クロヤギの日記

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2013年 9月 | 8月 | 4月 | 3月

 もう十数年以上前、バイクパーツ店のバーゲンで買った格安テントとホームセンターのこれまた格安シェラフと銀マット、それにスポーツ用品店で何気なしに選んだ某社のガスストーブとスノーピークのトレックコンボ。これが私の最初の装備でした。
 初めてのキャンプは、友人と二人で行った野尻湖だったと思います。その当時の友人とは疎遠になってしまい、私自身も日頃の忙しさから腰が重くなり、しばらくはアウトドアライフから遠ざかっていました。
 そんな中、とあるイベントがきっかけで、納戸の肥やしになっていたキャンプ道具達に日の目が当たることになりました。なんのことはない、ただ無料で提供されるコーヒーを片手に、ソロでもマスでも老若男女様々なバイク乗り達が集まるミーティングスタイルのそのイベント。最初は日帰り出来るくらいの会場を選んでいましたが、より遠くへという欲求が高まり、その時「そうだ、キャンプ道具があったじゃないか」。思い立ったが吉日ではありませんが、今のキャンプスタイルが決まったのは、正しくこの瞬間だったと思います。
 そうして復活第一回として向かったのは、「田沢湖」でした。予想以上に早く着きすぎて、雨の中やけくそで設営し、テントにこもってひたすら時間が過ぎるのを待っていたのを今でも憶えています。ちなみに、キャンプ場は「潟前山森林公園」でした。
 そこからしばらく間隔が空いてしまいましたが、やはり同じイベントで会場は夏油高原でした。その時の野営地は「千貫石森林公園」で、林間の傾斜地にウッドデッキがあるタイプのサイトを案内され、虫や鳥の鳴き声を聞きながらのんびりと涼を得ていたような気がします。
 そうこうしている内に、年一度だけではもったいないと思い始めた頃、ある日突然に「そうだ、十和田湖へ行こう」と閃いたのです。今思えばこの時が運の尽きでした。早朝に出発し、疲労困憊で現地に辿りついた私を出迎えたのは、夕暮れに染まる十和田湖の絶景だったのです。雲一つなく夕闇に染まりつつある空の下に、その色を映し出す湖と夕日に照らされ稜線を際立たせる外輪山。えも言われぬ感慨を覚えました。さらに追い討ちをかけたのが、「宇樽部キャンプ場」で湖畔に設営し、ラジオを聞きながら酒を傾けていた時に目の前に広がった光景です。月に叢雲とはよくいったもので、満天の星空に浮かぶ月と、時折横切る雲にそれを移す水面と正に絶好の月見酒となりました。
 これが契機となってドツボにはまり、年に数回は必ず出かけるようになりました。仕事他諸々の事情で一泊が限界ですが、今は付き合ってくれる新たな友人もでき、これからも可能な限りアウトドアライフを楽しんでいきたいと願っている次第です。
 等など、気が向いた時につらつらとよしなしごとを書きなぐっていこうかと考えております。
 追記:最近のお気に入りは「吹上高原キャンプ場」です。いったことのない方は是非。お勧めです。

コメント ▽全2件

13/3/3

A/J

あなたの文にはバイク分が不足しています!(笑)
てなわけで、次も楽しみにしてますYO!
と、えらそうに2輪免許も持たない私が言ってみましたが・・・
やはりブログなどを拝見しますに、バイク乗りの方のツールチョイス(及び晩飯のメニュー♪)は洗練されているように思えます。そういったところもご紹介に預かれれば参考にしたいです。

13/3/4

クロヤギ

コメントありがとうございます。
何分気まぐれなもので、次回の更新がいつになるかは分かりませんが、ご意見参考に致しますm(_ _)m