スノーピーク(代表取締役社長 山井太、本社 新潟県三条市 証券コード:7816)は『ランドブリーズシリーズ』、『スカイネスト』、『ラックソット』、『リトルランプ ノクターン』 で、2016年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。1990年の初受賞以降、通算受賞製品数が62点となります。
「自らもユーザーである」という企業理念のもと、現場での仮説と検証を繰り返し高品質・高性能の製品開発に取り組んで参りました。これからも徹底的にユーザーの立場に立ったプロダクツやサービスを提供し、人間と自然が豊かにふれあえるライフスタイルの提案を行って参ります。
【ランドブリーズシリーズ (ランドブリーズ2、ランドブリーズ4、ランドブリーズ6)】
審査員コメント:
長く好評を博した製品を改良することは、ゼロから新製品を開発するよりも難しい。また、自社内の競合を避け、プロシリーズ、スタンダードシリーズ、エントリーシリーズと、シリーズ毎の差異を設けることも、また難しい。本製品はこの二つの課題に対する見事な解を示している。名称のランドブリーズにあるように、冷気や湿気を伴う空気を排除し、爽やかな空気の流れだけをどうやって室内に取り込むか。この相反するテーマを解決した、スノーピーク社のデザイン力に拍手を送りたい。
【スカイネスト】
審査員コメント:
「自然をより感じることのできる新しい体験価値を創出し、テントの可能性を広げる」というコンセプトのとおり、野心的な製品である。しかし構造をみると、テントというよりも、SLEEPING GEARであるスノーピークコットハイテンションの技術と素材が生かされている。機能を満たしながらも、機能を邪魔しないデザイン。堅牢さと軽量さ、組み立て易さを実現したデザイン。製品を眺めていると、人生に野遊びを、というデザイナーの意思と、職人の高い技術力が透けて見えてくる。
【ラックソット】
審査員コメント:
「日常よりも不便・不快で当たり前」というアウトドアの概念を覆しつつ、無理やり日常生活を持ち込むという違和感も、快適さを追求した座り心地と絶妙な素材の選び方によって払拭されている。アウトドアとインドアの境界をうまくぼかしつつ、ユーザーに使うシーンの自由度を与えている点が素晴らしい。
【リトルランプ ノクターン】
審査員コメント:
「使い切る」「省エネルギー」、これからの時代のモノづくりで大事にしたい視点を、このガスランタンは組み込んで開発されている。同様のコンセプトのガスランタンは他にもあるものの、パーツの構造から見直してシンプルにすることで、コンパクトさと価格を抑えることに成功している点は、審査員の間でも評価が高かった。ランプに拠らず、使うことでユーザーの環境意識を高めることが期待できる商品の開発に、今後も積極的に取り組んで欲しい。