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だいぶ何年も昔の話です。
福島県のいまはもうない(らしい)キャンプ場でテントを張ったときの話です。
チェックインしたときに管理人のおじいさんからお客さんしか利用者が居ないときき、寂しいなとは思いましたが逆に空いていていいじゃんと思いました。
使用場所は指定されずご自由にとのことなので、でも広いキャンプ場のどまんなかに張るのも気が引けて施設の端の方に流れている河川が見える場所を選びテントを張りました。
もともと曇だったんですが、テントを張って夕食を済ませて寝る準備に入った20時ころだったと記憶しています。雨が降ってきました。最初はシトシトだったのが本降りに変わり、日付の変わる頃には土砂降りになっていました。当時のうちのテントはogawa製の前室のあるテントだったのですが、前室はすっかり浸水していて川になっていました。あちゃーと思いテント自体には浸水はなかったのでそのまま気にせず寝てころんでいました。もちろん結露はあるだろうということで床に機材ケースを四隅においてその上にテーブル板をおき高床にしたんですね(コットみたいな便利なものは存在自体知りませんでした)。テントの左側には自分の車を置いていまして風除けにしていました。その車がグラグラ揺れていて震動がテントに伝わってきました。思わず風速計の液晶表示部をみます(簡便な風見鶏をサイトに設置するのです)。平均8m/sとでています。人が接近してきて揺らした?と長靴を履き外に出ました。誰もおらず車も揺れていません。一人でキャンプするのは怖いものです。幽霊がどうのじゃなくて悪意を持った人間の前には無防備ですから。犯人がいるとしたらこちらを監視しているでしょう。そういうわけで自衛装備としての警戒システムを構築しました。といっても原始的なもので糸を張り鈴をつけるとか赤外線警報装置を擬装しつつ設置とかはやるのですが、それは木々の中だとできるんですが、平地ではできません。もろにバレます。それに雨だと誤作動を頻発させるので意味が無いのです。そこで車内のテントを視野に入れる場所にビデオカメラを設置して朝までずっと撮影させることにしまして3台のカメラを車内で動かしました。カメラの電気はポータブル電源からとります。そしておがくずを車とテントの周囲に散布しました。テントや車に触ろうとするとそこまで踏み込まなくてはならないから足跡がつくと・・・まぁ原始的ですよね。
一応の対策を打って1時間もしないうちにまた車が揺れています。そして今度はテントが揺れ始めました。人の気配はしないのですが、テントの一面だけが押されているので人が揺らしていると判断できます。風じゃないと思った途端に怖くなりましたが、最悪刺し違えてでも仕留めてやると無言のまま、撮影用の一脚の先端部にビクトリノックスのスイスアーミーナイフを縛り付け槍にして待ち構えていました。インナーテントの後ろから右に回っています。次は正面に来ると判断して顔にはゴーグルを装着しヘルメットを被りインナーテントの正面ジッパーを開けて前室側に移れるようにしました。さっき外に出たときに長靴でも足を取られそうになっていたので簡易アイゼンを装着しました。私が力及ばなければ殺されるかもしれないが、相手をメッタ打ちにする覚悟でいました。正面のジッパーはじつは壊れておりベルクロで固定していたのですぐに開けられます。相手は正面に回ったか端を押してきましたがでもそれ以上押してきません。まさに持久戦です。相手が確実に前に回ったら突撃をかけるつもりでいましたからこちらの動きが読まれてしまったかと思いました。影が出ないように照明は落としています。
持久戦を続けたまま2時間後に夜が明けました。
その頃には雨も止んでいたのですが、おがくずには明瞭な足跡は皆無、でも車とテントのフライシートには泥による手形が残っていました。3台のカメラの映像も全部調べましたがなんせ闇のなかで撮影ですので風雨の強い中では人影なんだか風なんだか判別できませんでした。カメラの前テントの周囲に照明を置くべきでしたが気づきませんでした。

朝、施設管理者に報告しておきました。不審者がいると思われると。そしたらおじいさんはそれは仏さんじゃないかなとおっしゃる。つまり幽霊と言いたいのですかと反問すると、このキャンプ場の裏手は村営墓地なんですとのこと。
たしかにあまり整備されていない墓地のようで、古い墓石が多いですがたしかに墓地でした。見た方はいるのですかと伺うと年に何人かは文句を言って来られますよとのこと。
うーんそういうことは調べなかったなぁ・・・。

という不明瞭なことが1回ありました。

友人のテントには夜間テントを押した人がいたが、出てみると相手が子供で、叱りつけたら相手の親が怒鳴りこんできて双方ケンカの修羅場になったとか聞きました。さんざん殺すとか生きてられないようにしてやるとか言われたらしい。そこまでやれば十分に犯罪だよ、脅迫で告発できるよ、警察呼べばよかったのにと残念がると、お前だったらやるよなと言われた。当然だろ。っていうか私だったら本当に相手を生かして帰さないかもしれないけどね(笑。

まぁ悪意のある人間のほうがオバケよりも怖いということです。

コメント ▽全1件

13/1/30

たつや*町田(旧名たつや*松本)

怖い話ですねえ

人間も

お化けも

怖いなあ


キャンプって、盗難含め悪意のある人間居ない事が前提だから
あまりに無防備です。

警戒システム構築とは!

わたしだったら、そこまでするならそもそもキャンプしないも検討するかなあと思います

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