06/7/26 |
TOM
商品名は、忘れました。(家のも切れてます)
我が家で買うのは、洗剤2種類(ゴア用とダウン用)。
(今回は、ゴアテックス用が最適です。)
通称ドブ漬け撥水。(洗濯後に使うタイプ)
(多分、ウオッシュインです)
スプレー式撥水剤(ダイレクトスプレー)です。
(補修用とかに使います 2Lのデカイボトル有り)
洗濯後、有る程度水が切れたら(24時間位)、
乾燥機に入れます。(街角の洗濯屋さんで)
頑張って下さいね。
欠点は、少し臭いと粘りが有ります。
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06/7/27 |
SP/開発・新居(ニイ)
こんにちは、ダイバーさん。
そしてコメント頂いたみなさん、ありがとうございます。
撥水について原因とメンテナンスの方法などを、その理由を含め詳しく使用状況に合わせ段階的にまとめて見ました。
まず皆さんが購入された時は、きれいな撥水が見られるはずですが、撥水はその後使用するにつれ、雨や高温、高湿を繰り返す間に性能が落ちていきます。また運搬中・収納時の生地への摩擦(こすれ)などでも性能は低下します。
撥水は表面の起毛(又は起毛に近い状態)が水玉を作ることで可能となり、ちょうど微細な毛で覆われた蓮の葉っぱを転がる水玉と同じと考えて頂ければ解りやすいかと思います。
この状態では、表面に何がしかのダメージを与えないことで、この起毛の状態を大切に維持することがメンテナンスということになります。
つまり、撤収時に表面に雨が付いていても、タオルなどでふき取ることは避け、できるだけ自然な乾燥に任せること。そして泥などは、濡れたタオルで押し当てるようにして落とすことが大切ということになります。
次に撥水の性能が低下してきた場合ですが。この時は水滴ができず表面が濡れた状態が現れてきます。この低下の原因は二つ考えられます。
一つは撥水処理の劣化で撥水成分が流れ落ち始めたか、起毛の弾力がなくなったような状態です。そしてもう一つは表面に微細なゴミが付着し起毛の表面を覆ってしまったか、起毛の間に入り込んでいる状態です。
通常はこの二つが同時に進行すると思われますが、前者の場合では経年劣化で復活させることはできません。しかし後者では付着したものを取り除くことで、ある程度撥水が復活する場合があります。具体的な方法としては、やわらかいタオルで静かに拭くということになります。ただし、あくまでも「復活する場合がある」という程度のこととご理解ください。
最後に完全に撥水が起きなくなった場合ですが。
この時は表面が全体的に濡れた状態で、撥水の処理が完全に流されてしまっており、雨はフライの傾斜に沿ってただ流れ落ちるだけとなります。もっとも裏面の防水処理は残っていますからテントそのものは使用することができます。
この状態ではフライの表面に何がしかの手を加えてやらなくてはなりません。そこで撥水スプレーの使用ということになるのですが、残念ながら初期の撥水性能と同じ性能・持続力はありません。またスプレーの性能を最大限生かそうとして、スプレーの回数を増やすとかなり割高となります。私自身が過去に試した経験からですが。
しかし、面倒でも数回の使用ごとに軽く吹き付ける方法を繰り返すのであれば、ある程度の撥水状態を維持し続けることはできます。が、数多くある撥水スプレーの中で、SP製品にダメージを与えず、適合できるベストな製品は残念ながら特定できません。
具体的に使用の段階を追って、メンテナンス等を考えますと以上のようなこととなります。
皆さんの会話の中で気が付いたことですが・・・。
TOMさんのおっしゃっている「風呂場で水洗いして」は表面のゴミを取り除く意味で、理にかなっているようですし、中性洗剤は、*SHIGEBOさんの説明の「親水効果を生み出すため」使用はしないほうがベストです
ただ、洗う際のフライの扱いが、本来の撥水を落としている可能性があります。「フライを折りたたむ」、または「手押しで洗う行為」があるとしたら、そして「風呂場から引き上げる」とすれば、当然に生地のこすれが起こります。この際に本来の撥水を落としている可能性があります。
また、フライに使用されている部材(ブラケットやジッパー・ベルクロなど)とのこすれが、撥水処理に悪影響を与えていることが十分予想され、もちろん裏面の防水加工にも悪影響がある場合もあります。
