【福岡】from STAFF宿泊してみました vol.5
Snow Peak 大宰府Sohei Noji/野地 蒼平

Prologue
「アウトドアに興味があるけど、キャンプはまだ行ったことがない」「キャンプ道具を何からそろえればいいか分からない…」。そんな初心者の方でも気軽に泊まりでアウトドアを楽しめる、スノーピークの宿泊拠点をご紹介します。
今回は福岡県福岡市にある「Snow Peak YAKEI SUITE」へ、スノーピーク太宰府のスタッフ野地が、妻と一緒に訪れました。街の中心部からもアクセスしやすく、自然豊かな環境で“アウトドアラグジュアリー”を提案する宿泊施設です。
美しい森と、街を見渡す眺望を持つ油山で、ここでしか味わえない特別な時間を過ごせたようです。

日頃からキャンプや登山に親しむアウトドア派の二人。
◇PM 15:00 到着&チェックイン。
野地
「スタッフやお客様から評判を聞いていた『YAKEI SUITE』に泊まれると聞いて、夫婦共々、この日を心待ちにしていました!
着いてまず驚いたのは、博多駅や福岡空港から車で30分ほどという街からの距離の近さ。それなのに緑が豊かで、見晴らしも良くて、とても気持ちがいい場所ですね」

チェックインはフロントにて。
「さっそくフロントでチェックイン。ウェルカムドリンクとして、梨のまる絞りジュースをいただきました。福岡県朝倉市にある果樹園でつくられたものだそう。地の物にこだわりながら、季節ごとに旬のものをご用意していると、スタッフさんが教えてくれました」
「さて、いよいよ今日泊まらせていただくお部屋へ。VILLA、COTTAGE、LAND CAVEという3タイプの客室があり、今回はLAND CAVEに泊まらせていただきます。なんといってもこちらは、スノーピークがYAKEI SUITEのために開発した特別仕様のテントなんです」

手前がリビングスペース、奥には寝室スペースが広がる。
「キャンプに近い感覚で滞在できるように設計されているLAND CAVE。洞窟をイメージした形状が特徴的です。2ルームシェルターのような幕に囲われている安心感もありながら、空間は広々。ひとつひとつの設えも洗練されていて、ついついあれこれ見入ってしまいました」

地元福岡でつくられた緑茶やコーヒーも用意されている。
◇16:30 「朝倉」と楽しむ燻製体験

ベーコン、あらびきステーキは、佐賀県唐津の専門店「唐津くん煙工房」のもの。
野地
「普段キャンプに馴染みがない方も気軽に体験できるオプションとして、アウトドアコーヒー体験と燻製体験が用意されています。せっかくなので今回は燻製体験に参加させていただきました。
スノーピークの『コンパクトスモーカー』で、ベーコン、あらびきステーキやナッツなどを燻製していきます。燻製チップは桜やりんごなど複数の中からお好みで選べぶことができます」

樽で長期間熟成させた麦焼酎をベースにしたリキュール。芳醇な香りと美しい琥珀色が魅力。
「さらに贅沢なのは、お酒とのペアリングも体験できること! 福岡県朝倉市の老舗酒蔵『篠崎』のリキュール『朝倉』シリーズを飲み比べられるんです。
ウイスキーのような味わいで、スモーキーなお肉やナッツとの相性はバツグン。お酒好きの方なら、間違いなくテンションが上がりますね」

ストレート、炭酸割りなど、好きな飲み方でテイスティングできる。
◇19:00 LAND CAVEでディナータイム。
野地
「だんだんと日が暮れ始めると、スタッフさんが部屋まで食事を運んできてくれました。オリジナルの『OKAMOCHI』の中には、本格的なフレンチの品々が。これらはパリでミシュラン一つ星を獲得した吉武広樹シェフが手掛ける『Restaurant Sola』による料理だそうです」

この日のメインは、宮崎県産経産牛ロース。ゲスト自身が好みの加減で焼き上げる。
「本格フレンチながら、キャンプの要素も取り入れられていて、スノーピークのバーナーを使って自分たちで前菜を温めたり、メインのお肉を焼き上げます。
部屋食の場合、温かい料理の提供が難しいという課題があるそうですが、こうしたキャンプの知見を生かしたアイデアによって解決されています。おかげで僕たちもキャンプの気分を味わいながら、周囲を気にせずにリラックスして食事を楽しめました」
◇PM20:30 焚火ラウンジへ。
野地
「YAKEI SUITEという名の通り、福岡市街の美しい夜景が滞在の醍醐味でもあります。食事の後、さっそく焚火ラウンジへ向かいました。
小高い丘から僕たちが目にしたのは、夜空に煌めく光のパノラマ。個人的にもまさにこの時間が、この旅のハイライト。焚火×夜景のプレミアム感に、とにかく感動でした!」

遠くは博多湾まで一望できる。日中とはまた違った、幻想的な眺め。
「イルミネーションのようにまばゆい街の灯りと、目の前で揺らめく焚火。日常と非日常が交差するようで、何ともロマンチックでした。車で気軽に来られる距離で、こんな体験ができるなんて。夢のような心地で1日目を終えました」
AM8:00 空の下でモーニング。

タープの下に設えられたテーブルで、モーニングを。
野地
「LAND CAVEのベッドでぐっすり眠って、目覚めた翌朝。受付棟へ向かい、朝食をいただきます。メニューは『パスカード』。フランス中南部のオーヴェルニュ地方に伝わる伝統的な郷土料理だそうです」

シーザーサラダを添えたチキンパスカード。
「パスカードは芳醇なバターの香りが漂う、ほんのりと甘みのある生地で、周りはサクサク、中はもっちり。チキンなどの具がのっていて、ピザのようなクレープのような…。優しい味わいで、朝にぴったりな一皿です。日本の伝統的な和朝食から着想を得た3種の小鉢と、油山産ヨーグルトとともにいただきました」
AM10:00 施設内を散策&チェックアウト。

のどかな育成牧場。夏季は15時~翌朝9時に夜間放牧が行われる。
野地
「チェックアウトは11時。時間にまだ余裕があるので、周辺を散策することに。YAKEI SUITEのすぐ近くには育成牧場があり、広⼤な草地で牛の放牧も行われています。朝の爽やかな空気を感じながら、のんびりとした牧歌的な雰囲気に癒やされました」
「ギリギリまで『YAKEI SUITE』を味わって、名残惜しく思いながらチェックアウト。2日間を振り返って、改めて油山がこんなに眺めの素晴らしいところだとは思いませんでした。ちょうど天候に恵まれて、博多湾まで眺められたのには驚きました。
福岡って都会的なイメージがありますが、実はこんなに豊かな自然もすぐ近くにあるんだと、知らなかった魅力を教えてもらいました。何回訪れても新しい発見がある場所だと思うので、僕自身もぜひまた泊まりに来たいですし、ぜひ多くの方に足を運んでいただけたらうれしいです」
Epilogue
いかがでしたでしょうか。福岡市街から車で約30分という好アクセスで、豊かな自然と美しい夜景をゆったりと堪能できる「Snow Peak YAKEI SUITE」は、日常のすぐそばにある、非日常。
忙しない日々の中でふと立ち止まって、大切な人と一緒に自然の中でゆったりと過ごすひとときが、日々を生きるためのエネルギーを与えてくれます。単なる「贅沢」では言い表せない、アウトドアラグジュアリーと呼ぶにふさわしい体験を、ぜひ一度。
今後も各地のスノーピークの宿泊拠点をご紹介します。どうぞお楽しみに。