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寒くて動けないウラギンシジミ

へなちょこキャンパー*の空間

気温がぐんと下がり,朝外へ出ると肌寒く感じます。
つい先日まで暑い暑いと言っていたのに。

庭のハナミズキの葉が茶色く色付き,はらはらと散り始めています。
ふと白っぽいものが目に入り,見るとウラギンシジミでした。
成虫で越冬するチョウです。

気温が低く,まだ動くことができないようです。

  • ジャンル

    動物や昆虫たち

  • 撮影日

    2007年10月15日8時

  • 撮影場所

    わが家の庭のアメリカハナミズキ

  • 撮影機材

    キヤノンIXY900IS

  • 2007/10/18登録

コメント

07/10/18

isdsys

 ウラギンシジミの鱗粉を綺麗に残しつつ採集する(圧死措置等)のは、とても難しいのですね。捕虫網の中で暴れるだけで、鱗粉が舞い上がるほどですし・・・シジミチョウ科の蝶用に、切手用ピンセットを使用していました。
 シジミチョウ(ウラナミシジミやイワカワシジミ等)は亜種が発見されやすいので、一時躍起になって野山を追いかけた覚えがあります。また、シジミチョウの類は蝶道を持たないので、待ち伏せが出来ず、偶然の出会いしかないのです。
 シジミチョウ科とタテハチョウ科で合わせて50個体ほど亜種を発見しました。しかし未だに突然変異体と亜種の区別がつきにくいのもチョウの面白さなんですね〜

へなちょこキャンパー*

isdsysさん,チョウにハマッテたんですね。
ゼフィルスにハマッテいる人はけっこう多いみたいです。
切手用ピンセットって先端がターナーみたいなのですね,わが家にもありましたよ。
このように体温が低いときなら,網を使わず,親指と人差し指でそっと体をつまむと鱗粉が飛ばずきれいな標本ができるかもしれませんね。

種・亜種・個体群・個体変異などなど,難解ですね。
有性生殖する生物なら,兄弟であってもまったく同じ遺伝子をもつ個体はいないわけで,累代を重ねるたびに少しずつ変化していきますね。
亜種とする場合,個体群としてその特徴が子孫へ継承されていかなければなりませんね。そこが単なる個体変異と違うところでしょうか。