Fly Fishing Camp 2025 in 白馬 イベントレポートフライフィッシングを、誰にでも開かれた体験へ
ブランドデザイン課Sato Kei/佐藤 圭

Prologue
2025年2月よりフライフィッシング事業を本格始動したスノーピーク。そして新たに 「Snow Peak Fly Fishing Camp」 というイベントもスタートしました。
フライフィッシングを、もっと気軽に、もっと身近に楽しんでほしい。ただ釣るだけではない「自然とつながる時間」を多くの人に届けたい。そんな思いから生まれた新しいイベントです。
「難しそう」「ハードルが高い」という声の多いフライフィッシング。しかし、本当は誰でも簡単に始められて、キャンプにも通ずる自然体験ができるアクティビティなのです。
スノーピークが実現したいフライフィッシングのビジョンに向かう、その第一歩となる「Snow Peak Fly Fishing Camp 2025」。私たちの思いが詰まったイベントの様子を、ブランドデザイン課の佐藤がレポートします。
◇テント設営からスタート

美しい白馬の山並みを眺めながらのキャンプ泊。
2025年10月中旬、長野県白馬村にあるスノーピークランドステーション白馬で開催された「Fly Fishing Camp 2025 in 白馬」。家族連れ、友人同士、ソロキャンパー、愛犬連れなど、さまざまなユーザーの皆さま、計21組51名にご参加いただきました。

キャンプ場では子どもたちも積極的にお手伝い。
参加者の皆さまには、会場に到着されたらまず、テント設営をしていただきます。もちろんスノーピークスタッフがサポートしますので、初めて設営するテントをお持ちの方や、久しぶりのキャンプという方でも安心してご参加いただけます。
◇受付・開会式

ネームプレートに名前を記入。好きなアイコンシールを選ぶ。
受付では、ネームカードと一緒に“会話のきっかけになるアイコンシール”を配布します。「家族で参加」「SNSやってます」「たくさん話そう」など、ちょっとした仕掛けが、初対面の参加者同士の距離を自然と縮めていきます。

小雨のため、大型テントの下で開会式を開催。
開会式では、スノーピークスタッフからの挨拶と2日間のプログラムについてのご案内をします。

相手のQRコードを読み取ると、アプリ内につながりの履歴が残る仕組み。
式後はさっそくコミュニティアプリでつながるスタッフとユーザーの姿も。キャンプイベントにご参加の際は、アプリをインストールしてからご参加がおすすめです(詳細はこちらから)。
◇フライフィッシング体験会場へ

参加者用のフライロッド(竿)。
会場から車で5分程度の場所にある管理釣り場「白馬八方ニレ池フィッシングセンター」に移動して、メインコンテンツであるフライフィッシングがスタート。
今回のイベントの大きな特徴は、道具を持っていなくても参加できること。ロッドやリール、フライまで、必要なギアはすべてスノーピークが用意します。「興味はあったけれど、何を買えばいいかわからない」という方でも、手ぶらで参加できるプログラムです。

サングラスがずらり。参加者は無料でレンタル可能。
JINSとコラボレーションした偏光サングラスも着用いただけます。偏光レンズは水面からの反射光を防ぐため、釣りのシーンでは水のなかの魚を見るのに大活躍でした。
◇キャスティング体験

講師を務めるのは、もちろんスノーピークスタッフ。今回のために北海道から参加。
準備が整ったら、2グループに分かれ、実釣と講習を交代で1時間ずつ行います。
実釣では、1組につき1名のスタッフがついて基礎からレクチャー。フライフィッシングとは一体どんな遊びなのか?という基礎知識や、実践に向けたロッドの握り方、ラインの軌道の作り方、水面への落とし方まで、やさしいステップで進みながら、初めての方でも徐々に楽しさを掴んでいきます。
ラインが美しく伸びた瞬間の「今の、できたかも!」という表情は、何度見ても嬉しいものです。

「エゾハルゼミ」を模したフライ(毛ばり)。
フライの基礎知識を学べる講習中には、フライ(毛ばり)、ロッド、ライン、パックなどの説明も。
初めて見るギアに「こんな細かさで魚を誘うんですね」と驚く人、経験者がスタッフと道具談義に花を咲かせる姿もあり、“学ぶ楽しさ”があちこちで広がっていました。

北アルプスの雪解け水を引き込んだ管理釣り場で実釣体験。
今回の目玉とも言えるのが、実際のフィッシング体験。
キャスティングを練習した参加者たちがいざ釣り場へ向かうと、ティペット(糸)が絡まってしまったり、目の前にきた魚を逃してしまったり、フライが沈んでしまったり…。
デビュー戦は全員が順調に行くわけではありませんが、スタッフと一緒に辛抱強く挑戦します。

釣れた喜びが、そのまま表情に現れる。
1日目で釣り上げることができたのは、参加者の2/3くらい。初めての1匹が釣れたときの驚きと嬉しさの混じった笑顔がとても印象的でした。
この日は雨が降ってきてしまったので切り上げて、釣れなかった人も翌朝のリベンジに向けてまた頑張ろう!と会場をあとにしました。

釣りたい!という気持ちはスタッフも同じ。一組ずつ声がけしながら全力でサポート。
◇カフェ&キッズエリア

釣りイベントならではの、魚の塗り絵を用意。
会場には、コーヒーやジュースを楽しめる特設のカフェをご用意しました。
さらに子どもたちが自由に遊べるキッズエリアでは、大人も一緒に楽しめる塗り絵や読書コーナーも。大人たちが釣りに夢中になっている間、子どもたちもこちらに夢中でした。

佐藤はキッズエリアを担当。
◇焚火トーク――深い交流が生まれる夜

ひんやりとした夜の空気に、焚火が心地良い。
ランドステーション白馬に戻り、施設内の「雪峰食堂」で夕食を楽しんだあとは、スノーピークのキャンプイベントではお馴染みの焚火トークの時間です。
スタッフや参加者が焚火を囲み、語り合う、スノーピークならではのあたたかい夜で1日目を終えました。

火の温かさを感じながら会話に花が咲く。
◇早朝フィッシング

魚の活性が上がる午前中はチャンスタイム。
翌朝7時、希望者の皆さんとともに早朝フィッシングへ。
白馬の湖面に薄く霧が漂う美しいロケーションに、釣果以上に、自然と向き合う時間そのものを楽しんでいる姿がありました。
◇全員が1匹以上を釣り上げ、大成功。

自分で釣った魚を手にした瞬間、思わず笑みがこぼれる。
2日間に渡るフライフィッシング体験で、なんと参加者全員が1匹以上の釣果を達成。
「初めて釣れた…!」という声や、小さな魚をそっと見つめる子どもの表情に、こちらまであたたかい気持ちになりました。

「白馬八方ニレ池フィッシングセンター」では、釣った魚を1人1匹まで持ち帰り可能。せっかくなので!と持ち帰る方も。
◇フライフィッシングを、誰にでも開かれた体験へ
「Snow Peak Fly Fishing Camp 2025 in 白馬」での2日間は、私たちのビジョンに向かって一歩前進することができた時間でした。
スノーピークは、どんな方にもフライフィッシングを楽しんでいただける入口をご用意しています。少しでもご興味の沸いた方は、ぜひ来年のイベントでお待ちしています。
人生に野遊びを、そして渓遊びを。
Epilogue
オンもオフも野遊びを全力で楽しむスタッフたちが、皆さまのアウトドアライフをサポートさせていただきます。ぜひ、店頭やイベントなどでお気軽にお声がけください。