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SPワンセット(雪峰) ダブルネーム Vol.1

isdsysの空間

 最近、SPプロダクツでも、ダブルネームのモノばかり集めている。

SPワンセット、SPワンセットお猪口、SPワンセット楕円浅蜂(5寸・6寸・7寸)を拭き漆黒と、拭き漆ナチュラルを2setづつ。雪峰ワンセットを2set+廃盤の朱・ナチュラルのお猪口。これらは全部、SPプロダクツでありながら、製造元である卯之松堂(うのまつどう)のネームも入っている、所謂ダブルネームモノである。

 これらに触発され、卯之松堂のグッドデザイン賞を受賞したシェルボール5.0、6.0、7.0、8.0を初め、シェルボールナチュラル5.0や13.0渕布拭漆長角会席膳やキャニスター各種、6.0プレート黒/朱、欅湯飲、カフェオレボールなども購入してしまった。

 卯之松堂の品質保証体制は、SPのそれと大変酷似しているため、タブルネームとなっているのかもしれない。

http://www.unomatudo.co.jp/

  • ジャンル

    キッチン/クッカー

  • 2007/10/9登録

コメント

07/10/9

ひょっこりー

isdsysさん、こんばんは!

んー、卯之松堂のホームページ見たら欲しくなってきました。
これから集めようかな・・・^^;

でもまた嫁さんに怒られるんだろうなぁー
「うちのお椀、300円なのに!!!」

isdsys

ひょっこりーさん、今晩は。

 確かに、300円では買えないかも知れませんが、1000円台や2000円台で買える汁椀などもありますからね。欅の縦木取り拭き漆仕上げの漆器が、この値段ならば、普段使いの食器としても使えそうですね。

 私は、今後発売となる、シェルボールの赤(朱)を雪峰ワンセットに合う色合いか確認して、合っていれば2set購入してみようと思っています。これで、全てのワンセットに浅鉢セットがコーディネートできる訳で、一応の完結を見ます。

 どこから廃盤のお猪口(朱/黒)がないものだろうか・・・

*現実回避*

ん〜!!! ( v^-゚)カッコイイ♪
職人さんの『こだわり品』って大好き♪
私も手にしたい逸品です。

isdsys

 今回、SPの漆器製品を一通り揃えてみて思ったことは、製品プロデュースに関してSP社が傾注したパワーは、製造メーカーである卯之松堂に対しても多大な影響を与えているという事です。

 山中漆器の製造プロセスは、本来商人さんがプロデュースをする訳ですが、SPの立場は大口のオーダーを出した発注者。しかし、プロジェクト自体が卯之松堂に影響を与えた部分は、製品に求めたスタッキング性能、それに付随する個々の製品精度、製品品質の均一性、何よりもSPの製品に対するスピリッツそのものが、商人に与えた影響とでも言うのか、それは木地師である製造工程(高精度旋盤やNC加工機の導入)にも反映していると思うし、塗り師である漆職人にも、同様に多大な影響を与えたのだろうと想像する。

 その事実は卯之松堂のHPを見て察する通り、「漆器の出来るまで」というコンテンツでのモデルが、正にSPワンセットであるという点でも確認できる。また、デザイン面では、卯之松堂が製造販売している漆器汁椀の中には、SPワンセットと共有するデザインの物が存在しないにも関わらず、SPが提示したスタッキング性を持ち、和の風情をもちつつも、従来然の高台形状を持たない汁椀を非常にシンプルに処理している点など、モダンアートの領域での協調さえ感じさせるデザインで仕上がっている。

 「木」というマテリアルをアートに昇華させるポストモダニズムのスピリッツが生まれた瞬間なんて言ったら、賞めすぎだろうか。