プロダクツレビュープロダクツレビュー

クリック: 902 リンク: 4 コメント: 5

最強タッグ SS50+金剛打ちロープ

isdsysの空間

 以前からランドステーションLを設営する時、付属するガイロープと、使用していたSS40に、若干の不安を覚えておりました。
 通常のサイトで、平穏な天候ならば、なんら覚えることのない不安ですが、こと軟弱なサイトと悪天候が予想されるばあいは、あの巨体を大地につなぎ止めておくには、若干の不安を隠しきれずにいました。

 今回、初めて購入したSS50の重さと長さもさることながら、それをアンカーとし、ランステをがっちりと張るためのガイロープの選択には、ちょっと苦労しました。

 一般的に丈夫なロープと言うと、パラコードが上げられますが、パラコードの製品に記載されている耐荷重とは、7strando 550paracord 1000ft と呼ばれる規格のもので、7本束ねたときの総合した耐荷重であり、250kgなどと記載されています。このようなパラコードでも良かったのですが、今回は金剛打ちのナイロンロープで4mmの物を選択しました。

 パラコードで耐荷重250kgの物は、1本当たりに換算すると約35kgとなりますが、4mmのナイロン金剛打ちロープですと、1本の耐荷重が55kgにもなります。欠点は、パラコードのように軽いものではなく、水に沈む素材ですので、僅かな長さでも重さがあります。
 その金剛打ちロープで、10m2つ折りと、5m2つ折りを作ってみました。これらのタッグでランステを設営してやれば、ランステのルーフテープにいろいろ吊せるんじゃないかと思ってます。とりあえず、インナールームLとリビシェル用インナールームを吊してみようかと思っています。実験用として、インナールームSも含め、各種ハンガーもテストしてみたいと思っています。

 さぁ、風よ吹け! 嵐よ来い! でもお手柔らかにね。

  • ジャンル

    テント/タープ

  • 2008/8/14更新
  • 2008/8/14登録
  • 1回更新

コメント

08/8/15

たつや*町田(旧名たつや*松本)

強風が吹いた時、ロープが強すぎると・・・幕帯が切れないか心配にならないですかね・・・

ロープは安いけど・・・

isdsys

 ロープが緩んで外れたり、ペグが抜けてポールを振り回したりして、ご近所に迷惑をかけるくらいなら、幕体が破れた方がまだ救いがあるという見解です。

 特にランステは、周囲ぐるりとペグダウンする幕体なだけに、メインポールやサブポールに掛かる負担は、レクタやヘキサの比ではないと感じていますし、一番の懸案材料は、なんと言ってもルーフテープの緩みです。インナーにいろいろ吊すことを考えると、幕体だけでなく、ルーフテープがテンションを受けてくれることになるので、タープよりも強いテンションが不可欠となるわけですね。

とも

こんにちは。
そういう考え、確かにあるかもしれませんね。
私は被害に遭ったことないですが、
知り合いは車に飛んできたことあるみたいなので。

ルーフテープ、あれ自体がゆるんで来ませんでしたか?(^^;)

isdsys

>ルーフテープ、あれ自体がゆるんで来ませんでしたか?(^^;)

 確かに、取り扱い説明書の通り設営しても、翌朝になるとルーフテープがタルタルになっている事がよくありました。PPテープなのである程度の伸び率はあるとは思いますが、使用中に伸びた分は、そのまま縮むわけではないので、使って延びしろを出し切ってやるしか方法はないようです。また、ラダーロック部分の滑りもあるようですので、二重に折り返してテンションを掛けた後、更に余剰分を結束して滑りを防止しています。

 ちなみにロープの伸び率の検証をしてみました。一般的に使われるクレモナロープとSP製ナイロンロープ、今回採用したナイロン金剛打ちロープを5mで15kgのテンションを掛けた時、クレモナロープの延びしろは25cm以上にもなるのに比較して、SP製ナイロンロープでは15cm、金剛打ちロープでは、5cm程度という結果でした。
 確かにロープの柔軟性で強風を受け流すと言う、たつや*松本さんのおっしゃる理論も一理あるのですが、ロープは金属製のスプリングやゴムと違い、伸びた分が勢い良く縮むわけではないので、伸びた分緩くなったテンションの時、吹き返す風で逆方向に煽られた時など、急激に方向の変わる風を受けた時に、衝撃をかわせなくなり、ポールやロープの破損、幕体の断裂が発生するものと考えます。であれば、なるべく伸びないロープでテンションを掛け続け、ゆとり分は全て幕体側に任せるといった設営の方が、強風に耐えると考えます。

 まぁ、自然を相手にする訳ですので、全て理論通りには行かないこともありますが、取りあえず、以上の理論と方法により検証を積み重ねていきたいと思います。

08/8/16

たつや*町田(旧名たつや*松本)

そうそう。
ペグは飛ぶんですよね〜
本当に危険。

幕帯が緩めば緩むほど崩壊しやすくなるのも事実ですね。
私は、幕帯も壊したくないので、そんな時は可能な限り撤収を試みます。連泊キャンプの中日では、そうにもいかない状況もあるでしょうけど〜
崩壊しているサイトも見ているので〜
つながっておきます。