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ツーバーナー、液出しかスタンダードか。。。

ぽんの空間

みなさま初めまして。

今、ツーバーナー導入を検討中なのですが、
液出しにするかスタンダードにするかで迷っています。

私の理解では、液出しとスタンダードの大きな違いは
・液出しの方が200kcal出力が大きい。
・液出しの方が寒冷地での使用に強い
の2個ではないかと思っております。

冬にキャンプには行かないのですが、
春や秋の夜は結構冷え込みますよね?
その状況での使用を考えると液出しの方がいいのでしょうか?
それともスタンダードで十分なのでしょうか?

すでに購入されている先輩方の意見を聞かせてください。
お願いします。

  • ジャンル

    ストーブ/ランタン

  • 2006/4/11登録

コメント

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06/4/14

SP/開発・新居(ニイ)

こんにちは。再登場させていただきます。
坊さんのご質問にお答えするのに、ちょっとお堅いデータの話になっちゃいますが、ご了解ください。

まず新しい500缶を使用した場合、最初の15分間ではスタンダードがやや有利になります。これは赤缶の配合が原因しています。このまま連続使用しますと、20分くらいから液出しが有利になっていきます。これはスタンダードの赤缶の冷却が起きるためです。3リットル以上の湯沸しで温度上昇から解ることですが。この時点で液出しの安定した火力が勝っていることになります。この後は出力の差がどんどん開いてきます。

さて、それでは連続調理ではなく、15分間の調理を繰り返した場合はどうかという、疑問があるかと思います。たとえばスタンダードの場合、15分使用して消化後1時間の間に冷えた缶は常温に戻りますから、出力はある程度回復します。
こういった条件で、「液出し」と「スタンダード」を比較しますと、2回目の15分間の湯沸しの温度上昇を見てみますと、面白いことに15分間の最初の7分前後は、スタンダードが有利になっているにもかかわらず、15分後には液出しの方のお湯の温度が高くなっています。
2回目の使用のために、スタンダードの赤缶の中の空間が大きくなり、使用中に圧力の低下が新品より早くなっているためです。また内部の液化ガスが少なくなり、早く冷却に反応してしまうのが理由です。もちろん3回目以降はその差が顕著に現れます。
そして15分使用を3回使用した、つまり45分間使用した赤缶を常温に戻し、同じ条件の液出しの青缶と同時に4回目の点火をしますと、最初から液出しが有利となります。

以上の内容は気温20度での結果ですが、キャンプ中の調理で15分以上、または30分以上の連続調理がどの程度あるかによりますので、使用される方のスタイルによって使用感は大きく違ってくるとも思います。

話が戻りますが、「液出し」は�@液体を缶内圧力を利用して缶から取り出し、�Aジェネレーターで気化し、�B燃焼させる、この3点で、「ガソリンバーナー」に似た性質を持っています。燃料(赤缶となった場合)が変われば燃焼に大きな違いが出ます。
しかし、ガソリンバーナーでは、ガソリンに対する知識や、器具のメンテナンスの知識が必要なことは、一般的に知られています。しかし液出しの機能はこれとは違った経験を必要としています。安全に確実な方法でお使いください。

>液出しの出力差がはっきりするのであれば買い替えを考えます。よろしくお願いします。

そんなことをおっしゃらずに、お手持ちのスタンダードを使い込んでやってください。また時期が来れば液出しも今以上にどこかスペックUPする時がきます。その時までお待ちいただいてもよろしいか思います。

しっかし、なんで私が書き込むと、↑縦になが〜〜い説明になってしまうんでしょ(笑)。

SP新居さん こん○○は。

やっぱり液出しとの差はあるのですね・・・
スタンダードの不満は11月・1月・4月と寒い時期でしたので、これから暖かくなるに連れ若干は改善されますかね!
ガス缶に服を着せれば良くなるかも。
↓凄く意味ありげ・・・
来シーズンにでもパワーアップする鴨ですねぇぇぇ。
明日ワイ○○1仙台でSP何とかがあるから、行ってスタッフの方に伺ってきます。
液出しも今以上にどこかスペックUPする時がきます。その時までお待ちいただいてもよろしいか思います。

色々とありがとうございました。

SP/開発・新居(ニイ)

>スタンダードの不満は11月・1月・4月と寒い時期でしたので、これから暖かくなるに連れ若干は改善されますかね!

