度など、人が心地いいと思える角度に設計されているのだ。

前かがみになった際にも作業しやすく考えられており、例えば焚火台に薪をくべる際にも、自然な体制で行うことができる。

「リラックス」に重きを置いた素材選び。

また、ローチェア30のアームレストには竹集成材を使用しているが、開発当時、アームレストに自然素材を使うチェアは、家庭用には多かったもののアウトドア用ではまずなく、多くはアルミ製のものだった。

しかし、腰掛けた際に手が触れる部分に自然素材を使うことで、リラックス感は確実に生まれるということに、開発者は気づいていた。

それは、いち早く「リラックス」という要素の重要性に気づき、快適性を常に追い求めてきたスノーピークならではの気づきだった。

それらの快適性と場所を選ばないデザイン性の高さから、アウトドアだけではなく室内で使用するユーザーも多い。

自然と一体化するロースタイル。

こうして完成したローチェア30は、座り心地と収納性、そして形態の美しさの全てを兼ね備えおり、開発者の視点から見ればもはや奇跡に近いプロダクトと言える存在になったのだ。

また、ローチェア30と互換性のあるMyテーブルは、ワンアクションで開き使用できるサイドテーブル。

中央収束のローチェアと組み合わせるとピクニック感覚で使用でき、単独ではミニマムなキャンプシーンにも活躍する。Myテーブルは、ロースタイルの核となる重要なアイテムだ。

キャンプシーンではもちろん、常に車に積んでおき、気に入った景色の中でローチェア30とMyテーブルを持ち出せば、自分だけのリビングが完成する。

ローチェア30はこうして生まれたのだ。