ですので、確かに微細な汚れを落とす効果があるかと思われますが、ニクワックスの使用を含め、この方法は私どもの推奨できる方法ではないですね。
極低温でのアイロンの使用ですが・・・・・。
生産時の撥水処理は生地に撥水剤を使用し、熱処理します。この場合熱により少なからず生地の劣化が起きます。生産においては生地の強度と撥水の希望するレベルを温度と時間を管理することで、微妙なバランスの中で完成されます。
アイロンをかけ、効果の持続が期待できる場合があるかもしれませんが、その判断(バランス)は難しいでしょう。
*SHIGEBOさんのO社へ問い合わせでのサービス担当の回答の、「予期せぬ影響」はいろんな意味で十分に考えられますね。
以上のようなところで、ご理解いただけますでしょうか。
追伸
撥水スプレーの使用の際は、必ず屋外で使用してください。理由は缶に説明がされていると思います。
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*ダイバ-
有難うございました これからも大切に使っていきたいと思います
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しーふぉ
大変判りやすく、参考になります。ありがとうございました。
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06/7/28 |
*SHIGEBO
ふむ さすがじゃのう!
ついでにO社のサービス担当曰く、「表面の”撥水”はしなくても気にしないでください、裏面の”防水効果”はしばらく続いているはずです!」とのこでした。 まぁ確かに裏にしみてきてるわけじゃないですからね。 なんとなく納得してしまいました。 まぁ撥水切れたらヤフオク(撥水切れにつき1円スタート!なんて)出して新しいの買うか! トッテモワタシニハデキナイコトデスガ・・・・
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tetsu
ダイバーさん、お邪魔します。
私も参考になりました。
といってもまだ撥水性が落ちるところまでいっていないのですが、”化学ぞうきん”は意外で手軽なお手入れ方法ですね。
そこでSPさんにぜひお願いなのですが、HPの方に『アウトドアテクニック』なんかもあるので、そことかに少しずつでもこのような各製品のメンテナンス情報なども載せていっていただけたら嬉しいと思います。
自分で手入れをしているとさらに愛着も湧くと思いますので、ぜひお願いします。
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SP/開発・新居(ニイ)
こんにちは、みなさん。
改めて登場させていただきますね。
過去のイベントなどでテントのメンテナンスについて、幾度となく質問はいただいて回答しておりました。
しかし、皆さんの会話を読ませて頂いているうちに、私たちが説明させて頂いたことが、断片的な内容になっていたのかも知れないと考える様にもなりました。
たとえば、「撥水面にダメージを与えないように」は撥水が十分に機能している時のメンテナンスですし、「撥水スプレーはあまり効果を期待できない」というのは本来の撥水効果と比べてのことで、完全に撥水効果がなくなった場合には、ひとつの手段ともいえるわけですから。
そこで3段階分け、原因と対応の仕方を説明させて頂いた次第です。
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*ダイバ-
シロウトが思い込みでいろいろ言ってもしかたないし危険ですからSPとしての見解が聞けたのはよかったですよ
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しーふぉ
確かに断片的でした。人間というのは都合の良い事しか記憶に残らないもので・・・(笑)
メンテナンス情報にHPに載せて欲しいです。
是非検討してください。
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07/6/11 |
ちゃちゃ朗
はじめまして。
今回SP/開発・新居(ニイ)さんのメンテ法を参考にさせて頂いたので、つながらせて下さい。おかげさまで、テントのシミが無くなりました。
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