野遊びのきっかけ。フレーム構造が美しい、Pro.airシリーズ

スノーピークのテント、「Pro.air」シリーズは、2017年にリリースされた新ライン。テントの居住性や快適性を維持しながらも軽量化を実現しています。そんなPro.airシリーズで野遊びにどハマりした小噺をひとつ。

見た目重視の僕が一目惚れした「Pro.air」シリーズ

小学校3年生くらいの頃から「テント」そのものに興味を持ち始め、祖母に買ってもらったテントでよく庭キャンプをしていました。キャンプ自体ももちろん楽しいのですが、テントのシルエットがとにかく好きで…。それ以来、テントは「まず見た目」。フレーム構造などを含め、面白いデザインが好きなんです。

だから、Pro.airシリーズを見たとき、正に電気が走ったような衝撃が走りました。まさに一目惚れ。シルエットが本当に美しいのでニューヨーク近代美術館に永久保存してほしいと思っているくらい。ロゴの主張がないので、知らない方が見たらSnow Peak製品なのかわからない方も多いと思いますが、個人的にはそんな控えめなところも気に入っています。

スノーピークに入社して初めて買ったシェルターが「モーグPro.air」。まったくもって安い買い物ではなかったですが、即決。購入後、そのままキャンプへ行ってしまいました。

大地にしっかり根をはるような印象の「モーグPro.air」

よく行くキャンプ場は、中禅寺湖や西湖といった人工物が少なく、景観が美しい場所。そういった場所でPro.airシリーズのテントを立てると、生地のカーキ色が大自然になじんで本当に美しいんです。春夏秋冬どのシーズンでも、晴天時、雨天時、積雪時といったどんな天候の中でも、色々な表情を見せてくれて、惚れ惚れしてしまいます。

デザイン、機能美。自然との調和性。説明が難しいですが、同じ感性の方とお話しするとすごく盛り上がります。「考えるな、感じろ」と(笑)

デザインの良さはもちろん、機能性の高さも惚れる理由に

現在は、Pro.airの「モーグ」、「ヴァール」、「ヘキサL」を愛用中なのですが、Snow Peakスタッフの中ではいちばんPro.air愛があると自負しています(笑)。去年、Snow Peak Wayなどのイベントを含め45泊ほどしましたが、Pro.airシリーズは生地が軽量でしなやかなので設営がとても簡単で、助かるなと改めて感じました。ドッキング機能など、Snow Peakらしいこだわりもしっかりあり、デザイン性の高さだけでなく、スペックの高さもばっちりなんです。

この3つのテントは、僕の場合、時期、人数、天候で使い分けています。どれもソロ、デュオ、グループで対応出来、軽量でしなやかなので1人でも設営可能なところがポイントです。

「モーグ」はメッシュパネルが上部のみに設置されているため、側面がメッシュになっているタイプのテントと比べると、プライベートな空間をしっかり確保できます。もちろん、室内の熱の排出も十分可能です。

「ヴァール」はインナーテントを人数に合わせて変更できるのがポイント。ソロだと2ルームのように使用できるので、リビングと寝室と使い分けることができます。

Pro.airシリーズから広がる、キャンパー同士の交流

キャンプ場ではものめずらしさに声を掛けられることが多々あり、「実はこれSnow Peakなんです」と言うと、ほとんどの方に驚かれます。そこから話が盛り上がり、色々ご馳走して頂いたなんてこともありました。

ずっと焚火をする人、お酒を嗜む人、ゆっくり自分だけの時間を過ごす人…。キャンプに行くといろいろな方がいて、世代も、仕事も、地位もまったく違う人たちとフラットに過ごすことができる。たくさんの新しいことを吸収でき、常に勉強になっています。

「Pro.air」シリーズをきっかけにした会話、新たな出会い、それを通じて生まれる人との繋がり。さまざまな経験をし、人生が豊かになる。これが、キャンプがたまらなく好きになり、し続けている理由なのかもしれません。野遊びしたくなったら声をかけてください。そのきっかけになれたら、とても幸せです。