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剛炎

まゆまなの空間

先日予算の都合で購入断念と言っておきながら、結局購入してしまいました。
説明書を読んでいて気が付いたのですが、元栓は使用時「全開」消火時「全閉」でいいのでしょうか?また、消火時はボンベを正立にして燃焼させてからバルブを閉めるよう書いて有りますが、皆さん消火のつどしていますか?最後に片付ける時のみで良いのでしょうか?
液出しは初めてで火力に驚いています。

  • ジャンル

    ストーブ/ランタン

  • 2008/6/10登録

コメント

08/6/11

SP/開発・新居(ニイ)

こんにちは、まゆまなさん。
剛炎のご購入有難うございます。

ちょっとややっこしい操作方法ですが、他の方からもこちらに問い合わせがありましたので、説明させていただきます。

まずこの火力調節ツマミと元栓の、扱い方の目的は、使用後ホース内に、ガスが液体のまま残らないようにする為の操作とお考えください。

消火の際は元栓で消火(全閉)します。こうすれば消化後はホースの中の液体が気体となって排出され、液が残ることがなく、次の着火時にいきなり大量の液体のガスが出ることを避けられるわけです。もちろん着火時はライターなどで確実に点火することが条件ですが。

また着火は火力調節ツマミを開き、元栓で弱火から着火します。10秒程度経つとジェネレータが温まり、気体のガスが出る様になりますから、このタイミングで元栓を全開にします。もちろん火力が大きすぎる場合は、火力調節つまみで調節を行ってください。

消火時にボンベを正立にして消火する理由ですが。
この方法を使用しますと、缶から出る液体が気体のガスに変わり、元栓のツマミをまわしてから消火するまでの時間を短縮させることができますし、確実にホース内の液体を完全に排出することで安全に使用できます。

また液体のガスが残っていると、カートリッジの交換の際に余計なガス(液体)がカートリッジとの接続部分から漏れ出すことになります。このことも含め、正立にしてから元栓で消火しますとカートリッジを安全に交換できると言うことになります。

ちょっと説明がややこしくなりましたが、元栓の使い方と安全性というところで説明させていただきました。

最後に、液出し方式は着火時に弱火で点火します。この時タイミングがずれて液が出すぎると、赤火が出て大きな炎が上がる場合があり、その為「液出しが難しい」と思われている方がいらっしゃるようです。
しかし、通常の正立缶仕様の方式ですと、使用時に缶や燃焼器具本体が倒れますと、液体のガスが排出され、ヘッドから大きな炎が出て炎上することがあります。
通常の正立方式では、液体を安全に気化させる機能が備わっていないために起きることですが。

こういった点を考えますと、液出し方式は、一度完全に点火しますと、缶・器具の転倒に関わらず使用中の炎のまま変化がなく、安全ということがいえます。

まゆまな

大変詳しい解説をありがとうございました。次回キャンプで使用させていただきます。