snow peak club

自然の力には勝てません。

大雨は人に対するダメージが大きいけれど、強風は物に対するダメージが大きい。
暴風雨は、人にも、物にもダメージが大きい。最悪の夜だった・・・

本当はキャンプを中止した方が好ましいが、夜中で暴風雨・撤収も出来ず・・・なんて事は、連泊キャンプでは時々ある事。１泊２日なら天気予報でキャンプ中止も判断出来るけど、道具も広げ放題の連泊では撤収も出来ない。
今回の黄金週間最後の夜の暴風雨は、そんな状況で。

SP本社にも、今週からポール等の修理依頼が多く入るのではないかな？

深夜１時３０分、暴風雨の中、リビングシェルを懐中電灯で照らしながら観察しているとCポールが真横から強烈な風を受けて、大きく歪んで動いている。
近所のサイトではバタバタ音と崩壊する金属音が響き渡る。
車も大きく揺れ、シェルが崩壊する危険を感じた。
息子と妻はそんな状況でも爆睡。信じられない。
私は意を決して外に出る。

先ず、ヘキサL　PROを撤収。ロープに付いた金具が強風で飛んで顔に当たり痛い。
次に、シェルのCポールが風で歪む事を回避する為に、風に対抗する方向にサイドドアパネル・ポール用のロープをCポールに結ぶ。

風で構造が少しでも歪むと強度がダウンし崩壊に近づくと考える。シェルのポールの太さは絶妙に違い、太い順に、Aポール→Cポール→背骨ポールとなっている。
よって、「背骨とCポールを変形させない」ロープワークが重要と考えた。それがこの写真だ。

スペックを超越する自然の力に対しては、取扱説明書には無いけれども変形をキャンセルする工夫を行い、道具を守る重要性とヘキサ及びシェルの強度を感じた黄金週間最後の夜だった。

道具に異常は無し！