とむ
坊さんこんばんわ。
僕ら道産子にとってはヒグマは同じ島の住民ですから、
自然と接する遊びをする時は常に頭のどこかでくまの存在を意識しています。
故人、星野道夫がこんな言葉を残しています。
野生へのメッセージ
アラスカの自然を旅していると、
たとえ出会わなくても、
いつもどこかにクマの存在を意識する。
今の世の中でそれは何と贅沢なことなのだろう。
クマの存在が、
人間が忘れている生物としての
緊張感を呼び起こしてくれるからだ。
もしこの土地からクマが消え、
野営の夜、何も恐れずに眠ることができたなら、
それは何とつまらぬ自然なのだろう。(『旅をする木』より)
あれから10年。
時が経つのは早いものです。