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Cho・3

r21maltaの空間

蝶々調査>ChoCho Cho査>Cho・3

横浜・横須賀・大和・綾瀬の4市を、9月第2週の6日間、
1日130km車で走って、視認カウント調査してみました。

その結果、いままでの常識的印象とは違った結果が出て、ちょっとビックリしました。

黄色系のアゲハ(アゲハ・キアゲハ・アオスジアゲハ・ミカドアゲハなど)
28.5%
黒色系のアゲハ(カラスアゲハ・モンキアゲハ・クロアゲハなど)32.4%
タテハ(ツマグロヒョウモン・カバマダラ・ウラギンヒョウモンなど)11.5%
モンシロチョウ・シロチョウなど 9.9%
モンキチョウ・キチョウなど 8.8%
シジミチョウ 8.3%

合計444個体を分類して記録した平均値なので
ひとつの傾向はつかめたと思います。

それにしても、どこにでもいたモンシロチョウや
モンキチョウが減って
アゲハ全盛になっていたとは…。
それと、ツマグロヒョウモン(写真)という、本州沿岸部三重県以西に
分布するといわれてきたチョウが、最近では
あたりまえにウチの庭に飛んできたりするのが、
かなり気になっていました。
それが、やっぱり定住しているという確認の意味で
この実態調査をやってみたのですが、
温暖化で、身近な生態系にも確実に変化が起きていることが
実感できました。

  • 2006/9/18更新
  • 2006/9/18登録
  • 3回更新

コメント

06/9/18

ぱどる

はじめまして。
この画像を見て思わずクリックしてしまいました。
先日近所の市立図書館の花壇で見かけた蝶々です。
羽の淵のブルーが今までに見たことが無かったのでずっと気になっていました。
ヒートアイランド現象の影響で生息域が北上しつつあるようですね。

r21malta

写真のこの蝶は、ツマグロヒョウモンの雌です。

雄は赤茶の地に、黒い斑点(豹紋)で、
羽根の淵が黒です。
まるで、キジの雄が緑地に派手な彩色なのに、
雌はヤマドリのようにブラウン地の斑点というのと
よく似ていますよね。(逆だけど)
ヒョウモンの類は、幼虫の時、スミレ科の植物を食べるんで
パンジーがガーデニングブームにのって増えたからだという説もありますが、
長野で越冬サナギが確認されたり、北上していることは
確かです。