かなり変わると思います。20度から23度くらいを基本に器具はセッティングされていますから。

>ガス缶に服を着せれば良くなるかも。

これは逆効果になりますね。缶の周りから熱を吸収できなくなりますから、缶が冷えるのを促進してしまいます。

でも、暖かい車内に置いていた缶を、いきなり寒いところで使用する場合に限り、効果はあります。つまり缶内の液体より外気温が低い場合にはOKということになりますね。もちろん缶が気化熱で冷えて、外気と同じ温度になった時点で逆効果になります。

↑ほっ!今度は横長の説明文(^^)

D(どりんきん)隊長

SP新居さんこんにちは。徳島のD隊長と申します。
ぽんさんせっかくなのでこのKW内で質問させて下さい。
こちらのKW拝見させてもらっているうちに疑問が。
SP的には他社製品に見られるパワーブースターなるものの
開発はないのでしょうか?これが特許モノでなければスタン
ダードでもハイパワー&持続を実現できるのではないのかと。
メーカー推奨事項を守るためにもこのようなオプションがあ
っても良いと考えるのですが・・・。ツーバーナーへの応用は
厳しいかもしれませんが、スタンダードGPユーザーにとって
気になるのですが。どんなモンでしょうか。

TOM

ノーマルですけど、冬季キャンプ(12月から3月)でも、
お湯沸かす程度でしたら、問題無いんですがね。
長時間やハイパワーは、WGで対応。

液出しも2次側バルブが付けば、良いのですがね。
当然、カーボンパッキンでね。

06/4/15

SP/開発・新居(ニイ)

このスレッド、ずいぶん長くなりましたね。
えっ!?私の投稿文が長くしてるって?・・・そうかも知れません(^^;)

こんにちは、D隊長さん。TOMさん
パワーブースターは、ずいぶん以前に何度か案件として浮上したことがあるようです。企画として進行しなかった理由はちょっと私の記憶にないのですが、特許の問題があったのかもしれません。
もっとも、ツーバーナー開発のスタート当時、「液出し」ではなく性能の良いブースターの付いた製品を作るかとの話を、ちょこっとしたことがありました。
その後、結局は難解な「液出し」の方式に新しい製品としての魅力があるように思われ、進行することになったんです。
しかし開発の後半で、皆さんになじみのある赤缶使用のスタンダードも作ることになり、2種の製品として生まれました。

TOMさんご提案のカーボンパッキンの2次バルブですは、早い段階で検討されましたが、採用されなかったいきさつがあります。

WGでこのパッキンが使われているのは、温まったジェネレータの後に使われるバルブのパッキンが、ゴムでは耐熱性がないためです。この方式を「液出し」に採用しますと、気化したガスをコントロールすることになりますから、微調整やとろ火が可能になります。
ところがこの熱に強いカーボンパッキンにも欠点があります。カーボンパッキンはゴムに比べ弾力性が少ないんです。長期間使っているうちにパッキンとしての機能が低下してくることが考えられます。そのためにWGでは、万が一その部分から燃料漏れがおきても、現場でツマミ部分の六角ナットを締め付けると、パッキンの機能が復元するようになっています。でもこれは燃料が目視できるガソリンですから、確認できることです。ガス器具に使用した場合、もれたガスはたいてい臭いでしか発見できませんね。これでは危険ではないかとの意見があり、カーボンの採用を断念したしだいです。
といったいきさつがありました。

>D隊長さん
他のBBSで存じておりましたが徳島ですね。私の生まれ故郷です。なぜか遠く離れた雪国新潟に、ただいま生息しております。「(^^)

D(どりんきん)隊長

SPからブースター付きのガスバーナーが出ない事への疑問が解決しました。ブースターで安易にパワーを上げるのでなく、新発想による物作りへの姿勢に本当に頭が下がります。
みなさんがSP製品をこんなにももてはやすのもわかりますね〜。今後も楽しい物を提供してください。m(_ _)m
SP新居さんまたSPW等でお会いする機会がありましたら、いろいろお話を聞かせてください。

06/4/17

ぽん

先週末に買っちゃいました。
液出しです。
プロダクツレビューに写真載せてみました。

みなさまいろいろと助言をありがとうございました。

ご購入おめどうございます・・・(悔

私もスタンダード下に出して、液出し欲しいよぉぉぉ!

06/4/20

ぽん

坊さん、その後液出しに手を出しました??
私は坊さんのIGTシステムがうらやましいです(><)