【コラム】 from STAFF野遊びで地域とつながる。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回、話を伺ったのは、店舗業務に携わる里中です。音楽業界、料理人、ブライダル業など、地域で活躍するさまざまな業種の方々とキャンプを楽しみながら関係性を築き、多種多様なアイデアやスタイルをミックスさせながら「○○×野遊び」という、それぞれの強みを活かした取り組みを考えています。キャンプが地域とつながるハブになる――そんな野遊びの時間について聞いてみました。

◇15年間勤めたアパレル業界から転身。

スタッフ 里中:
「僕がスノーピークに入社したのは、今から5年以上前の2016年2月。それまではアパレル業界で15年間働いていました。

スノーピークのスタッフは、親がキャンパーで子どもの頃から自然に親しんできた人が多いですが、僕は親が非キャンパーでした。だから、子どもの頃に自然の中でキャンプを楽しんだ原体験はないんですよ。大人になってからも、遊ぶ場所は自然の中よりも街の中が多かったです」

「アパレルの会社を退職してスノーピークに入社しようと思ったのは、子どもが生まれたことがきっかけでした。休日に子どもを連れて公園でピクニックをするようになり、スノーピークのテントでキャンプを楽しむ人を見て、自分も外で遊ぶことに軸を移していきたいと思うようになりました。スノーピークがアパレル事業を立ち上げたタイミングも重なったこともあり、スノーピークの門を叩いたんです」

◇異業種交流キャンプのはじまり。

スタッフ 里中:
「スノーピークのミッションに『自然と人、人と人をつなぐ』があります。僕はスノーピークに入って初めて贅沢なキャンプを体験し、自然の素晴らしさを知りました。僕自身も店舗でただ物を売るだけではなく、いろんな人とつながりながら野遊びの魅力を伝えていきたいと考えていたんです。

そして、2017年にお店の周年キャンプを始めたのをきっかけに、キャンプイベントを自主企画するようになりました。バックパッカーのコミュニティや音楽業界の方、料理人、ブライダル業界の方など、店舗やイベントで知り合った、さまざまな業種の人を誘い、一緒にキャンプをするようになりました」

「キャンプで異業種交流会を開催するような感覚でやっていたのですが、本質的な野遊びの価値を多くの人と分かち合えることに気がつきました。

彼らのほとんどがキャンプ未経験者でしたが、僕自身が数年前まで非キャンパーでしたから、キャンプに興味があってもまだ始められていない人の気持ちも分かります。そんな方たちにも、キャンプイベントを通して外で過ごすことの豊かさを伝えられたらと思ったんです。

それがスノーピークのミッションであり、僕自身の楽しみにもなっています」

◇出会いの数だけ「○○×野遊び」が生まれた。

スタッフ 里中:
「知り合った方々のそれぞれの業界の強みを生かして、色々なキャンプスタイルを楽しんでいます。そのおかげで、新しいアイデアも浮かぶようにもなりました。

例えば、音楽業界の人とは『音楽×野遊び』でフェスなどの協力をしたり、料理人とは『料理×野遊び』で和洋折衷のフルコースが食べられるグルメキャンプをしたり、ブライダル業界の人とは、いつか『結婚式×野遊び』でアウトドアウェディングができないか?などの話をしていて、業種を超えた取り組みを考えられるようになりました。今後どう展開できるかワクワクしますね」

「また、さまざまな業界の人とキャンプをすることで、そのコミュニティの中で人と人がつながっていくのもとても嬉しく感じます。

今まで全く関わることのない職種の人々がキャンプを通して出会い、つながることで、多種多様なアイデアやスタイルをミックスして、たくさんの『○○×野遊び』が生み出せるのではないかと思っています。それをきっかけに、より多くの人々に野遊びの価値を届け、地域に何かしらの形で還元していくことができれば、こんなにも幸せな仕事はありませんね」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。