良き相棒とともに憧れの山へ登山に欠かせないスノーピークアイテム。

数ある野遊びのなかで、自分が大好きなのは登山です。 登山は歩く、休憩する、飲む(呑む)、エネルギー補給する、歩く…言ってしまえばそれだけ。
しかし、ただ歩くということも山の中だと特別な時間になります。

日常生活のあれやこれやから解き放たれ、五感をフルに使って、自分の感情や感性に集中できる時間だからでしょうか。シンプルな過程にもたくさんの気付きや、感動が詰まっています。

今回は、これまでの登山の中でも特に思い出深い、十勝幌尻岳山行の時のお話をさせていただこうと思います。

仲間たちと臨んだ十勝幌尻岳の思い出…

自分が株式会社スノーピークに入社してすぐ配属されたのは北海道の十勝エリア・帯広市にあるスノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドです。

十勝幌尻岳は、十勝ポロシリキャンプフィールドから綺麗に見える山です。ポロシリで毎日その雄姿を見ながら、いつかは…と思っていましたが、なかなか挑戦できない理由がありました。ヒグマが怖かったんです。でも帯広で出会った登山仲間のおかげで恐怖心を乗り越え、十勝幌尻岳にチャレンジしようということになりました。

十勝幌尻岳へはまだ雪の残る4月上旬にチャレンジしました。山仲間3人で早朝から出発し、順調に頂上を目指して歩みを進めました。手つかずの自然が残る登山道、ふと3人が動きを止めて静かにすると、聞こえてくるのは山の中で暮らす生き物たちの音だけ。下界よりも冷たく澄んだ綺麗な空気に鳥の綺麗な鳴き声が響きわたります。

やっぱり登山は最高だ…と思っていたのも束の間。残雪がどんどん深くなってきたとたん、天気が急変し、ほぼ吹雪のような荒天になりました。転勤が決まっていた為、これがラストチャンスだと少し欲が出ましたが、登頂を断念せざるを得ませんでした。途中で引き返しても下山したのは夕方頃だったので、賢明な判断でしたが、みんな、心のどこかで悔しさが残りました。

下山してポロシリキャンプフィールドに戻ると夕日に染まる大空の中に、雪を降らせた雲が流れたあとの十勝幌尻岳山頂の雄姿がそびえたち、この時だけはとっても憎らしかったのを覚えています。

登山に欠かせない、僕にとってのスノーピーク3神器

いつもテント泊で登山に向かう時に持っていくのが、「オゼン ライト」「レギ」「ファルPro.air 2」です。

キャンプよりもはるかに体力を消耗する登山では、すごくお腹が減ります! ソロでもグループでも食事の時間は登山の楽しみの1つですが、その時間をより良いものにしてくれるのが「オゼンライト」。これがあればでこぼこな地面の上に平坦な場所をさっと用意でき、楽しい時間をサポートしてくれます。

そして「ヤエンストーブ レギ」も食事を作るのに最適。安定性も抜群で、収納もコンパクトになる優れものです。組み立てる過程と、組み立てられた姿がとてもかっこよくて気に入っています。

写真は、先日、白馬三山を縦走した時のもの。

最後に、十勝幌尻岳は残念ながら途中敗退となってしまったので、テントを使うことはありませんでしたが、スノーピークのテントの「ファル Pro.air 2」を愛用しています。前室があり、ダブルウォールなのでとても快適に過ごせています。軽さも重要ですが、テントで過ごす休息の時間も大切にすることにもこだわっています。

はるか遠くにそびえる高い山でも、一歩一歩の積み重ねで必ず頂上にたどり着けるという成功体験をもたらしてくれる登山は、私にとって大事な野遊びです。そして、帯広の仲間たちと貴重な体験ができたように、人とのつながりも強くしてくれます。

十勝幌尻岳は帯広の山仲間と自分をつなぐ約束の山になりました。
いつかきっとまた同じメンバーで十勝幌尻岳に挑戦します。

のはら・りゅう/スノーピーク入社3年目。 東京生まれ育ち。転職してスノーピークに入りすぐ北海道・十勝のポロシリキャンプフィールドへ。職場であり、大好きなキャンプ場であり、自宅のような場所であり、仕事であり、プライベートであり…色々な境界線が曖昧になったポロシリでの2年間を経て、新潟に転勤。 キャンプフィールド勤務は仕事を終えて、いつでもそのままキャンプができて最高の環境です。お客様とのコミュニケーションも一昼夜同じ空間にいるので、やっぱり濃密で、お客様とスタッフという垣根を越えた関係が作れるところが醍醐味です! 休日は登山かキャンプへ!