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(これは4/7-9に行ったHQCFでの話です)

ストーブ篇

この写真は20Lジャグを満タンにするべく全力で湯沸し中の図。
風防の内側、P-251には5L鍋、3L鍋がかかっており、GSSAには7L鍋。
予備としてウッドガスストーブ、GS-1000が置いてあります。GS-1000の隣はペレット収納ケース。
テントの向こう側に予備ガス缶。P-251はツーバーナーなのになぜかPrimusは1缶しかなく私は何を考えていたんでしょう(涙。一方でEPIは予備缶3つですが、実はこれ全部使いかけで半分程度しかありませんでした。SPは銀缶で2つ。ほとんど使ったことがないのでバーナーについている3缶全部フル状態です。ペレットは4回分約3.5Lくらい。

しかしこれだけ持ち運びながらなにがコンパクトなんでしょうか・・・。
火器多すぎ・・・今後の重要課題ですね(爆。
ただまぁHQCFは装備実験の場でもあるので装備が多いのは必然ではある。

P-251だけでもいいし、ウッドガス+GSSAでもいい。
輸送手段が車ではなくザックとかならここには出てこない、ETAパワーEF(でかい?でも燃料消費は少なくでも鍋はでかい)かAPSA-IIIだけになるでしょう。


色々書いてみたんですが、今回、珍しく全日程晴れでこんなことは野営をやっていた時代を通じて極めて稀です。たぶん5年ぶりとかそういうレベルです。
で、試したいことがありました。自宅ではやれないこと、キャンプ場くらいでしか出来ないこと。

ウッドガスストーブXL(製造メーカーは倒産だそうです)
うちのウッドガスストーブに木質ペレットを入れて燃焼させます。うちのだとストーブ下部に電動ファンがついていてそれが生み出す上昇気流で強制燃焼をかけています。燃焼始めと終わり以外はススがつきません。
だいたい1kgのペレットで1時間強は強火力で燃焼します。
が、火炎が大きくなり始めたら燃焼終了の合図でじきに火が落ちます。このとき内容積の6割減で火が落ちます。4割は燃焼中のペレットです。火は落ちますがジワジワと燃えておりパワーはなくとも燃焼継続中です。最初の頃15分で湧く2Lの水が、45分かければ湧く感じでそれほど非力じゃありませんし、強火で炒める調理に不向きではありましょうが、コトコト煮るのであれば最適な火加減です。
ですが、この状態は2時間くらい続いて容積の9割以上が燃え尽きて残りも冷えていくわけですが、ジワジワ燃えている状態の上に再び燃料のペレットを大量に投入して着火すれば火はつくか?という実験がしたかったのです。
一度、自宅で実験したら大量の白煙が上がり、それはもうすごい量があがり慌てて消火したことがあります。放置すると消防に通報されかねないからです。
その実験をHQCFでやりたかったのですがいままで天候不順で出来ませんでした。
今回、それをやりました。
燃焼により容積の6割がなくなった上からペレットを投入し、着火材に火をつけて下でジワジワ、上からも別に着火。
今回も白煙が上がります。それも大量に。でも周囲に誰もいないキャンプ場。
放置しててよいので、ストップウォッチで時間計測しつつ眺めます。白煙が収まるのにじつに15分を要しました。それから燃焼終了までが30分弱。
もともと追加のペレットは半分強しか入っていませんから30分で燃焼終了しても何ら不思議じゃない。
結果として言えることは、再着火させるのは得策ではなく、すなおに燃え尽きるまで放置(もしくは低熱量のストーブとして使用、今回はスープの保温に使用)したほうがよく、もしペレットストーブで燃焼させたいならべつのストーブをつなぎながら使う方がマシではないかと思いました。もちろん白煙が上がることに問題がなければ、再燃焼させるのもいいでしょう。私の場合、このストーブを防災備蓄としてもう2つ持っているのでこっちを使ったほうがいいねと思いました。ストーブと言っても小さなカマドみたいなものですが、連続で使えば3時間強は強火で使えるわけですしガス代がかかるわけでもない。火力調整できないのはネックですけどね。
ちなみにガス缶の大容量缶は800円くらいですか。ペレットですと10kg袋が650円くらい。うちのストーブでありますとだいたい12〜13回使える量です。燃焼時間でいえば1回1時間強なので12時間以上は使えることになりおそらくガスより安いと思います。もっともホームセンターで格安品のカセットガスよりは高いかもしれません。

ちなみに今回はガス缶、Primusは2缶、EPIは4缶、SPは3缶使いきりました。
使いかけが多かったとはいえ缶の数だけではなんの調理をしたんだ?という量ではあります。

実は写真にも入っていないユニフレームのネイチャーストーブも使っていました。こいつはペレットをおおよそ2kgも入れられる大型のストーブですが欠点がひとつあります。ドカ燃えするのです。そしてそのドカ燃えしているときの火炎は1m以上にあがることもある・・・火炎制御が難しいこと。あと底面の網状鋼板から気流を得るのですが輻射熱が半端ないこと。直に地面に置くと地面が熱で焼かれるのでよろしくない。火炎制御についてはネイチャーストーブLの改良版で天板が付いたことである程度改善された(うちのストーブLは初期型なんですが天板をサプライ調達して付けた)のですが、いろいろと難しい点は依然として・・・。ある意味、焚火台と変わりません。

ソロストーブ、うちのはコンパクトなものではなく大型のものを使っています。これはペレット中心のうちのウッドストーブではペレットを使わないものです。なぜペレットを使わないかといえば、底部の網の目が粗く、最下部の灰受に燃料が落ちてしまうから。会社の防風林の松から松ぼっくりを拾いまくって乾燥して燃料にしています。ゴミ袋の90L袋にして15袋も拾ってベランダで3ヶ月放置して乾燥させたものは結構燃えるから安上がりです。

今回はウッドストーブは3種類携行で使いました。


蛇足

ストーブに必須な風防
うちではユニフレームの焚き火テーブルをコーナークランプで押さえつけて4枚でもってかなり強靭な風防を構築します。写真を見ていただければわかりますが、バーナー3つ分入ります。このコーナークランプで押さえる案は私のアイディアではなく、SPCのA/Jさんのアイディアです。彼に感謝しています。
で、風防の任を解かれるとテーブルにもなれますが、面倒なのでこのままです。かなりの強い風でも風向きが回らない限り耐えられる有り難いバリアーです。