【コラム】from STAFF初めてのファミリーキャンプ

井上家は、妻と、もうすぐ5歳になる息子の3人家族。
今回は、2015年7月に息子を連れて初めてキャンプに行ったときのお話をさせていただきます。

幼い子どもをキャンプに連れていくときに意識すること。

1歳になって間もない息子を連れていくことに対して若干の不安を抱えていた妻と、一緒に行く妻の妹家族の子どものことを考え、最初に選んだキャンプ場は、スノーピーク奥日田キャンプフィールド。当時、僕は大宰府店に勤務していて、これはまだ僕が奥日田勤務になる前のお話です。

小さい子どもがいる私がキャンプ場を選ぶときは、2つのポイントを意識しています。

①家族と楽しく過ごせて、かつ家族を連れて行きたいと思える場所であること。
②1泊でキャンプをする場合、車での移動時間が自宅から3時間圏内であること。

1泊の場合は、キャンプ場で過ごせる時間は、初日のお昼過ぎから翌日の午前中までが一般的です。キャンプ場でゆっくりのんびり過ごしたい井上家は、滞在時間をできるだけ長くするために、1泊の場合は大体2~3時間圏内であることを条件にキャンプ場を決めます。2泊以上であれば、少なくとも丸1日はキャンプ場でのんびりと過ごせますので、移動時間より家族を連れて行きたい場所を優先しています。

当時、この2つのポイントを押さえていたのが、スノーピーク奥日田キャンプフィールドだったんです。

7月という夏場の場合は標高が高い方が涼しく快適ですが、奥日田キャンプフィールドは、標高は950mの高さにあり、近くに流れる小川のおかげで爽やかな風が吹きますし、川で涼むこともできるので夏でも快適に過ごせるのがよかったですね。また、きれいなトイレとお湯が出る炊事棟もあるので、小さな子どもがいるときはこういった設備が整っている場所の方が心強いと思います。

子どもたちの目線に合わせてアイテムを選ぶ。

この日のキャンプでは、井上家の寝室兼共有リビングとして「ランドロック」、妹家族の寝室として「アメニティドームM」を持っていきました。そのほかのアイテムは、子どもたちの身長や使い勝手を考えてセレクトしました。
 
例えばリビングスペースでは、400mm脚の「アイアングリルテーブル」を使っています。「アイアングリルテーブル」は、4種類の高さの脚から好みのものを選べるのですが、400mm脚は、ローチェアと合わせるとぴったりな高さなので、子どももストレスなく手が届くんです。椅子はもちろん「ローチェア30」。ローチェアにすることで、子どもも立ったり座ったりしやすく、過ごしやすいのではないかと思っています。そして、子どものベンチとしてもお昼寝用のベッドとしても使い勝手のよい「コット ハイテンション」も外せません。もちろん大人のお昼寝用にもなりますよ(笑)

食事のときは、子どもたちには「チタンシェラカップ」を用意します。ごはんでも汁物でも入れられますし、取っ手がついているので小さな子どもでも持ちやすいのがいいんです。

寝室には、「ワンアクションちゃぶ台」か「MYテーブル」をいつも置いています。寝る前に読み聞かせする絵本や飲物を置いたりできるので、子どもの寝かしつけがスムーズに。あると意外と便利ですよ。そもそもキャンプで遊び疲れて、大体キャンプの時は普段より寝つきがいいですけどね(大人も一緒です(笑))。

キャンプでは、子どもの好奇心を満たしてあげたい。

子どもと野遊びするとき、いつも心掛けていることは、“大人の先入観で子どもの可能性を潰さない”、“子どもがやりたいということは、できる限り協力して一緒にやるか、見守る”、そして一番大切にしていることは“子ども(の可能性)を信じる”ということ。“親”という字は、“木”の上に“立”って“見(守)”ると書きますからね。

テントを設営するときも、子どもだけではペグを打ち込む力がまだ足りないので、一緒にハンマーを持ってペグを打ったり、私が打ち込んだペグの後を「仕上げお願いね」とペグ打ちの真似事をさせてあげたり。まだ歩けない息子には設営の様子を見てもらいたかったので、私が肩車をしながらロープを張ったりしました。

テント設営後、一緒に遊ぶときも、ボールで遊んだり、鬼ごっこしたり。息子には虫や草花の話をしながら一緒に観察したり、とにかく思いっきり一緒に遊びます。夕食を作るときも、材料を切ってもらったりして一緒に作ります。当時1歳だった息子はこのときは何もできませんでしたが、4歳になった今では一緒に料理を作れるようになりました。自宅でも料理のお手伝いを積極的にするし、おままごとセットで毎日夕食を作ってくれます(笑)。子どもの「やってみたい!知りたい!」という気持ちをキャンプで満たしてあげることで、日常でも積極性が育まれていくような気がしますね。

子どもたちも一緒に夕食の準備を。

寝る前の親子団らん。テント内で小ぶりなローテーブルが役立ちます。

最後に(まだまだ話は尽きませんが…)、我が家は、息子の2歳の誕生日のときに「ペグハンマー Pro.C」をプレゼントしました。MYハンマーがあるとキャンプでもテンション上がります。僕もそうでした。息子も4歳になって、ペグダウンが少しでも甘いのを見つけたら「ペグは全部打ち込まないとダメだよ」と自分から僕たちへ教えてくれるようになりました(笑)。

キャンプは親子にとって最高のコミュニケーションツールであると、自信を持って言えます。これからも楽しい井上家のアウトドアライフを築いていきます。
奥日田や、どこかのフィールドで皆さんとお会いして、こんなお話ができることを楽しみにしております。