snow peak club

　梅雨時に我々の目を楽しませてくれる花の一つ、どくだみ。

　十字型に開いた白い部分が花だと思っていたのですが、ここは苞（ほう）という葉に近い器官だそうです。植物はむずかしい。

　どくだみはお茶がポピュラーですが、葉を化膿した腫れ物に貼ると膿を吸い出してくれる働きもあります。別名を「十薬」と呼ばれるぐらい、様々な効能があり、全ての部位が利用可能。こんな植物がいたるところに生えているなんて、日本の自然に感謝したくなります。

　また食べる事もできるそうで、他の野草同様、熱を加えると独特の臭気が抜けるので、塩ゆでしてから調理、あるいは天ぷらにしたり、味噌とみりんとあえる方法もあるとか。

　食べる方は、私の住む北信濃ではあまり聞きません。どくだみを食べた事のある方はコメントをお願いします。