【コラム】 from STAFF波乗りに学ぶ人生観。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回、話を聞いたのは、店舗業務に携わる小田部です。「サーフィンは、人生に似ている部分がある」と小田部は言います。自然のリズムを感じ、客観的に自分を見つめ直すためにもサーフィンは必要なんだそう。小田部にとってサーフィンはどんなものなのか、くわしく教えてくれました。

◇身震いするほどの興奮。

スタッフ 小田部:
「僕は趣味でサーフィンをやります。海に行かない日も波情報をチェックするくらい、どっぷりハマっています。

サーフィンは海に行く前から始まります。まずは情報収集。風向き、波の向き、潮の動き、混雑状況の予測などを行い、一番遊べるポイントはどこ!?とリサーチするのも楽しいんです。

海に向かう前はいつもそんなことを考えています。予測が外れてしまうこともありますが、思った通りその日の最高な波に当たると、それはもう身震いするくらい興奮します!」

◇自然のリズムに逆らわないこと。

スタッフ 小田部:
「アウトドア全般に共通することですが、サーフィンも自然のリズムには逆らえません。昔、サーフィン仲間と伊豆にトリップに行ったときに、見るからに自由な香りがただよった中年のおじさんに出会いました。

改造バンに乗り、ロングボードを5~6本積んで、まるで雑誌から出てきたような人でした。お話を聞いていると全国の海を回ってサーフィンをしていると教えてくれました。

キャリアも30年以上あり、サーファーとしては大先輩でした。その方が『どんな波でも楽しまなきゃだめだよ!』と言っていたのが、今でもとても印象に残っています。

キャリアがあるほど『今日は潮回りがだめだ』『サイズが足りない』『ブレイクがいまいち』など、海に対して厳しいことを言う人が多い印象を持っていたため、僕はすごく驚きました。自然と遊ぶことは自然に逆らわないこと、自然のリズムと歩むことの大切さを学んだ気がしました」

◇サーフィンは人生に似ている。

スタッフ 小田部:
「ちょっと大げさなことを言うと、サーフィンは他のスポーツよりも精神世界に通じている部分が大きいと感じます。波待ちをしていると空と海の色が交わり、その場の空間に溶け込む感覚を味わうことがあります。

サーフィンは人生に似ていると、僕は思います。いいときもあれば悪いときもあって、ときには波を譲ったり、いい波が来ても力んで失敗したり…。壁を1つ越えるたびに達成感があり、課題がまた生まれる。力量と理想のバランスを保ちながら、自分のステージを見つけるんです。
 
他人や世の中と比べないことの大切さ、自分の居場所と仲間を見つける喜びも感じられます。歯車が合わないとき、迷っていることがあるときは海に入り、自然のリズムを感じ、客観的に自分を見つめ直すことができるのも、サーフィンの魅力です」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。