【コラム】 from STAFF山でリセットする、私の都市生活。

Prologue

社員である前に、キャンパーであれ。日本をはじめ、世界中のスノーピークのスタッフは、それぞれの「野遊び心」を開放して、自然の中でも、くらしの中でも、全力で野遊びを楽しんでいます。

今回話を伺ったのは、店舗業務に携わるスタッフ内藤。新潟平野の真ん中の三条市から、表参道へ。異動で大きく環境が変わった内藤は、その変化にちょっと戸惑い、そして楽しみ、これまでと違う気持ちで、今、自然と向かい合っています。都会にいるからこそ感じられる山での時間、新しい野遊びについて聞きました。

◇自然の中で過ごすことへの憧れ。

スタッフ 内藤:
「スノーピークに入社し、仮配属期間を経て配属されたのは、新潟の本社に隣接するお店、HEADQUARTERS(以下、HQ)です。自然に囲まれた環境のHQは、私にとって理想的な職場でした。

自然が好きになったのは、父の影響が大きいです。秋田出身の父は、釣りをしたり山で遊んだりした少年時代の思い出を、幼い私によく話してくれて、身近に山や川があっていつでも遊びに行ける環境を子どもながらに羨ましく思っていました」

「子どもの頃はキャンプや鉱物採取などに家族でよく出掛けていて、“自然に触れに行く”という体験がとても楽しかったこともよく覚えています。

そしてキャンプや登山、スキーなど野外実習のある大学に進学し、卒業後はスノーピークに就職。自然へのあこがれや「自然が好き」という気持ちがすべての原動力になっているように思います」

◇HEADQUARTERSから表参道へ。

スタッフ 内藤:
「1年8カ月のHQ勤務を経て、現在は表参道店に勤めています。異動してまず一番の変化は、服装かもしれません。

HQではTシャツにショートパンツという動きやすさ重視のとってもラフな服装が多かったのですが、表参道店の雰囲気に合う服装を意識するようになりました。Instagramをチェックしたり、おしゃれな人を真似したりして、少しずつ勉強しているところです」

「表参道界隈にはアウトドアブランドのショップが多く、アウトドアショップの人たちで構成されるコミュニティもあります。情報交換をしたり、お互いの製品を貸し合ったりして、ブランドを越えた横のつながりを深めて、エリア全体を盛り上げていこうと取り組んでいます。

こういった交流はこれまであまり体験したことがなかったので、人が集まる都会ならではの良さだなと感じます。そして、そうやって日々たくさんの人に刺激を受けていると、なおさら山に登りたくてたまらなくなってくるのです」

◇都会と山、日常と非日常のいいバランス。

スタッフ 内藤:
「自然が近くにあるのが当たり前だった環境から、ビルに囲まれた都市で働くようになって、山への想いはますます強くなりました。

都会で働き、休日は山へ行く。そんなふうにバランスをとりながら日々を過ごしています。休みの日に山へ行くことを楽しみに、毎日を生きていると言ってもいいほど(笑)。

登山には、休みを合わせやすいスノーピークの仲間とよく出掛けます。みんなで話し合って行き先を決めたり、その日の天気を調べたり、計画を立てる段階からワクワクしています。

気の置けない仲間と一緒に、山頂やテン場で夕日や朝日を見て、みんなでラーメンを食べて…。ただ山にいるだけで楽しいし、山の中にいる時の自分が、一番自分らしいと感じます。

都会ならではの良さも享受しながら、情報や人の多さに疲れた時には、山に行ったり、自然の近くに出掛けたりして、自分をリセットする。自分にとってちょうどいいバランスを見つけることで、都市生活をより心地よく過ごせるような気がしています」

Epilogue

いかがでしたでしょうか。オンもオフも野遊びを全力で楽しむキャンパー揃いのスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。是非、店頭、イベントなどでお気軽にお声がけください。